奈良県で、汗をかいて善悪のきざしを示すという仏。生駒山般若窟の不動尊は災いを前もって示した。
霊仏とはどんな妖怪か
霊仏の漢字表記と読み方
読みは「れいぶつ」です。
「きざし」は、これから起きることの前ぶれです。
「不動尊」は不動明王のことです。
「窟」は、岩にできた洞のことです。
この図鑑には雲外鏡(各地)も収めています。
霊仏(れいぶつ)
日文研データベースが示す呼称。
般若窟(はんにゃくつ)
記録が示す、生駒山にある岩屋の名です。
霊仏の姿と特徴
霊仏の話は、記録に短く書かれています。
するふるまい … 汗をかく。
それが示すもの … 善悪のきざし。
その頻度 … 少なくない。
挙げられた例 … 生駒山般若窟の不動尊。
その仏がしたこと … 汗をかいた。
それが示したこと … 災いが起こること。
その時期 … 前もって。
汗の量は書かれていません。
霊仏の伝承記録
汗をかく仏
霊仏が汗をかき、善悪のきざしを示すことは少なくありません。
出るのは汗です。
生駒山の不動尊
生駒山般若窟の不動尊も汗をかきました。
挙げられたのは生駒山です。
災いを前もって示す
そして災いが起こることを前もって世に示しました。
告げたのは先のことです。
霊仏の伝承地域
公的データベースの地域欄は奈良県までで、市郡までは示されていません。
生駒山は奈良県と大阪府にまたがる山で、記録は般若窟を挙げています。
霊仏の正体と考えられているもの
霊仏は、汗で先を告げる仏です。
動いたり語ったりはしません。 語られているのは、何が出るかと、それが何を示すかです。
知らせが言葉でなく体のしるしとして現れるところが、この話の型です。
この図鑑には雲外鏡(各地)も収めています。
霊仏が登場する作品
霊仏を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは随筆を集めた叢書です。
仏像が汗をかくという話は各地にあり、世の乱れや災いの前ぶれとして書き留められました。
霊仏が登場する随筆
日本随筆大成第1期
吉川弘文館が1975年に出した叢書です。暁晴翁の雲錦随筆を収めます。
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霊仏についてよくある質問
霊仏とは何ですか。
汗をかいて善悪のきざしを示すという仏のことです。
どこの仏ですか。
記録は生駒山般若窟の不動尊を挙げています。
何を示したのですか。
災いが起こることを前もって世に示したといいます。
珍しいことですか。
記録は「少なくない」と書いています。
霊仏と併せて覚えたい言葉・用語
きざし(きざし)
これから起きることの前ぶれです。
不動尊(ふどうそん)
不動明王のことです。
生駒山(いこまやま)
奈良県と大阪府にまたがる山です。
霊仏の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。