三重県多気町で、井戸に落ちて蓋をされた雷神。桑原と唱えれば落ちないと約束して帰った。

Yanajin33 「丹生神社の鳥居(三重県多気郡多気町)」 2013年 / CC BY-SA 3.0 出典
雷神とはどんな妖怪か
雷神の漢字表記と読み方
読みは「らいしん」です。
「桑原」は雷を避けるために唱える言葉として知られます。
「多気町」は三重県中部の町です。
論文名は「雷の落ちない村」です。
この図鑑には雷電様(栃木)も収めています。
雷神(らいしん)
日文研データベースが示す呼称。
桑原(くわばら)
記録が示す、唱える言葉です。
雷神の姿と特徴
雷神の話は、記録に順を追って書かれています。
そのとき … ある時。
起きたこと … 雷神が誤って農家の井戸に落ちた。
農夫のしたこと … 井戸に蓋をして天に帰さなかった。
雷神の言ったこと(一) … 自分は桑が嫌いだ。
雷神の言ったこと(二) … 桑原と唱えれば落ちない。
その結果 … 天に帰してもらった。
雷神の姿は書かれていません。
雷神の伝承記録
井戸に落ちる
ある時、雷神が誤って農家の井戸に落ちました。
落ちた先は井戸です。
蓋をされる
農夫は井戸に蓋をして天に帰しませんでした。
閉じたのは農夫です。
桑が嫌い
雷神は自分は桑が嫌いだと言いました。
苦手なのは桑です。
桑原と唱えれば
桑原と唱えれば落ちないと約束して、天に帰してもらいました。
取り引きの品は約束でした。
雷神の伝承地域
公的データベースの地域欄は三重県多気郡、区町村名の欄は多気町を示します。
論文名の雷の落ちない村が、この話の効き目を示しています。
雷神の正体と考えられているもの
雷神は、井戸で捕まった神です。
祟ってはいません。 語られているのは、どう捕まったかと、何を約束したかです。
「桑原」を唱える習わしの由来を説く話として、各地に同じ型が伝わります。
この図鑑には雷公墨(大阪)も収めています。
雷神が登場する作品
雷神を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の郷土研究の雑誌です。
桑原と唱えて雷を避ける習わしは各地にあり、井戸に落ちた雷神の話とともに語られます。
雷神が登場する学会誌
郷土研究
郷土研究社が出した雑誌です。1933年の号に雷の落ちない村が載ります。
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雷神についてよくある質問
この雷神の話とは何ですか。
三重県多気町で、井戸に落ちたと語られる雷神の話です。
農夫は何をしたのですか。
井戸に蓋をして天に帰さなかったといいます。
雷神は何と言いましたか。
自分は桑が嫌いだから桑原と唱えれば落ちないと約束したといいます。
そのあとどうなりましたか。
天に帰してもらったと記録されています。
雷神と併せて覚えたい言葉・用語
桑原(くわばら)
雷を避けるために唱える言葉です。
多気町(たきちょう)
三重県多気郡の町です。
井戸(いど)
地を掘って水をくむところです。
雷神の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。