神奈川県横浜市で、十二月八日に来るが、目の多いトーシに負けて逃げていくという小僧。

ヤツメコゾーとはどんな妖怪か
ヤツメコゾーの漢字表記と読み方
読みは「やつめこぞー」です。
「トーシ」は目の細かいふるいのことです。
「変わりもの」は、その日に作る特別な食べ物を指す言い方です。
十二月八日は事八日と呼ばれ、各地で忌みの日とされます。
この図鑑には一つ目小僧(各地)も収めています。
ヤツメコゾー(やつめこぞー)
日文研データベースが示す呼称。
八目小僧(やつめこぞう)
漢字を当てるならこの形と読めます。
ヤツメコゾーの姿と特徴
ヤツメコゾーの話は、記録に順を追って書かれています。
十二月七日にすること(一) … 変わりものをつくる。
十二月七日にすること(二) … ひさしにトーシをあげておく。
十二月八日に来るもの … ヤツメコゾー。
その結果 … 自分より目が多いので逃げていってしまう。
同日夜に来るもの … ミカリバアサマ。
ヤツメコゾーの姿かたちは書かれていません。
ヤツメコゾーの伝承記録
七日に備える
12月7日に変わりものをつくり、ひさしにトーシをあげておきます。
前の日に備えています。
八日に来る
12月8日にはヤツメコゾーがきます。
日が決まっています。
目の数で負ける
自分より目が多いので逃げていってしまいます。
負けたのは数でした。
ミカリバアサマも来る
また同日夜にはミカリバアサマがきます。
同じ日に二つ来ます。
ヤツメコゾーの伝承地域
公的データベースの地域欄は神奈川県横浜市を示します。
この図鑑には同じ神奈川のミカワリバアサンも収めています。
ヤツメコゾーの正体と考えられているもの
ヤツメコゾーは、目の数で追い返される小僧です。
害をなす前に帰ります。 語られているのは、来る日と、なぜ逃げるかです。
名の「八目」が、追い返す道具の理屈をそのまま示しています。
この図鑑には一つ目小僧(各地)も収めています。
ヤツメコゾーが登場する作品
ヤツメコゾーを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは民俗学の雑誌です。
目の多い籠やふるいを軒に上げる習わしは関東に広く、一つ目小僧を追い返すためとされます。
ヤツメコゾーが登場する学会誌
民間伝承
日本民俗学会が出した雑誌です。1950年の号にミカリバアサマの日が載ります。
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ヤツメコゾーについてよくある質問
ヤツメコゾーとは何ですか。
神奈川県横浜市で、十二月八日に来るとされた小僧です。
なぜ逃げるのですか。
ひさしに上げたトーシのほうが自分より目が多いからといいます。
トーシとは何ですか。
目の細かいふるいのことです。
ほかに来るものはいますか。
同日夜にミカリバアサマがくると記録されています。
ヤツメコゾーと併せて覚えたい言葉・用語
トーシ(とーし)
目の細かいふるいのことです。
事八日(ことようか)
十二月八日と二月八日。忌みの日とされます。
青砥町(あおとちょう)
神奈川県横浜市の地名です。
ヤツメコゾーの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。