富山県富山市で、山中で叫ぶと山神様が、名を呼ぶと天狗様が連れに来るという言いならわし。

タチヤマカムイ 「呉羽山から見た立山連峰(富山県富山市)」 2012年 / CC BY-SA 4.0 出典
山神様と天狗様とはどんな妖怪か
山神様と天狗様の漢字表記と読み方
読みは「やまがみさまとてんぐさま」です。
データベースの呼称欄は「山神様,天狗様」と読点で分けて示します。
「連れに来る」は、さらいに来るということです。
記録は呼び声を「おおいおおい」と書いています。
この図鑑には山天狗(神奈川)も収めています。
山神様と天狗様(やまがみさまとてんぐさま)
データベースの呼称欄は「山神様,天狗様」と分けて示します。
おおいおおい(おおいおおい)
記録が示す、山で呼ぶときの声です。
山神様と天狗様の姿と特徴
山神様と天狗様の話は、記録に短く書かれています。
その場所 … 山の中。
してはいけないこと(一) … 「おおいおおい」と大声をあげて叫ぶ。
その理由 … 山神様が連れに来る。
してはいけないこと(二) … 相手の名を呼ぶ。
そのときの言い方 … 「おおいおおい」と言うだけにする。
その理由 … 名を言うと天狗様がつれに来る。
山神様と天狗様の姿は書かれていません。
山神様と天狗様の伝承記録
叫んではいけない
山の中では「おおいおおい」と大声をあげて叫ぶと山神様が連れに来るから言いません。
避けるのは大声です。
名を呼んではいけない
また「おおいおおい」と言うだけで相手の名を呼んではならないとも言います。
避けるのは名です。
天狗様がつれに来る
名を言うと天狗様がつれに来るからです。
来るのは天狗様です。
山神様と天狗様の伝承地域
公的データベースの地域欄は富山県、市郡名の欄は富山市を示します。
論文名は天狗の話で、各地の天狗の話を集めたものです。
山神様と天狗様の正体と考えられているもの
山神様と天狗様は、呼ぶと連れに来るものです。
姿は出てきません。 語られているのは、何をしてはいけないかと、誰が来るかです。
声そのものより名を口にすることをより強く戒めるところに、言葉への恐れが出ています。
この図鑑には山天狗(神奈川)も収めています。
山神様と天狗様が登場する作品
山神様と天狗様を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大正末から昭和初めの民俗学の雑誌です。
山で名を呼ばないという戒めは各地にあり、返事をしてはいけないという形でも語られます。
山神様と天狗様が登場する学会誌
民族
民族発行所が出した雑誌です。1928年の号に天狗の話が載ります。
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山神様と天狗様についてよくある質問
どんな言いならわしですか。
富山県富山市で、山中での声にまつわる戒めです。
叫ぶとどうなりますか。
山神様が連れに来るといいます。
名を呼ぶとどうなりますか。
天狗様がつれに来るといいます。
ではどう呼ぶのですか。
「おおいおおい」と言うだけにします。
山神様と天狗様と併せて覚えたい言葉・用語
山神(やまがみ)
山をつかさどるとされる神です。
天狗(てんぐ)
山にすむとされる、鼻の高いものです。
連れに来る(つれにくる)
さらいに来るということです。
山神様と天狗様の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。