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新潟県

龍卵石(りゅうらんせき)とはどんな妖怪か|姿と伝承

龍卵石  / リュウランセキ

器物と草木 各地の伝説

新潟県岩船郡で、暴風雨のさなか寺に降ってきた卵石。夜に真っ二つに割れて消え、翌日は元に戻っていた。

龍卵石の姿を描いた図

Triglav 「荒川(新潟県岩船郡関川村)」 2007年 / CC BY-SA 3.0 出典

龍卵石とはどんな妖怪か

龍卵石は、降ってきて戻ってきた石です。新潟県岩船郡の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、中村忠一岩船郡伝説集より」(『高志路』新潟県民俗学会、1938年)を典拠に、日照りの年だが突然暴風雨となった。この最中に卵石が寺に降ってきた。重いので移動できず、小さく砕こうとしても割れなかった。夜、地響きと共に真っ二つに割れ、中から閃光が散り、卵石は消えたが翌日には元のところに戻っていたと記します。

人の手では割れませんでした。

小さく砕こうとしても割れず、夜に地響きと共に真っ二つに割れたのです。

この図鑑には雷公墨(大阪)も収めています。

龍卵石の漢字表記と読み方

読みは「りゅうらんせき」です。

「閃光」は、ぱっと光ることです。

「地響き」は、地面が鳴り響くことです。

「岩船郡」は新潟県北部の郡です。

この図鑑には雷公墨(大阪)も収めています。

龍卵石(りゅうらんせき)

日文研データベースが示す呼称。

卵石(たまごいし)

記録の本文が使う言い方です。

龍卵石の姿と特徴

龍卵石の話は、記録に順を追って書かれています。

その年 … 日照りの年。
起きたこと … 突然暴風雨となった。
その最中 … 卵石が寺に降ってきた。
動かせない理由 … 重い。
割れない … 小さく砕こうとしても割れなかった。
夜に起きたこと … 地響きと共に真っ二つに割れた。
中から出たもの … 閃光。
そのあと … 卵石は消えた。
翌日 … 元のところに戻っていた。

石の大きさは書かれていません。

龍卵石の伝承記録

  1. 日照りの年の暴風雨
  2. 寺に降ってくる
  3. 割れない石
  4. 割れて消え、戻る

日照りの年の暴風雨

日照りの年だが突然暴風雨となりました。

変わったのはです。

寺に降ってくる

この最中に卵石が寺に降ってきました。

落ちた先はです。

割れない石

重いので移動できず、小さく砕こうとしても割れませんでした。

人の手では無理でした。

割れて消え、戻る

夜、地響きと共に真っ二つに割れ、中から閃光が散り、卵石は消えたが翌日には元のところに戻っていました。

戻ったのは同じ場所です。

龍卵石の伝承地域

公的データベースの地域欄は新潟県岩船郡を示します。

論文名は岩船郡伝説集よりです。

岩船郡(いわふねぐん)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

岩船郡の所在地:新潟県岩船郡

報告は新潟県民俗学会の高志路によります。

論文名は岩船郡伝説集よりです。

龍卵石の正体と考えられているもの

龍卵石は、降ってきて戻ってきた石です

害をなしてはいません。 語られているのは、どう来たかと、どう割れて、どう戻ったかです。

日照りの年に暴風雨とともに降ったという運びが、と結びつけられた理由でしょう。

この図鑑には雷公墨(大阪)も収めています。

龍卵石が登場する作品

龍卵石を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは新潟の民俗学会の雑誌です。

空から石が降る話は各地にあり、雷石・隕石とも結びつけて語られます。

龍卵石が登場する学会誌

高志路

新潟県民俗学会が出した雑誌です。1938年の号に岩船郡伝説集が載ります。

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龍卵石についてよくある質問

龍卵石とは何ですか。

新潟県岩船郡で、暴風雨のさなか寺に降ってきたと語られる卵形の石です。

動かせたのですか。

重いので移動できず、砕こうとしても割れなかったといいます。

どうなりましたか。

夜に地響きとともに真っ二つに割れ、閃光が散って消えました。

そのあとは。

翌日には元のところに戻っていたと記録されています。

龍卵石と併せて覚えたい言葉・用語

閃光(せんこう)

ぱっと光ることです。

地響き(じひびき)

地面が鳴り響くことです。

岩船郡(いわふねぐん)

新潟県北部の郡です。

龍卵石の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「龍卵石」