長崎県雲仙市千々石町の怪火。近づいても同じだけ遠のき、その方から話し声が聞こえる。

うぐめん火とはどんな妖怪か
うぐめん火は、海上に見える火です。長崎県雲仙市千々石町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、宮崎末義「上津深江 二題」(『あまくさの民俗と伝承』天草の民俗と伝承の会、1973年)を典拠に、海上にぼんやり見える火があった。うぐめん火といい、近くに行っても同じだけ遠くに見えると記します。
声まで届きます。
見えた方向から話し声が聞こえる。海で遭難した人の霊がさまよっているのがこの怪火であると結ばれます。
この図鑑には六角井戸(長崎)も収めています。
うぐめん火の漢字表記と読み方
読みは「うぐめんび」です。
「うぐめん」は、ウグメの音が変わったものです。
「怪火」は、正体の分からない火のことです。
「遭難」は、海や山で命にかかわる目に遭うことです。
この図鑑には六角井戸(長崎)も収めています。
うぐめん火(うぐめんび)
日文研データベースが示す呼称です。
ウグメ(うぐめ)
西日本で、海や産にまつわる霊を指す言葉です。
うぐめん火の姿と特徴
うぐめん火の話は、記録に短く書かれています。
その場所 … 海上。
その見え方 … ぼんやり見える。
その名 … うぐめん火。
近づくと … 同じだけ遠くに見える。
聞こえるもの … 見えた方向からの話し声。
その正体 … 海で遭難した人の霊がさまよっているもの。
火の色は書かれていません。
うぐめん火の伝承記録
海上のぼんやりした火
海上にぼんやり見える火がありました。
見えたのは海の上です。
近づいても遠のく
近くに行っても同じだけ遠くに見えます。
縮まらないのは間です。
話し声が聞こえる
見えた方向から話し声が聞こえます。
届くのは声です。
遭難した人の霊
海で遭難した人の霊がさまよっているのがこの怪火です。
さまようのは海で死んだ人です。
うぐめん火の伝承地域
公的データベースの地域欄は長崎県、市郡名の欄は雲仙市、区町村名の欄は千々石町を示します。
報告は天草の民俗と伝承の会が出したもので、海をはさんだ土地の話を集めています。
うぐめん火の正体と考えられているもの
うぐめん火は、海上に見える火です。
近づけません。 語られているのは、同じだけ遠のくことと、声が聞こえることです。
土地では海で遭難した人の霊とされ、火だけでなく声も伴います。
この図鑑には六角井戸(長崎)も収めています。
うぐめん火が登場する作品
うぐめん火が登場する調査報告
あまくさの民俗と伝承
天草の民俗と伝承の会が1973年に出した報告です。
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うぐめん火についてよくある質問
うぐめん火とは何ですか。
長崎県雲仙市千々石町で、海上にぼんやり見えるという火です。
近づけますか。
近くに行っても同じだけ遠くに見えるといいます。
声も聞こえますか。
見えた方向から話し声が聞こえるといいます。
正体は何ですか。
海で遭難した人の霊がさまよっているものだといいます。
うぐめん火と併せて覚えたい言葉・用語
ウグメ(うぐめ)
西日本で、海や産にまつわる霊を指す言葉です。
怪火(かいか)
正体の分からない火のことです。
千々石(ちぢわ)
長崎県雲仙市の西部、千々石湾に面した地区です。
うぐめん火の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。