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山梨県

片目の鰻(かためのうなぎ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

片目の鰻  / カタメノウナギ

水の妖怪 各地の伝説

山梨県大月市の天神淵で、獲る者に必ず災難があったという片目の鰻。

片目の鰻の姿を描いた図

Koda6029 「岩殿山から望む大月の街と富士山(山梨県大月市)」 2012年 / CC BY-SA 出典

片目の鰻とはどんな妖怪か

片目の鰻はひとことで言えば、獲ってはいけない淵の主です。山梨県大月市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、竹川義德甲州の伝説 桂川」(『甲斐路』第6号、1962年、58頁)を典拠に、谷田川が大月町で桂川に入るところに天神淵というところがある。この淵の鰻は片目で、これを取るものは必ず災難があったというと記します。

場所がはっきり書かれています。 谷田川と桂川の合流点です。

そして、獲れば必ず災難と伝えられました。

片目の鰻の漢字表記と読み方

読みは「かためのうなぎ」です。

片目の魚の話は各地にあります。 淵や池の主とされる例が多く見られます。

この話では、災難の中身は書かれていません。 「必ず災難があった」とだけ記されます。

この図鑑には片目魚(兵庫)と片目の魚(新潟)も収めています。

片目の鰻(かためのうなぎ)

日文研データベースが示す表記。

天神淵の鰻(てんじんぶちのうなぎ)

淵の名を付けた言い方です。

片目の鰻の姿と特徴

片目の鰻の姿は、記録に短く書かれています。

場所 … 谷田川が大月町で桂川に入るところの天神淵。
特徴 … この淵の鰻は片目。
戒め … これを取るものは必ず災難があった。

大きさや色についての記述はありません。

片目の鰻の伝承記録

  1. 二つの川が合わさる淵
  2. 片目の鰻がいる

二つの川が合わさる淵

谷田川が大月町で桂川に入るところに、天神淵というところがあります。

川が合わさる場所です。

淵は深く淀んだところを指します。

片目の鰻がいる

この淵の鰻は片目です。

一匹ではなく、淵の鰻として語られています。

これを取るものは、必ず災難があったといいます。

理由は書かれていません。 残っているのは、取るなという戒めです。

片目の鰻の伝承地域

公的データベースの地域欄は山梨県大月市を示します。

桂川は相模川の上流にあたります。 谷田川との合流点が天神淵と記されます。

天神淵(てんじんぶち)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

天神淵の所在地:山梨県大月市

谷田川が桂川に入るところと記されます。

淵の現在の様子は資料に書かれていません。

片目の鰻の正体と考えられているもの

片目の鰻は、獲ってはいけない淵の主です

片目という印が、ふつうの魚ではないことを示します。

この図鑑には片目魚(兵庫)と片目の魚(新潟)も収めています。

片目の魚は各地にあり、土地ごとに由来が違います

片目の鰻が記録された資料

片目の鰻を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは郷土研究会の雑誌です。

淵の主は各地で語られ、獲ると災いがあるという戒めを伴います。この図鑑には片目魚(兵庫)も収めています。

片目の鰻が記録された民俗資料

甲斐路

山梨郷土研究会の雑誌です。第6号に桂川の伝説が載ります。

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片目の鰻についてよくある質問

片目の鰻とは何ですか。

山梨県大月市の天神淵にいるとされた、片目の鰻です。

天神淵はどこですか。

谷田川が大月町で桂川に入るところと記されています。

獲るとどうなりますか。

必ず災難があったと伝えられました。

同じような話はありますか。

片目の魚の話は各地にあります。この図鑑にも兵庫と新潟の例を収めています。

片目の鰻と併せて覚えたい言葉・用語

(ふち)

川の深く淀んだところ。主がいるとされました。

桂川(かつらがわ)

山梨県を流れる川。下流は相模川になります。

大月(おおつき)

山梨県の市名。桂川沿いの町です。

片目の鰻の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「片目の鰻」