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大分県

流れ行燈(ながれあんどん)とはどんな妖怪か|姿と伝承・登場する作品

流れ行燈  / ナガレアンドン

幽霊と霊 各地の伝説

精霊流しの後に流れてくる行燈。中から女が飛び出す。

流れ行燈とはどんな妖怪か

流れ行燈は、大分県竹田市に伝わる幽霊です。

出る時と場所が決まっています。

稲葉川で盆の十五夜の精霊流しが終わった頃です。

精霊流しの後です。

川の上流から怪しげな行燈がゆっくりと流れてきて、青い火の明滅を繰り返します

青い火が点滅します。

そして、女が出ます。

行燈が川の流れにそって左右にさまようように揺れたかと思うと、行燈の中から寝衣姿の女性が飛び出します

流れ行燈の漢字表記と読み方

読みは「ながれあんどん」です。

流れてくる行燈、という形の名です。

行燈は、紙を張った明かりです。

それが、川を流れてきます。

盆の行事と結びついています。

盆の十五夜の精霊流しが終わった頃に出ます。

精霊流しは、盆に灯籠や供物を川へ流す行事です。

その後に、別のものが流れてきます。

精霊風(長崎県五島)も、盆の十六日の怪異でした。

盆は、霊が行き来する時期とされました。

流れ行燈(ながれあんどん)

もっとも一般的な表記。

精霊流し(しょうろうながし)

盆に灯籠や供物を川へ流す行事。

流れ行燈の姿と特徴

流れ行燈の姿は、行燈です。

怪しげな行燈がゆっくりと流れてきて、青い火の明滅を繰り返します

青い火です。

点いたり消えたりします。

そして、揺れます。

行燈が川の流れにそって左右にさまようように揺れます

そこから、女が出ます。

行燈の中から寝衣姿の女性が飛び出します

寝衣姿です。

寝ているところを殺されたことを表しています。

流れ行燈の伝承物語

  1. 精霊流しの後に流れてくる
  2. 私は殺された、うらめしい
  3. 不倫を問われて殺された女

精霊流しの後に流れてくる

この幽霊は、盆に出ます。

稲葉川で盆の十五夜の精霊流しが終わった頃です。

精霊流しが終わった後です。

灯籠を流し終えたころに、来ます。

川の上流から怪しげな行燈がゆっくりと流れてきます

上流からです。

そして、光ります。

青い火の明滅を繰り返します

青い火です。

普通の灯籠の火とは違います。

流れ方も違います。

川の流れにそって左右にさまようように揺れます

私は殺された、うらめしい

行燈から、女が出ます。

行燈の中から寝衣姿の女性が飛び出します

寝衣です。

寝ているところを襲われた姿です。

そして、言葉を残します。

私は殺された、うらめしいとつぶやきます

殺された、と言います。

それから、動き続けます。

行燈に駆け上ったり水中に入ったりを繰り返すといいます。

行燈と水を行き来します。

落ち着きません。

不倫を問われて殺された女

この幽霊には、由来が語られています。

元禄時代には精霊流しの場に必ずといって良いほど現れるといいます。

必ず、です。

毎年出ました。

そして、正体が語られます。

不倫を問われて殺された女の幽霊が正体といわれたといいます。

殺された女です。

寝衣姿と合っています。

「私は殺された、うらめしい」という言葉とも合います。

精霊流しは、死者を送る行事です。

送られない霊が、そこに混じっています。

流れ行燈の伝承地域

流れ行燈は、大分県竹田市に伝わります。

稲葉川で盆の十五夜の精霊流しが終わった頃に出るとされます。

稲葉川は、大分県竹田市を流れる川です。

元禄時代には精霊流しの場に必ずといって良いほど現れるといいます。

川そのものが舞台であり、この名で祀られた社や碑は確かめられていません。この欄は空のままにしてあります。

流れ行燈の正体と考えられているもの

流れ行燈については、次のように整理できます。

一つめは、出る時です。稲葉川で盆の十五夜の精霊流しが終わった頃です。

二つめは、行燈です。川の上流から怪しげな行燈がゆっくりと流れてきて、青い火の明滅を繰り返します

三つめは、女です。行燈の中から寝衣姿の女性が飛び出します

四つめは、言葉です。私は殺された、うらめしいとつぶやいて、行燈に駆け上ったり水中に入ったりを繰り返すといいます。

五つめは、正体です。元禄時代には精霊流しの場に必ずといって良いほど現れるといい、不倫を問われて殺された女の幽霊が正体といわれたといいます。

この幽霊は、送られない霊です。 精霊流しの後に、一人で流れてきます。

流れ行燈をめぐる妖怪のつながり

流れ行燈が登場する作品

流れ行燈は、送られない霊です。

精霊流しの後に流れてきて、殺されたとつぶやきます。

資料は大分の民俗の記録が中心です。

流れ行燈が登場する研究

妖怪事典

村上健司編著、2000年。大分の流れ行燈を整理しています。

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豊後の伝説

大分県に伝わる話を集めたものです。

流れ行燈が登場する漫画・アニメ

幽霊を扱う作品

水辺に出る女の霊として取り上げられます。

九州の妖怪の本を探す

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流れ行燈についてよくある質問

流れ行燈とは何ですか。

大分県竹田市に伝わる幽霊で、稲葉川で盆の十五夜の精霊流しが終わった頃に出るとされます。

どんな姿ですか。

怪しげな行燈がゆっくりと流れてきて、青い火の明滅を繰り返します

何が出てくるのですか。

行燈の中から寝衣姿の女性が飛び出し、「私は殺された、うらめしいとつぶやきます

正体は何ですか。

不倫を問われて殺された女の幽霊が正体といわれたといいます。

流れ行燈と併せて覚えたい言葉・用語

行燈(あんどん)

紙を張った枠の中に火を置く明かり。

精霊流し(しょうろうながし)

盆に灯籠や供物を川へ流す行事。

寝衣(ねまき)

寝るときに着る衣。