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東京都

オゴメとはどんな妖怪か|姿と伝承・登場する作品

オゴメ  / オゴメ

鳥の妖怪 各地の伝説

木の上で赤子の声で泣き、高笑いをする。姿は見せない。

オゴメの姿を描いた図

作者不明 「諸国百物語 うぐめ」 1677年ごろ / パブリックドメイン 出典

オゴメとはどんな妖怪か

オゴメは、三宅島に伝わる妖怪です。

東京都三宅島に伝わります

声だけが伝わっています。

木の上で赤ちゃんの産声のような声で泣きます

赤ん坊の声です。

そして、笑います。

オゴメ笑いと呼ばれる特徴的な高笑いをするといわれます

高笑いです。

姿は見えません。

姿を人に見せることはありません

木魂(木の精霊)の一種とする説もあります

オゴメの漢字表記と読み方

読みは「オゴメ」です。

別称をウグメともいいます。

「ウグメ」は「産女」に通じます。

産女を鳥の妖怪とする伝承があるが、オゴメはそれに類するものとの説もあります

産女は、子を産んで死んだ女の霊です。

赤ん坊の声で泣く点が、そこに重なります。

そして、古い記録にも同じ名があります。

延宝時代の怪談集『諸国百物語』にある「靏の林、うぐめの化け物の事」です。

オゴメ(おごめ)

三宅島での呼び名。

ウグメ(うぐめ)

『神津の花正月』での別称。

オゴメ笑い(おごめわらい)

特徴的な高笑いの呼び名。

オゴメの姿と特徴

オゴメの姿は、見えません

姿を人に見せることはありません

声だけです。

木の上で赤ちゃんの産声のような声で泣きます

オゴメ笑いと呼ばれる特徴的な高笑いをするといわれます

泣き声と、高笑いです。

正体には説があります。

木魂(木の精霊)の一種とする説
三宅島の山中で笑い声をたてる怪鳥(『神津の花正月』)。

オゴメの伝承物語

  1. 赤ん坊の声で泣き、高笑いする
  2. 怪鳥だという記録
  3. 正体はゴイサギだった

赤ん坊の声で泣き、高笑いする

オゴメは、木の上にいます。

木の上で赤ちゃんの産声のような声で泣きます

赤ん坊の産声です。

山の中で聞こえます。

そして、笑います。

オゴメ笑いと呼ばれる特徴的な高笑いをするといわれます

名のついた笑い方です。

泣き声から高笑いへ変わります。

それでも、姿は見えません。

姿を人に見せることはありません

木魂(木の精霊)の一種とする説もあります

怪鳥だという記録

民俗学者の記録では、とされます。

民俗学者・大間知篤三の著書『神津の花正月』では、三宅島の山中で笑い声をたてる怪鳥であり、別称をウグメとされています

怪鳥です。

別称はウグメです。

そして、産女と結びつけられます。

産女を鳥の妖怪とする伝承があるが、オゴメはそれに類するものとの説もあります

産女には、鳥とする伝えがあります。

赤ん坊の声で泣く点が同じです。

島の山中で、声だけが聞こえます。

正体はゴイサギだった

古い怪談集には、正体を暴いた話があります。

延宝時代の怪談集『諸国百物語』にある「靏の林、うぐめの化け物の事」によれば、京の都の林に夜な夜な「うぐめ」という化け物が現れて赤ちゃんのような声で泣いたといいます。

京の林です。

赤ん坊の声で泣きます。

そこへ、確かめに行った者がいます。

ある者が正体を見極めようと刀で斬り落としたところ、その正体は大きなゴイサギだったといいます。

ゴイサギです。

サギの仲間の鳥です。

夜に鳴き、声が人の声に似ています。

オゴメを怪鳥とする記録と、よく合っています。

オゴメの伝承地域

オゴメは、東京都三宅島に伝わります。

木の上で赤ちゃんの産声のような声で泣くとされます。

三宅島の山中で笑い声をたてる怪鳥(『神津の花正月』)ともいいます。

同じ名の話は、京にもあります。

延宝時代の怪談集『諸国百物語』の「靏の林、うぐめの化け物の事です。

山中の話であり、この名で祀られた社や碑は確かめられていません。この欄は空のままにしてあります。

オゴメの正体と考えられているもの

オゴメについては、次のように整理できます。

一つめは、声です。木の上で赤ちゃんの産声のような声で泣きます

二つめは、笑いです。オゴメ笑いと呼ばれる特徴的な高笑いをするといわれます

三つめは、姿です。姿を人に見せることはなく木魂(木の精霊)の一種とする説もあります

四つめは、怪鳥説です。大間知篤三の著書『神津の花正月』では、三宅島の山中で笑い声をたてる怪鳥であり、別称をウグメとされています

五つめは、ゴイサギです。諸国百物語では、うぐめの正体は大きなゴイサギだったといいます。

この妖怪は、声だけのものです。 産女を鳥とする伝えに、つながっています。

オゴメをめぐる妖怪のつながり

オゴメが登場する作品

オゴメは、声だけの島の怪異です。

赤ん坊の声で泣き、高笑いをします。正体はゴイサギとも。

資料は三宅島の民俗の記録と、江戸の怪談集に分かれます。

オゴメが登場する古典

諸国百物語

延宝時代の怪談集。「靏の林、うぐめの化け物の事」を載せます。

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オゴメが登場する研究

大間知篤三『神津の花正月』

三宅島の怪鳥として記録しています。

妖怪事典

村上健司編著、2000年。三宅島のオゴメを整理しています。

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オゴメが登場する漫画・アニメ

鳥の妖怪を扱う作品

産女や姑獲鳥と並べて取り上げられます。

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オゴメについてよくある質問

オゴメとは何ですか。

東京都三宅島に伝わる妖怪で、木の上で赤ちゃんの産声のような声で泣きます

どんな笑い方ですか。

オゴメ笑いと呼ばれる特徴的な高笑いをするといわれます

姿は見えますか。

姿を人に見せることはありません木魂(木の精霊)の一種とする説もあります

正体は何ですか。

諸国百物語では、うぐめの正体は大きなゴイサギだったといいます。三宅島の山中で笑い声をたてる怪鳥とする記録もあります。

オゴメと併せて覚えたい言葉・用語

木魂(こだま)

木に宿るとされる精霊。

ゴイサギ(ごいさぎ)

サギの仲間の鳥。夜に鳴く。

産女(うぶめ)

子を産んで死んだ女の霊とされる妖怪。