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大阪府

雷公墨(らいこうぼく)とはどんな妖怪か|姿と伝承

雷公墨  / ライコウボク

器物と草木 各地の伝説

大阪市で、安治川に雷が多く落ちたあと、泥土の上に見つかった石に似て石でないこぶし大のもの。

雷公墨の姿を描いた図

そらみみ 「天保山の渡しから見た安治川(大阪府大阪市)」 2019年 / CC BY-SA 4.0 出典

雷公墨とはどんな妖怪か

雷公墨は、雷が落ちたあとに残ったものです。大阪府大阪市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、石上宣続卯花園漫録」(『日本随筆大成第二期』吉川弘文館、1974年)を典拠に、『本草綱目』を引いて、ある年、安治川に雷が多く墜ちた時があった。その後、泥土の上に石に似て石ではなく、こぶし大のものが落ちていた。これは雷公墨と呼ばれるものであると記します。

石ではありません。

石に似て石ではなく」と、はっきり分けて書かれています。

この図鑑には雷神(三重)も収めています。

雷公墨の漢字表記と読み方

読みは「らいこうぼく」です。

「雷公」は雷の神を指す言い方です。

「安治川」は大阪市を流れる川です。

「本草綱目」は中国の薬物の書で、記録が引いています。

この図鑑には雷神(三重)も収めています。

雷公墨(らいこうぼく)

日文研データベースが示す呼称。

雷斧(らいふ)

雷が落ちた跡に残るとされる石の一般の呼び名です。

雷公墨の姿と特徴

雷公墨の話は、記録に短く書かれています。

その年 … ある年。
起きたこと … 安治川に雷が多く墜ちた。
その後 … 泥土の上に落ちていた。
その見た目 … 石に似て石ではない。
その大きさ … こぶし大。
その呼び名 … 雷公墨。

色は書かれていません。

雷公墨の伝承記録

  1. 安治川に雷が落ちる
  2. 泥土の上に
  3. 石に似て石でない
  4. 雷公墨と呼ぶ

安治川に雷が落ちる

ある年、安治川に雷が多く墜ちた時がありました。

落ちたのはです。

泥土の上に

その後、泥土の上に落ちていました。

残ったのは泥の上です。

石に似て石でない

石に似て石ではなく、こぶし大のものでした。

大きさはこぶしほどです。

雷公墨と呼ぶ

これは雷公墨と呼ばれるものです。

名が付いています。

雷公墨の伝承地域

公的データベースの地域欄は大阪府大阪市を示します。

記録は川の名を安治川と書いています。

安治川(あじがわ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

安治川の所在地:大阪府大阪市

報告は吉川弘文館の日本随筆大成によります。

記録は『本草綱目』を引いています。

雷公墨の正体と考えられているもの

雷公墨は、雷が落ちたあとに残ったものです

姿のあるものは出てきません。 語られているのは、いつ見つかったかと、何に似ているかです。

中国の薬物の書を引いて名を当てているところが、随筆らしい書き方です。

この図鑑には雷神(三重)も収めています。

雷公墨が登場する作品

雷公墨を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは随筆を集めた叢書です。

雷が落ちた跡に石が残る話は各地にあり、雷斧・雷石などの名で呼ばれます。

雷公墨が登場する随筆

日本随筆大成第二期

吉川弘文館が1974年に出した叢書です。卯花園漫録を収めます。

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雷公墨についてよくある質問

雷公墨とは何ですか。

大阪市の安治川で、雷が落ちたあとに見つかったとされるものです。

どんな形ですか。

石に似て石ではなく、こぶし大と記録されています。

どこにあったのですか。

泥土の上です。

名の元は。

記録は『本草綱目』を引いています。

雷公墨と併せて覚えたい言葉・用語

雷公(らいこう)

雷の神を指す言い方です。

安治川(あじがわ)

大阪市を流れる川です。

本草綱目(ほんぞうこうもく)

中国の薬物の書です。

雷公墨の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「雷公墨」