東京都文京区で、顔は小女、身体は鶏の姿で足軽に現れ、墓を建て直させたというお七。

八百屋の七とはどんな妖怪か
八百屋の七は、墓を建て直させた姿です。東京都文京区の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、大田南畝「一話一言」(『日本随筆大成別巻』吉川弘文館、1978年)を典拠に、小石川円乗寺の八百屋お七の墓が新しくなっていたので理由を尋ねたら、ある夜同墓所を掃除に来た足軽が顔は小女、身体は鶏になったお七に弔うことを頼まれた為に、その足軽が再興したということだったと記します。
姿が二つに分かれています。
顔は小女、身体は鶏でした。
この図鑑にはお七の亡霊(東京)も収めています。
八百屋の七の漢字表記と読み方
読みは「やおやのしち」です。
八百屋お七は江戸時代の火付けの咎で処された娘で、芝居や浄瑠璃に取り上げられました。
「円乗寺」は文京区白山にある寺です。
「足軽」は身分の低い武士のことです。
「再興」は、建て直すことです。
この図鑑にはお七の亡霊(東京)と風邪の神(山梨)も収めています。
八百屋の七(やおやのしち)
日文研データベースが示す呼称。
八百屋お七(やおやおしち)
広く知られた呼び方です。
八百屋の七の姿と特徴
八百屋の七の姿は、記録にはっきり書かれています。
きっかけ … 小石川円乗寺の八百屋お七の墓が新しくなっていた。
したこと … 理由を尋ねた。
分かったこと … ある夜、同墓所を掃除に来た足軽が頼まれた。
現れたもの … お七。
その顔 … 小女。
その身体 … 鶏。
頼まれたこと … 弔うこと。
その結果 … その足軽が墓を再興した。
なぜ鶏の身体なのかは書かれていません。
八百屋の七の伝承記録
新しくなった墓
小石川円乗寺の八百屋お七の墓が新しくなっていたので理由を尋ねました。
入口は墓でした。
掃除に来た足軽
ある夜、同墓所を掃除に来た足軽がいました。
居合わせたのは足軽です。
顔は小女、身体は鶏
顔は小女、身体は鶏になったお七に弔うことを頼まれました。
姿が二つに分かれています。
足軽が再興する
その為に、その足軽が再興したということでした。
建て直したのは頼まれた者です。
八百屋の七の伝承地域
公的データベースの地域欄は東京都文京区を示します。
記録は寺の名を小石川円乗寺と書いています。
八百屋の七の正体と考えられているもの
八百屋の七は、鶏の身体で現れたとされるお七です。
祟った話ではありません。 語られているのは、弔いを頼んだことと、足軽が応えたことです。
顔だけが人であるという姿が、この話の異様さです。
この図鑑にはお七の亡霊(東京)も収めています。
八百屋の七が登場する作品
八百屋の七を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは日本随筆大成に収められた一話一言です。
八百屋お七は井原西鶴の好色五人女や浄瑠璃・歌舞伎に取り上げられ、広く知られました。
八百屋の七が登場する随筆
一話一言
大田南畝の随筆。日本随筆大成別巻に収められています。
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八百屋の七についてよくある質問
八百屋の七とは何ですか。
東京都文京区の円乗寺で、鶏の身体で現れたと語られるお七です。
どんな姿ですか。
顔は小女、身体は鶏になっていたと記録されています。
何を頼んだのですか。
弔うことを頼んだといいます。
その結果は。
頼まれた足軽が墓を再興したといいます。
八百屋の七と併せて覚えたい言葉・用語
八百屋お七(やおやおしち)
江戸時代の娘。芝居や浄瑠璃に取り上げられました。
足軽(あしがる)
身分の低い武士のことです。
再興(さいこう)
建て直すことです。
八百屋の七の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。