四人で数えると頭が五つある、という肝試し。
隅の婆様とはどんな妖怪か
隅の婆様は、江戸の怪談集にある怪談です。
江戸時代の怪談集『童子百物語』などに見られます。
話ではなく、やり方です。
物語性を伴ったものではなく、山形県米沢地方などで当時行なわれていた肝試し、もしくは一種の民間降霊術ともいうべきものです。
四人でやります。
まず4人の者が古寺の座敷などの真っ暗な部屋に集まり、部屋の四隅に1人ずつが座ります。
四隅に一人ずつです。
そして、中央へ這い出します。
隅の婆様の漢字表記と読み方
読みは「すみのばさま」です。
隅にいる婆様、という形の名です。
数えるときの言葉になっています。
「一隅(ひとすみ)の婆様」
「二隅(ふたすみ)の婆様」
隅の数を数えていきます。
四隅ですから、四人のはずです。
ところが、合いません。
同じ形の遊びは、現代にもあります。
現代の都市伝説にある『スクエア』との関連性も指摘されています。
隅の婆様(すみのばさま)
『童子百物語』での名。
一隅の婆様(ひとすみのばさま)
数えるときの言葉。
童子百物語(どうじひゃくものがたり)
この怪談を載せる江戸時代の怪談集。
隅の婆様の姿と特徴
隅の婆様に、姿はありません。
真っ暗な部屋でやります。
お互いの姿が見えない中で各自の頭を撫でながら数えます。
見えません。
わかるのは、頭の数だけです。
この結果は4人しかいないので頭も4つしかないはずなのだが、何度数えても必ず頭が5つあるといいます。
五つめの頭が、この怪談の中身です。
それが誰なのかは、書かれていません。
隅の婆様の伝承物語
四隅に一人ずつ座る
やり方は、細かく決まっています。
まず4人の者が古寺の座敷などの真っ暗な部屋に集まります。
古寺の座敷です。
明かりはありません。
部屋の四隅に1人ずつが座ります。
四隅です。
そして、動き出します。
次に4人が部屋の中央へと這い出します。
這って進みます。
中央で集まります。
そこから、数え始めます。
お互いの姿が見えない中で各自の頭を撫でながら数えていきます。
何度数えても頭が五つ
数え方も、決まっています。
「一隅(ひとすみ)の婆様」「二隅(ふたすみ)の婆様」と数えていきます。
隅の数で呼びます。
四人ですから、四つで終わるはずです。
この結果は4人しかいないので頭も4つしかないはずです。
ところが、合いません。
何度数えても必ず頭が5つあるといいます。
必ず、です。
一度きりではありません。
何度やっても同じでした。
五つめが、誰の頭なのかはわかりません。
現代のスクエアに似ている
この遊びは、現代にも似た形があります。
真っ暗な部屋で4人が隅に位置し、何かの行動を起こすと5人目が現れるという点から、現代の都市伝説にある『スクエア』との関連性も指摘されています。
四人と、五人目です。
同じ作りです。
江戸時代の肝試しでした。
山形県米沢地方などで当時行なわれていたといいます。
子どもや若者の遊びです。
暗い部屋で、互いが見えません。
そこに、数だけが残ります。
数が合わないことが、怖さのすべてです。
隅の婆様の伝承地域
隅の婆様は、山形県米沢地方などで行なわれていたといいます。
当時行なわれていた肝試し、もしくは一種の民間降霊術ともいうべきものです。
場所は古寺の座敷などの真っ暗な部屋とされます。
米沢は、山形県の南に位置する土地です。
やり方だけが伝わっており、この名で祀られた社や碑は確かめられていません。この欄は空のままにしてあります。
隅の婆様の正体と考えられているもの
隅の婆様については、次のように整理できます。
一つめは、出どころです。江戸時代の怪談集『童子百物語』などに見られる怪談です。
二つめは、話ではないことです。物語性を伴ったものではなく、山形県米沢地方などで当時行なわれていた肝試し、もしくは一種の民間降霊術ともいうべきものです。
三つめは、やり方です。4人の者が古寺の座敷などの真っ暗な部屋に集まり、部屋の四隅に1人ずつが座り、中央へと這い出します。
四つめは、数え方です。各自の頭を撫でながら「一隅の婆様」「二隅の婆様」と数えていきます。
五つめは、結果です。4人しかいないので頭も4つしかないはずなのだが、何度数えても必ず頭が5つあるといいます。
この怪談は、数だけで成り立っています。 現代の都市伝説にある『スクエア』との関連性も指摘されています。
隅の婆様をめぐる妖怪のつながり
隅の婆様が登場する作品
隅の婆様は、やり方が伝わった怪談です。
四人で数えると、何度やっても頭が五つありました。
資料は江戸の怪談集と、米沢の民俗の記録に分かれます。
隅の婆様が登場する古典
童子百物語
江戸時代の怪談集。隅の婆様を載せます。
隅の婆様が登場する漫画・アニメ
怪談の遊びを扱う作品
こっくりさんや百物語と並べて取り上げられます。
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隅の婆様についてよくある質問
隅の婆様とは何ですか。
江戸時代の怪談集『童子百物語』などに見られる怪談で、山形県米沢地方などで当時行なわれていた肝試しです。
やり方を教えてください。
4人の者が古寺の座敷などの真っ暗な部屋に集まり、部屋の四隅に1人ずつが座り、中央へと這い出し、各自の頭を撫でながら「一隅の婆様」「二隅の婆様」と数えていきます。
何が起きるのですか。
4人しかいないので頭も4つしかないはずなのだが、何度数えても必ず頭が5つあるといいます。
現代にも似た話がありますか。
現代の都市伝説にある『スクエア』との関連性も指摘されています。
隅の婆様と併せて覚えたい言葉・用語
肝試し(きもだめし)
暗い場所へ行って度胸を試す遊び。
降霊術(こうれいじゅつ)
霊を呼び出そうとする術。
米沢(よねざわ)
山形県南部の土地。