青森県八戸市で、一軒屋に泊まった旅の子を襲おうとした赤鬼の面の老婆。

鬼おばとはどんな妖怪か
鬼おばの漢字表記と読み方
鬼おば(おにおば)
日文研データベースが示す表記。
わらし(わらし)
東北で子どもを指す言い方。
鬼おばの姿と特徴
鬼おばは、老婆の姿です。
住んでいる場所 … 山中の一軒屋。
顔 … 赤鬼の面。
していたこと … 赤子を串焼きにしていた。
泊めた相手 … 道に迷った旅のわらし。
結末 … わらしは逃げ出し、炭焼きに助けられた。
背丈や声の記述はありません。
鬼おばの伝承記録
一軒屋に泊まる
旅のわらしが、道に迷いました。
そして、一軒屋に泊まりました。
山の中の、一軒だけの家です。
その家のおばあが、赤鬼の面の鬼おばでした。
泊めた時点では、わらしは気づいていません。
赤子の串焼きを見る
わらしは、赤子を串焼きにしているのを見ました。
そこで正体が知れます。
わらしは逃げ出しました。
そして、炭焼きに助けられました。
山で働く者が助け手になる——東北の昔話によく見られる形です。
鬼おばの伝承地域
公的データベースの地域欄は青森県八戸市を示します。報告は旧三戸郡南郷村島守地区の調査です。
一軒屋の位置は書かれていないため、地図で指せるのは地区の範囲までです。
鬼おばの正体と考えられているもの
鬼おばは、山姥の話の一つです。
山中の一軒屋に泊めて、泊めた者を食おうとする——この型は各地に伝わります。
この図鑑には山姥も収めています。
この記録の特徴は、赤鬼の面と記されていることです。
面をかぶっているのか、顔そのものが面のようなのかは書かれていません。
鬼おばが記録された資料
鬼おばを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大学の調査報告です。
山中の一軒屋の話は各地にあり、山姥や鬼婆の名で語られます。この図鑑にも収めています。
鬼おばが記録された民俗資料
青森県三戸郡南郷村島守地区 調査報告書
中央大学民俗研究会が『常民』17号(1980年)に載せた調査報告です。
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鬼おばについてよくある質問
鬼おばとは何ですか。
青森県八戸市に伝わる老婆です。山中の一軒屋に泊まった旅の子を襲おうとしたとされます。
どんな顔ですか。
赤鬼の面と記録されています。
わらしはどうなりましたか。
赤子の串焼きを見て逃げ出し、炭焼きに助けられました。
わらしとは何ですか。
東北で子どもを指す言い方です。
鬼おばと併せて覚えたい言葉・用語
わらし(わらし)
東北で子どもを指す言い方です。
炭焼き(すみやき)
山で炭を焼く人。わらしを助けました。
常民(じょうみん)
中央大学民俗研究会の報告誌。この記録が載りました。
鬼おばの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。