東京都檜原村で、年を経て人を馬鹿にするようになった狼や狐の呼び名。

RESPITE 「払沢の滝(東京都西多摩郡檜原村)」 2007年 / パブリックドメイン 出典
コロヘータとはどんな妖怪か
コロヘータはひとことで言えば、年季の入った獣の呼び名です。東京都西多摩郡檜原村の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、増田昭子,今越祐子「多摩の昔話(二)山間部及び平野部の補遺」(『常民文化研究』通巻7号、1983年、22頁)を典拠に、狼や狐が古くなって人を馬鹿にするようになったのをコロヘータという。こうなると1本の茅に1000匹かくれるというようなもので、やたらに人の目に触れないと記します。
姿を消すほうが上手になります。
増したのは隠れる腕です。 記録は見つからなくなると書いています。
コロヘータの漢字表記と読み方
読みは「ころへーた」です。
茅は屋根を葺くのに使う細い草のことです。 その一本に千匹隠れる、というたとえです。
さす相手は狼と狐の両方です。
この図鑑には古狸や野干の話もあります。どれも年を経ています。
コロヘータ(ころへーた)
日文研データベースが示す呼称。
古狐(ふるぎつね)
年を経た狐を指す一般の言い方です。
コロヘータの姿と特徴
コロヘータの姿は、記録に短く書かれています。
もと … 狼や狐。
条件 … 古くなること。
変わったこと … 人を馬鹿にするようになる。
呼び名 … コロヘータ。
たとえ … 一本の茅に千匹かくれる。
そのため … やたらに人の目に触れない。
背丈や色は書かれていません。
コロヘータの伝承記録
古くなった獣
狼や狐が古くなって、人を馬鹿にするようになったのをコロヘータといいます。
きっかけは年を経ることです。 古くなってそうなります。
一本の茅に千匹
こうなると、1本の茅に1000匹かくれるというようなものです。
たとえです。
それだけ、隠れるのが上手という意味です。
人の目に触れない
やたらに人の目に触れません。
語られているのは、会いにくさです。
会えないという話です。
コロヘータの伝承地域
公的データベースの地域欄は東京都西多摩郡檜原村を示します。
檜原村は東京都で島を除く唯一の村で、山ばかりの土地です。
コロヘータの正体と考えられているもの
コロヘータは、見つからなくなった獣です。
祟りという語は使われていません。 記されているのは、人を馬鹿にすることと、隠れることだけです。
それでも、名前が付いています。
この図鑑には姫天狗(東京)も収めています。
コロヘータが登場する作品
コロヘータを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは会誌です。
年を経た獣の話は各地にあり、古狐や古狸の名で語られます。この図鑑には姫天狗(東京)も収めています。
コロヘータが登場する学会誌
常民文化研究
常民文化研究会の会誌です。1983年の号に多摩の昔話が載ります。
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コロヘータについてよくある質問
コロヘータとは何ですか。
東京都檜原村で、古くなって人を馬鹿にするようになった狼や狐の呼び名です。
どんな力がありますか。
一本の茅に千匹かくれるといわれるほど隠れるのが上手とされます。
よく見かけますか。
やたらに人の目に触れないと記録されています。
狼も含みますか。
狼や狐が古くなったものとされます。
コロヘータと併せて覚えたい言葉・用語
茅(かや)
屋根を葺くのに使う細い草のことです。
檜原村(ひのはらむら)
東京都西多摩郡の村。島を除く唯一の村です。
常民文化研究(じょうみんぶんかけんきゅう)
常民文化研究会が出す会誌です。
コロヘータの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。