長野県で、女の幽霊が古い柳の霊と名乗って成仏を願い、青年が僧になって引導を渡したという話。
柳の魂魄とはどんな妖怪か
柳の魂魄の漢字表記と読み方
読みは「やなぎのこんばく」です。
「魂魄」は、たましいのことです。
「引導を渡す」は、死者を導いて悟らせることです。
「行人」は修行して即身仏になった僧を指す呼び方です。
「新野」は論文名にある長野県の地名です。
柳の魂魄(やなぎのこんばく)
日文研データベースが示す呼称。
行人さま(ぎょうにんさま)
論文名が示す、青年のなれの果ての呼び名です。
柳の魂魄の姿と特徴
柳の魂魄の話は、記録に順を追って書かれています。
その人 … 美青年。
聞いたこと … 幽霊が出るという噂。
したこと … 退治するために現地に赴いた。
現れたもの … 女の幽霊。
その名乗り … 古い柳の霊。
その願い … 成仏したい。
青年の言葉 … 自分が僧侶になって引導を引き渡す。
幽霊の反応 … 喜んだ。
青年のその後 … 仏になり、ミイラになっている。
柳の木がどこにあるかは書かれていません。
柳の魂魄の伝承記録
退治しに行く
美青年が幽霊が出るという噂を聞き、退治するために現地に赴きました。
行った目的は退治でした。
古い柳の霊
女の幽霊は古い柳の霊だと名乗りました。
正体は木でした。
成仏したい
幽霊は成仏したいといいます。
願ったのは霊の側です。
僧になり仏になる
青年は自分が僧侶になって引導を引き渡すと言うと、幽霊は喜びました。仏になった青年はミイラになっています。
変わったのは青年でした。
柳の魂魄の伝承地域
公的データベースの地域欄は長野県までで、市郡までは示されていません。
論文名の新野の行人さまは、この青年のなれの果てを指します。
柳の魂魄の正体と考えられているもの
柳の魂魄は、成仏を願った木の霊です。
祟ってはいません。 語られているのは、名乗ったことと、願ったことです。
退治しに来た者が僧になり即身仏になるという結びが、この話の変わった点です。
この図鑑には柳の枝(宮城)も収めています。
柳の魂魄が登場する作品
柳の魂魄を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは長野の郷土史学会の雑誌です。
古木の霊が成仏を願う話は各地にあり、僧が引導を渡す形をよくとります。
柳の魂魄が登場する学会誌
伊那
伊奈郷土史学会が出した雑誌です。1956年の号に新野の行人さまを語るが載ります。
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柳の魂魄についてよくある質問
柳の魂魄とは何ですか。
長野県で、女の姿で現れた古い柳の霊です。
何を願ったのですか。
成仏したいと願ったと記録されています。
青年はどうしましたか。
自分が僧侶になって引導を引き渡すと言ったといいます。
青年のその後は。
仏になり、ミイラになっていると記録されています。
柳の魂魄と併せて覚えたい言葉・用語
魂魄(こんばく)
たましいのことです。
引導(いんどう)
死者を導いて悟らせることです。
行人(ぎょうにん)
修行して即身仏になった僧を指す呼び方です。
柳の魂魄の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。