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北海道

ニシヲカムイとはどんな妖怪か|姿と伝承・登場する作品

ニシヲカムイ  / ニシヲカムイ

そのほか アイヌの伝承

海から上陸し、山へ飛んで風になった黒いもの。

ニシヲカムイとはどんな妖怪か

ニシヲカムイは、北海道に伝わる妖怪です。

本来の姿は不明です。

記録は江戸時代のものです。

江戸時代に『渡島筆記』という書物に記録がある北海道石狩市浜益区に伝わる妖怪です。

そして、目撃の話があります。

ある日夏の夕暮に海から黒いニシヲカムイが上陸し、山の方へ飛んでいくと風のような不明な姿に変わりました

海から山へ移りました。

そして、害はありませんでした。

その正体は誰にもわからず、見た人も周囲の人も害はなかったといいます。

ニシヲカムイの漢字表記と読み方

読みは「ニシヲカムイ」です。

カムイ」は、アイヌ語で神や霊的な存在を指します。

アイヌの言葉です。

同じ名を持つものが、ほかにもあります。

パウチカムイも、アイヌに伝わるものです。

「ニシヲ」の意味は記されていません。

そして、記録は和人の書物です。

江戸時代に『渡島筆記』という書物に記録があります

深瀬春一の『松前怪談十種』という論文にも記述されています

ニシヲカムイ(にしをかむい)

もっとも一般的な表記。

渡島筆記(おしまひっき)

江戸時代の、この妖怪を記録した書物。

松前怪談十種(まつまえかいだんじっしゅ)

深瀬春一の論文。同じ話を扱う。

ニシヲカムイの姿と特徴

ニシヲカムイの姿は、わかりません

本来の姿は不明です。

記録に残るのは、色だけです。

海から黒いニシヲカムイが上陸したといいます。

黒いものです。

そして、途中で変わります。

山の方へ飛んでいくと風のような不明な姿に変わりました

風のようになりました。

姿は伝わっておらず、魚のような姿で描かれたり一つ目の姿で描かれたりします

ニシヲカムイの伝承物語

  1. 夏の夕暮に海から上がった
  2. 誰にも害がなかった
  3. 黒い影が陸へ駆け抜けた

夏の夕暮に海から上がった

目撃されたのは、夏の夕暮です。

ある日夏の夕暮に海から黒いニシヲカムイが上陸しました

海から上がりました。

黒いものでした。

そして、山へ向かいます。

山の方へ飛んでいくと風のような不明な姿に変わりました

飛びました。

途中で、風のようになりました。

形が定まりません。

その正体は誰にもわからずといいます。

誰にもわかりませんでした。

誰にも害がなかった

この妖怪には、害がありません。

見た人も周囲の人も害はなかったといいます。

見た人も無事でした。

周囲の人も無事でした。

何も起きませんでした。

それでも、記録されました。

江戸時代に『渡島筆記』という書物に記録があります

害がなくても、書き残されています。

説明のつかないものを見た、という記録です。

そこに価値がありました。

深瀬春一の『松前怪談十種』という論文にも記述されています

黒い影が陸へ駆け抜けた

もう一つの記録は、短いものです。

深瀬春一の『松前怪談十種』という論文にも記述されており、海から黒い影が陸の方へかけぬけたと伝えられています

黒い影です。

海から陸へ駆け抜けました。

『渡島筆記』の話とよく合っています。

どちらも、海から陸へ移ります。

どちらも、黒いものです。

そして、姿は書かれていません。

姿は伝わっておらず、魚のような姿で描かれたり一つ目の姿で描かれたりします

後年の絵は、描き手によって違います。

ニシヲカムイの伝承地域

ニシヲカムイは、北海道石狩市浜益区に伝わります。

江戸時代に『渡島筆記』という書物に記録があります

ある日夏の夕暮に海から黒いニシヲカムイが上陸し、山の方へ飛んでいったとされます。

浜益は、石狩湾に面した土地です。

海と山が舞台であり、この名で祀られた社や碑は確かめられていません。この欄は空のままにしてあります。

ニシヲカムイの正体と考えられているもの

ニシヲカムイについては、次のように整理できます。

一つめは、姿です。本来の姿は不明であり、魚のような姿で描かれたり一つ目の姿で描かれたりします

二つめは、記録です。江戸時代に『渡島筆記』という書物に記録がある北海道石狩市浜益区に伝わる妖怪です。

三つめは、目撃です。ある日夏の夕暮に海から黒いニシヲカムイが上陸し、山の方へ飛んでいくと風のような不明な姿に変わりました

四つめは、害のなさです。その正体は誰にもわからず、見た人も周囲の人も害はなかったといいます。

五つめは、もう一つの記録です。深瀬春一の『松前怪談十種』という論文にも記述されており、海から黒い影が陸の方へかけぬけたと伝えられています

この妖怪は、通り過ぎただけです。 害も、正体も、記録されていません

ニシヲカムイをめぐる妖怪のつながり

ニシヲカムイが登場する作品

ニシヲカムイは、通り過ぎただけの妖怪です。

海から上陸し、山へ飛んで風のようになりました。

資料は江戸の書物と、近代の論文に分かれます。

ニシヲカムイが登場する古典

渡島筆記

江戸時代の書物。ニシヲカムイの記録があります。

ニシヲカムイが登場する研究

深瀬春一『松前怪談十種』

海から黒い影が陸へかけぬけたと伝えます。

妖怪事典

村上健司編著、2000年。北海道の妖怪を整理しています。

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北海道の妖怪を扱う作品

コロポックルやパウチカムイと並べて取り上げられます。

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ニシヲカムイについてよくある質問

ニシヲカムイとは何ですか。

北海道に伝わる妖怪で、本来の姿は不明です。江戸時代に『渡島筆記』という書物に記録があります

何が起きたのですか。

ある日夏の夕暮に海から黒いニシヲカムイが上陸し、山の方へ飛んでいくと風のような不明な姿に変わりました

害はありましたか。

その正体は誰にもわからず、見た人も周囲の人も害はなかったといいます。

どんな姿で描かれますか。

姿は伝わっておらず、魚のような姿で描かれたり一つ目の姿で描かれたりします

ニシヲカムイと併せて覚えたい言葉・用語

カムイ(かむい)

アイヌ語で神や霊的な存在をいう言葉。

浜益(はまます)

北海道石狩市の、石狩湾に面した地区。

渡島(おしま)

北海道南部の地名。