京都市で、陰雨の夜に出る火。たくさん飛び交い、一つになり、また乱れ散って見え隠れするという。

六反火とはどんな妖怪か
六反火は、雨の夜に飛び交う火です。京都府京都市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、神沢杜口「翁草」(『日本随筆大成第三期』吉川弘文館、1978年)を典拠に、七条道場のほとり、七条河原、上は大仏下は竹田、東洞院の田野に、陰雨の夜に出る火がある。名は六反火といい、怪しい火が沢山飛び交い、あるいはひとつになり、また乱れ散って、見えたり隠れたりすると記します。
出る範囲が広く取られています。
七条道場のほとりから、上は大仏下は竹田まで挙げられています。
この図鑑には人魂(各地)も収めています。
六反火の漢字表記と読み方
六反火(ろくたんび)
日文研データベースが示す呼称。
陰雨(いんう)
記録が示す、出る夜の天気です。
六反火の姿と特徴
六反火の話は、記録に短く書かれています。
出るところ(一) … 七条道場のほとり。
出るところ(二) … 七条河原。
その範囲 … 上は大仏、下は竹田。
出るところ(三) … 東洞院の田野。
出る夜 … 陰雨の夜。
その名 … 六反火。
そのようす(一) … 怪しい火が沢山飛び交う。
そのようす(二) … あるいはひとつになる。
そのようす(三) … また乱れ散って、見えたり隠れたりする。
火の色は書かれていません。
六反火の伝承記録
七条のあたり
七条道場のほとり、七条河原、上は大仏下は竹田、東洞院の田野に出ます。
範囲は広く取られています。
陰雨の夜
陰雨の夜に出る火があります。
出るのは降る夜です。
沢山飛び交う
怪しい火が沢山飛び交います。
数は多いのです。
ひとつになり乱れ散る
あるいはひとつになり、また乱れ散って、見えたり隠れたりします。
集まっては散ります。
六反火の伝承地域
公的データベースの地域欄は京都府京都市を示します。
記録は七条道場のほとりから東洞院の田野までを挙げています。
六反火の正体と考えられているもの
六反火は、雨の夜に飛び交う火です。
害をなしてはいません。 語られているのは、どこに出るかと、どう動くかです。
集まって一つになり、また散るという動きが、数の多さを伝えます。
この図鑑には人魂(各地)も収めています。
六反火が登場する作品
六反火が登場する随筆
日本随筆大成第三期
吉川弘文館が1978年に出した叢書です。神沢杜口の翁草を収めます。
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六反火についてよくある質問
六反火とは何ですか。
京都市で、陰雨の夜に出るとされた怪しい火です。
どこに出るのですか。
七条道場のほとりや七条河原、東洞院の田野などです。
どんな動きをしますか。
沢山飛び交い、一つになり、また乱れ散って見えたり隠れたりします。
陰雨とは何ですか。
しとしとと降り続く雨のことです。
六反火と併せて覚えたい言葉・用語
陰雨(いんう)
しとしとと降り続く雨のことです。
七条道場(しちじょうどうじょう)
京都の金光寺を指す呼び名です。
翁草(おきなぐさ)
神沢杜口が書き留めた随筆です。
六反火の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。