高知県高知市で、相撲を取ろうと誘い、饅頭だと言って馬の糞を渡したという小坊主。

ひるまんぼうずとはどんな妖怪か
ひるまんぼうずはひとことで言えば、誘って勝つ小坊主です。高知県高知市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、中山俊子「ひるまんぼうずの話」(『土佐民俗』通巻32号、1979年、18頁)を典拠に、ひるまんぼうずは、小坊主の格好をしていて、相撲を取ろうと誘う。相撲をすると強くて血だらけにされた。饅頭をやるといわれたらそれは馬の糞であったと記します。
弱そうに見えて、強いのです。
小坊主の格好で誘い、血だらけにします。 詫びのつもりの饅頭も、実は馬の糞でした。
ひるまんぼうずの漢字表記と読み方
読みは「ひるまんぼうず」です。
小坊主は、寺の年少の僧のことです。 姿がそう見えたと記されています。
土佐では、相撲に誘う妖怪の話がいくつも伝わります。
ひるまんぼうず(ひるまんぼうず)
日文研データベースが示す呼称。
ヒルマンボウズ(ひるまんぼうず)
カタカナで記される場合の表記です。
ひるまんぼうずの姿と特徴
ひるまんぼうずの姿は、記録に短く書かれています。
格好 … 小坊主。
誘うこと … 相撲を取ろう。
強さ … 強い。
結果 … 血だらけにされた。
渡したもの … 饅頭だと言われたもの。
その正体 … 馬の糞。
背丈や顔立ちは書かれていません。
ひるまんぼうずの伝承記録
相撲を取ろうと誘う
ひるまんぼうずは、小坊主の格好をしていて、相撲を取ろうと誘います。
姿は弱そうです。
血だらけにされる
相撲をすると強くて、血だらけにされました。
誘いに乗ると、負けます。
見た目と強さが、食い違っています。
饅頭は馬の糞
饅頭をやるといわれたら、それは馬の糞でした。
負けたうえに、もらったものまで偽物でした。
二重に、だまされています。
ひるまんぼうずの伝承地域
公的データベースの地域欄は高知県高知市を示します。
高知市は鏡川ぞいに広がり、川の妖怪の話が多く残ります。
ひるまんぼうずの正体と考えられているもの
ひるまんぼうずは、誘って勝つものです。
祟りという語は使われていません。 記されているのは、強いことと、馬の糞だけです。
それでも、血だらけと書かれています。
この図鑑にはシバテン(高知)も収めています。
ひるまんぼうずが登場する作品
ひるまんぼうずを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは学会誌です。
相撲に誘う妖怪は土佐に多く、シバテンや川猿の名でも語られます。この図鑑にはシバテン(高知)も収めています。
ひるまんぼうずが登場する学会誌
土佐民俗
土佐民俗学会の学会誌です。1979年の号に中山俊子の報告が載ります。
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ひるまんぼうずについてよくある質問
ひるまんぼうずとは何ですか。
高知県高知市で、相撲を取ろうと誘うとされた小坊主の姿のものです。
強いのですか。
強くて血だらけにされたと記録されています。
饅頭をくれますか。
饅頭だと言われたものは馬の糞だったとされます。
姿はどんなですか。
小坊主の格好をしているとだけ書かれています。
ひるまんぼうずと併せて覚えたい言葉・用語
小坊主(こぼうず)
寺の年少の僧のことです。
シバテン(しばてん)
土佐で相撲を挑むとされた妖怪です。
土佐民俗(とさみんぞく)
土佐民俗学会の学会誌です。
ひるまんぼうずの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。