山梨県大月市の天神淵で、獲る者に必ず災難があったという片目の鰻。

片目の鰻とはどんな妖怪か
片目の鰻はひとことで言えば、獲ってはいけない淵の主です。山梨県大月市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、竹川義德「甲州の伝説 桂川」(『甲斐路』第6号、1962年、58頁)を典拠に、谷田川が大月町で桂川に入るところに天神淵というところがある。この淵の鰻は片目で、これを取るものは必ず災難があったというと記します。
場所がはっきり書かれています。 谷田川と桂川の合流点です。
そして、獲れば必ず災難と伝えられました。
片目の鰻の漢字表記と読み方
読みは「かためのうなぎ」です。
片目の魚の話は各地にあります。 淵や池の主とされる例が多く見られます。
この話では、災難の中身は書かれていません。 「必ず災難があった」とだけ記されます。
この図鑑には片目魚(兵庫)と片目の魚(新潟)も収めています。
片目の鰻(かためのうなぎ)
日文研データベースが示す表記。
天神淵の鰻(てんじんぶちのうなぎ)
淵の名を付けた言い方です。
片目の鰻の姿と特徴
片目の鰻の姿は、記録に短く書かれています。
場所 … 谷田川が大月町で桂川に入るところの天神淵。
特徴 … この淵の鰻は片目。
戒め … これを取るものは必ず災難があった。
大きさや色についての記述はありません。
片目の鰻の伝承記録
二つの川が合わさる淵
谷田川が大月町で桂川に入るところに、天神淵というところがあります。
川が合わさる場所です。
淵は深く淀んだところを指します。
片目の鰻がいる
この淵の鰻は片目です。
一匹ではなく、淵の鰻として語られています。
これを取るものは、必ず災難があったといいます。
理由は書かれていません。 残っているのは、取るなという戒めです。
片目の鰻の伝承地域
公的データベースの地域欄は山梨県大月市を示します。
桂川は相模川の上流にあたります。 谷田川との合流点が天神淵と記されます。
片目の鰻の正体と考えられているもの
片目の鰻は、獲ってはいけない淵の主です。
片目という印が、ふつうの魚ではないことを示します。
この図鑑には片目魚(兵庫)と片目の魚(新潟)も収めています。
片目の魚は各地にあり、土地ごとに由来が違います。
片目の鰻が記録された資料
片目の鰻を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは郷土研究会の雑誌です。
淵の主は各地で語られ、獲ると災いがあるという戒めを伴います。この図鑑には片目魚(兵庫)も収めています。
片目の鰻が記録された民俗資料
甲斐路
山梨郷土研究会の雑誌です。第6号に桂川の伝説が載ります。
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片目の鰻についてよくある質問
片目の鰻とは何ですか。
山梨県大月市の天神淵にいるとされた、片目の鰻です。
天神淵はどこですか。
谷田川が大月町で桂川に入るところと記されています。
獲るとどうなりますか。
必ず災難があったと伝えられました。
同じような話はありますか。
片目の魚の話は各地にあります。この図鑑にも兵庫と新潟の例を収めています。
片目の鰻と併せて覚えたい言葉・用語
淵(ふち)
川の深く淀んだところ。主がいるとされました。
桂川(かつらがわ)
山梨県を流れる川。下流は相模川になります。
大月(おおつき)
山梨県の市名。桂川沿いの町です。
片目の鰻の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。