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山梨県

杣人と尺八(そまびととしゃくはち)とはどんな妖怪か|姿と伝承

杣人と尺八  / ソマビトトシャクハチ

天狗 各地の伝説

山梨県で、山の神である天狗が尺八を好むとして、吹ける人と組んで入山したという習わし。

杣人と尺八とはどんな妖怪か

杣人と尺八はひとことで言えば、吹いてから入る山です。山梨県の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、土橋里木甲州の山の神について」(『伊勢民俗』伊勢民俗学会、1957年)を典拠に、杣人が組になって山を歩くときは、尺八が上手な人とともに行く。その人が一曲吹いてから入山する。山の神である天狗は尺八を好むからであると記します。

人選から決まっています。

組を作るとき、尺八が上手な人を入れました。 一曲吹くのが、入山の手順です。

杣人と尺八の漢字表記と読み方

読みは「そまびととしゃくはち」です。

「杣人」は、山で木を伐り出す人のことです。

この記録では、山の神が天狗であるとされています。

この図鑑には古杣(各地)も収めています。どちらも山で働く人にまつわる話です。

杣人と尺八(そまびととしゃくはち)

日文研データベースが示す呼称は「杣人」です。

杣人(そまびと)

データベースの見出しに用いられた語です。

杣人と尺八の姿と特徴

杣人と尺八の習わしは、記録に短く書かれています。

するとき … 杣人が組になって山を歩くとき。
組に入れる人 … 尺八が上手な人。
入山の前にすること … その人が一曲吹く。
理由 … 山の神である天狗が尺八を好むから。

天狗の姿は書かれていません。

杣人と尺八の伝承記録

  1. 組を作る
  2. 尺八の上手な人
  3. 一曲吹いてから

組を作る

杣人が組になって山を歩くときのことです。

一人ではなくで入ります。

尺八の上手な人

尺八が上手な人とともに行きます。

腕前が人選の条件になっています。

一曲吹いてから

その人が一曲吹いてから入山します。山の神である天狗は尺八を好むからです。

順序が吹いてからと決まっています。

杣人と尺八の伝承地域

公的データベースの地域欄は山梨県までで、市郡までは示されていません。

典拠の論文名は甲州の山の神についてで、山梨の山の神をまとめたものです。

甲州の山(こうしゅうのやま)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

甲州の山の所在地:山梨県

報告は伊勢民俗学会の伊勢民俗によります。

市郡は記録に書かれていません。

杣人と尺八の正体と考えられているもの

杣人と尺八は、天狗をもてなす手順です

祓う話ではありません。 語られているのは、好むものを先に差し出すという向き合い方です。

山の神が天狗とされているところに、この土地の見方が出ています。

この図鑑には古杣(各地)も収めています。

杣人と尺八が登場する作品

杣人と尺八を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは伊勢民俗学会の雑誌です。

山に入る前に音を鳴らす習わしは各地にあり、鈴や法螺貝を用いる例も知られます。

杣人と尺八が登場する学会誌

伊勢民俗

伊勢民俗学会が出した雑誌です。1957年の号に甲州の山の神についてが載ります。

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杣人と尺八についてよくある質問

杣人と尺八とは何ですか。

山梨県で、入山の前に尺八を一曲吹いたという習わしです。

なぜ尺八なのですか。

山の神である天狗が尺八を好むからと記録されています。

誰が吹くのですか。

組に入れた、尺八が上手な人です。

杣人とは何ですか。

山で木を伐り出す人のことです。

杣人と尺八と併せて覚えたい言葉・用語

杣人(そまびと)

山で木を伐り出す人のことです。

尺八(しゃくはち)

竹で作った縦笛です。

山の神(やまのかみ)

山を治めるとされる神のことです。

杣人と尺八の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「杣人」