岩手県岩手町で、売られた松の下に女の姿を見た木挽きが病気で死んだ。

薬師様の松の木とはどんな妖怪か
薬師様の松の木の漢字表記と読み方
薬師様の松の木(やくしさまのまつのき)
日文研データベースが示す表記。
木挽き(こびき)
木を挽いて材にする職人。
薬師様の松の木の姿と特徴
この記録にあるのは、女の姿です。
時期 … 1940年前後。
きっかけ … 薬師様の松の木を売った。
見た人 … 木挽き。
見えたもの … 松の木の下の女の姿。
その後 … 病気になって死んでしまった。
教え … 神社の木は祈祷してから切らなくてはならない。
女の顔や服装は書かれていません。
薬師様の松の木の伝承記録
社の木を売る
1940年前後のことです。
薬師様の松の木を売りました。
社や堂の木は、建て替えや費えのために売られることがあります。
そのとき、祈祷をしていませんでした。
この図鑑には園の松(鳥取)も収めています。
木の下の女
木挽きが、松の木の下に女の姿を見ました。
そして、病気になって死んでしまいました。
この図鑑の魔神の化木(高知)でも、切ろうとした男が死にました。
神社の木は祈祷してから切らなくてはならない——記録はそう結びます。
手順を欠いたことが、原因として語られています。
薬師様の松の木の伝承地域
公的データベースの地域欄は岩手県岩手郡岩手町を示します。報告は川口の調査です。
社の位置は書かれていないため、地図で指せるのは町の範囲までです。
薬師様の松の木の正体と考えられているもの
この女の正体は書かれていません。
松の木の下に見えたとだけ記されます。
記録が伝えたいのは、神社の木は祈祷してから切るという決まりです。
この図鑑には園の松(鳥取)、魔神の化木(高知)、マタガリの木(新潟)も収めています。
木を切る前の手順が、各地で語られてきました。
薬師様の松の木が記録された資料
この話を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大学の調査報告です。
社の木を切るときの祈祷は各地で行われ、今も残っています。この図鑑には園の松(鳥取)も収めています。
薬師様の松の木が記録された民俗資料
岩手県岩手郡岩手町川口
國學院大學民俗学研究会が『民俗採訪』(1958年)に載せた調査報告です。
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薬師様の松の木についてよくある質問
薬師様の松の木とは何ですか。
岩手県岩手町の話です。売られた松の下に女の姿を見た木挽きが病気で死んだとされます。
いつの話ですか。
1940年前後と記録されています。
何が原因とされたのですか。
神社の木は祈祷してから切らなくてはならない、と記録は結びます。
木挽きとは何ですか。
木を挽いて材にする職人です。
薬師様の松の木と併せて覚えたい言葉・用語
木挽き(こびき)
木を挽いて材にする職人です。
薬師如来(やくしにょらい)
病を治すとされる仏です。
祈祷(きとう)
神仏に祈ること。木を切る前に行われました。
薬師様の松の木の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。