石川県の話。石の模様が人型に見える墓石。雨の日はいっそう凄みを増したという。
怪墓とはどんな妖怪か
怪墓の漢字表記と読み方
読みは「かいはか」です。
報告の題は「怪墓探査」で、噂の墓を実際に見に行った記録です。
「墓主」は、その墓に葬られた人のことです。
「未練」は、思いが残ることです。
この図鑑には力持ち幽霊(石川)も収めています。
怪墓(かいはか)
日文研データベースが示す呼称です。
墓主(はかぬし)
記録が示す言い方です。その墓に葬られた人をいいます。
現世(げんせ)
記録が示す語です。今生きているこの世をいいます。
怪墓の姿と特徴
怪墓の話は、記録に順を追って書かれています。
噂されたもの … 幽霊が出るという墓石。
石の表面 … 人型大の奇妙な模様。
遠目で見ると … まるで幽霊が出たように見える。
雨の日 … 一層凄みを増す。
言われている理由 … 現世に未練のある墓主の死霊が留まっている。
動くとは書かれていません。模様がそう見えるという話です。
怪墓の伝承記録
噂の墓石
幽霊出現の噂が耐えない墓石があります。
立っていたのは墓地です。
人型の模様
石の表面の模様が人型大の奇妙な姿をしています。
あったのは石そのものにです。
遠目に見れば
遠目で見ればまるで幽霊が出たように見えます。
見えるのは離れたところからです。
雨の日
雨の日には一層凄みを増すといいます。
濃くなるのは濡れたときです。
留まる死霊
現世に未練のある墓主の死霊が未だ留まっているのが原因だといわれています。
結びつけたのは葬られた人にです。
怪墓の伝承地域
公的データベースの地域欄は石川県を示すのみで、市郡名・区町村名の欄は空欄です。
報告の題は怪墓探査で、噂を確かめに行った書き方をしています。
怪墓の正体と考えられているもの
怪墓は、人型の模様が出た墓石です。
出るものの話ではありません。 語られているのは、石の模様が人型に見えることと、雨で凄みが増すことです。
見えたものを死者の思いに結びつける語り方は、各地の墓にあります。
この図鑑には力持ち幽霊(石川)も収めています。
怪墓が登場する作品
怪墓を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦後の民俗誌に載った探査の報告です。
石の模様が人に見える話は各地にあり、多くは葬られた人の思いと結びつけて語られます。
怪墓が登場する雑誌
加能民俗
加能民俗の会が出した雑誌です。1953年の号に怪墓探査が載ります。
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怪墓についてよくある質問
怪墓とは何ですか。
石川県に伝わる、幽霊が出るという噂の絶えない墓石のことです。
なぜ幽霊に見えるのですか。
石の表面の模様が人型大の奇妙な姿をしているためだと記されています。
いつ凄みが増しますか。
雨の日には一層凄みを増すといいます。
どこで語られていますか。
石川県です。市郡名までは記録されていません。
怪墓と併せて覚えたい言葉・用語
墓主(はかぬし)
その墓に葬られた人のことです。
現世(げんせ)
今生きているこの世のことです。
加能(かのう)
加賀と能登を合わせた言い方で、石川県を指します。
怪墓の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。