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茨城県

大きな鼠(おおきなねずみ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

大きな鼠  / オオキナネズミ

獣の妖怪 各地の伝説

茨城県石岡市で、猫十二匹と相討ちになったという、針を植えたような大鼠。

大きな鼠の姿を描いた図

小石川人晃 「板敷山大覚寺のヤブツバキ(茨城県石岡市)」 2022年 / CC BY-SA 出典

大きな鼠とはどんな妖怪か

大きな鼠はひとことで言えば、猫十二匹と相討ちになった鼠です。茨城県石岡市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、長谷川凸津社会史研究」(『社会史研究』10巻2号、1923年、68頁)を典拠に、ある寺に大きな鼠が住み着いて住職に危害を加えた。寺で飼われていた猫は、仲間を募り12匹で挑んだが相討して死んでしまった。鼠は全身に針を植え付けたような大鼠だったと記します。

猫が仲間を集めるところが、この話の見どころです。

姿は全身に針を植え付けたようと記されます。

大きな鼠の漢字表記と読み方

読みは「おおきなねずみ」です。

猫と鼠が戦う話は各地にあり、寺を舞台にする例が多く見られます。

この話では、猫が12匹集まりました。 それでも相討ちでした。

この図鑑には又猫(徳島)も収めています。そちらは猫の話です。

大きな鼠(おおきなねずみ)

日文研データベースが示す表記。

大鼠(おおねずみ)

記録の本文の言い方です。

大きな鼠の姿と特徴

大きな鼠の姿は、記録に短く書かれています。

住み着いた場所 … ある寺。
したこと … 住職に危害を加えた。
立ち向かったもの … 寺で飼われていた猫。
その数 … 仲間を募り12匹。
結果 … 相討して死んでしまった。
姿 … 全身に針を植え付けたような大鼠。

大きさの寸法は書かれていません。

大きな鼠の伝承記録

  1. 寺に住み着く
  2. 猫が十二匹集まる
  3. 相討ち

寺に住み着く

ある寺に、大きな鼠が住み着きました。

住職に危害を加えたといいます。

寺の側は、手を焼きました。

猫が十二匹集まる

寺で飼われていた猫は、仲間を募りました。

12匹で挑みました。

一匹では足りなかったわけです。

相討ち

猫たちは相討して死んでしまいました。

鼠は全身に針を植え付けたような大鼠だったといいます。

勝った側は書かれていません。 残ったのは、姿の記憶です。

大きな鼠の伝承地域

公的データベースの地域欄は茨城県石岡市を示します。

石岡は常陸国の国府があった土地です。 寺の名は書かれていません。

石岡市(いしおかし)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

石岡市の所在地:茨城県石岡市

報告は社会史研究によります。

寺の名は資料に書かれていません。

大きな鼠の正体と考えられているもの

大きな鼠は、猫十二匹と相討ちになった鼠です

姿は針を植え付けたようでした。

猫が仲間を集めて挑む形は、猫の報恩や忠義の話にも通じます。

この図鑑には又猫(徳島)とせよもん婆々(兵庫)も収めています。

大きな鼠が登場する作品

大きな鼠を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大正期の雑誌です。

猫と鼠の戦いは各地で語られ、寺の猫が主役になる形が知られます。この図鑑には又猫(徳島)も収めています。

大きな鼠が登場する雑誌

社会史研究

1923年の雑誌です。10巻2号に長谷川凸津の報告が載ります。

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大きな鼠についてよくある質問

大きな鼠とは何ですか。

茨城県石岡市のある寺に住み着き、住職に危害を加えたとされる大鼠です。

猫は何匹で挑みましたか。

仲間を募り、12匹で挑んだと記録されています。

結果はどうなりましたか。

相討ちとなり、猫は死んでしまいました。

どんな姿ですか。

全身に針を植え付けたような大鼠だったといいます。

大きな鼠と併せて覚えたい言葉・用語

相討ち(あいうち)

互いに討ち合って、どちらも倒れることです。

石岡(いしおか)

茨城県の市名。常陸国の国府がありました。

住職(じゅうしょく)

寺を預かる僧のことです。

大きな鼠の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「大きな鼠,猫」