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兵庫県

芝太郎(しばたろう)とはどんな妖怪か|姿と伝承

芝太郎  / シバタロウ

狐と狸 各地の伝説

芝右衛門の息子の狸。金の茶釜に化けて詫びた。

芝太郎の姿を描いた図

Zest 「道頓堀川(大阪府大阪市中央区)」 2017年 / CC BY-SA 出典

芝太郎とはどんな妖怪か

芝太郎は、淡路島に伝わる化け狸です。

淡路で勢力の高い狸の芝右衛門(しばえもん)の息子にあたる狸です。

==名称については複数語られており、柴助(しばすけ)などともいいます。

両親には、悲しい話があります。

両親である芝右衛門とお増(おます)は大坂へ芝居見物に行き、そこで2匹とも犬に襲われて命を落としたといわれています

芝居見物に行って死にました。

そこで、息子が向かいます。

芝太郎は大坂の中座に両親の供養に行こうと考えました

芝太郎の漢字表記と読み方

読みは「しばたろう」です。

==名称については複数語られており、柴助(しばすけ)などともいいます。

父の名は「芝右衛門」です。

そこから一字を取った名になっています。

淡路で勢力の高い狸の芝右衛門(しばえもん)の息子です。

淡路は、化け狸の話が多い島です。

四国の阿波にも、化け狸の話が多くあります。

幽霊狸衝立狸蚊帳吊り狸はいずれも徳島の話でした。

海をはさんで、狸の話が並んでいます。

芝太郎(しばたろう)

もっとも一般的な表記。

柴助(しばすけ)

もう一つの呼び名。

芝右衛門(しばえもん)

父にあたる淡路の大狸。

お増(おます)

母にあたる狸。

芝太郎の姿と特徴

芝太郎の姿は、です。

淡路で勢力の高い狸の芝右衛門の息子にあたる狸です。

そして、化けます。

この話で化けたものは、一つです。

金の茶釜です。

謝罪として金の茶釜に化けたといいます。

金の茶釜になりました。

売られても、しばらくそのままでいました。

しばらくのあいだは売却先で茶釜のままの姿でいたといいます。

芝太郎の伝承物語

  1. 両親は犬に襲われて死んだ
  2. 魚の目玉を食べてしまった
  3. 金の茶釜になって恩を返した

両親は犬に襲われて死んだ

芝太郎の話は、両親の死から始まります。

両親である芝右衛門とお増(おます)は大坂へ芝居見物に行きました

芝居見物です。

狸が芝居を見に行きました。

そして、そこで死にます。

そこで2匹とも犬に襲われて命を落としたといわれています

犬に襲われました。

息子は、供養に向かいます。

芝太郎は大坂の中座に両親の供養に行こうと考えました

中座は、大坂の芝居小屋です。

両親が死んだ場所です。

魚の目玉を食べてしまった

芝太郎は、船に乗りました。

大坂へ魚を売りに行く左衛門という男の船に乗るが発見されてしまいます

見つかりました。

そして、悪いこともしていました。

芝太郎は船に積んであった魚の目玉を食べて空腹を満たしてもいました

積み荷の魚を食べていました。

目玉だけです。

売り物に傷をつけました。

そこで、詫びます。

謝罪として金の茶釜に化けたといいます。

自分が代わりの品になりました。

金の茶釜になって恩を返した

金の茶釜は、役に立ちました。

左衛門はその茶釜を売却して大金を得たといいます。

大金です。

魚の損より、はるかに大きい額でした。

そして、茶釜はしばらく残ります。

しばらくのあいだは売却先で茶釜のままの姿でいました

買った人にも迷惑をかけません。

やがて、消えます。

やがて姿を消し、目的を果たしたといいます。

両親の供養に行けました。

詫びと、恩返しと、供養が一つになっています。

芝太郎の伝承地域

芝太郎は、淡路島に伝わります。

淡路で勢力の高い狸の芝右衛門(しばえもん)の息子にあたる狸とされます。

話の目的地は、大坂です。

芝太郎は大坂の中座に両親の供養に行こうと考えました

中座は、大坂道頓堀にあった芝居小屋です。

訪ねる際は、現地の案内をご確認ください。

中座くいだおれビル(中座跡)(なかざくいだおれビル)

芝太郎が両親の供養に向かった芝居小屋の跡

地図で開く

中座くいだおれビル(中座跡)の所在地:大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-21

道頓堀五座の一つ中座があった場所です。

もとは1661年に始まる「中之芝居」でした。

芝居小屋そのものはすでにありません。いまは飲食店の入るビルが建っています。

芝太郎の正体と考えられているもの

芝太郎については、次のように整理できます。

一つめは、素性です。淡路で勢力の高い狸の芝右衛門(しばえもん)の息子にあたる狸です。

二つめは、両親の死です。芝右衛門とお増は大坂へ芝居見物に行き、そこで2匹とも犬に襲われて命を落としたといわれています

三つめは、目的です。芝太郎は大坂の中座に両親の供養に行こうと考えました

四つめは、失敗です。大坂へ魚を売りに行く左衛門という男の船に乗るが発見されてしまい船に積んであった魚の目玉を食べて空腹を満たしてもいました

五つめは、詫びです。謝罪として金の茶釜に化け左衛門はその茶釜を売却して大金を得たといいます。

この狸は、迷惑をかけた分を返しました。 そして、目的を果たしました

芝太郎をめぐる妖怪のつながり

芝太郎が登場する作品

芝太郎は、詫びて恩を返した狸です。

魚を食べた詫びに金の茶釜となり、売られて大金になりました。

資料は淡路の伝説が中心です。

芝太郎が登場する研究

妖怪事典

村上健司編著、2000年。淡路の化け狸を整理しています。

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淡路の狸の話

芝右衛門をはじめとする淡路の狸の伝説を集めたものです。

芝太郎が登場する漫画・アニメ

化け狸を扱う作品

芝右衛門狸と並べて取り上げられます。

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芝太郎についてよくある質問

芝太郎とは何ですか。

淡路島に伝わる化け狸で、淡路で勢力の高い狸の芝右衛門(しばえもん)の息子にあたる狸です。

両親はどうなったのですか。

大坂へ芝居見物に行き、そこで2匹とも犬に襲われて命を落としたといわれています

なぜ茶釜に化けたのですか。

船に積んであった魚の目玉を食べて空腹を満たしてもおり、謝罪として金の茶釜に化けたといいます。

最後はどうなりましたか。

しばらくのあいだは売却先で茶釜のままの姿でいたが、やがて姿を消し、目的を果たしたといいます。

芝太郎と併せて覚えたい言葉・用語

中座(なかざ)

大坂道頓堀にあった芝居小屋。

芝右衛門(しばえもん)

淡路島でもっとも知られた化け狸。

茶釜(ちゃがま)

茶の湯を沸かす釜。