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兵庫県

川ソソ(かわそそ)とはどんな妖怪か|姿と伝承・登場する作品・伝承地域

川ソソ  / カワソソ

水の妖怪 各地の伝説

兵庫県豊岡市の話。川コをおさえる川の神。六月晦日だけ放すので川に入ってはならない。

川ソソの姿を描いた図

Hashi photo 「竹野海岸の猫崎(兵庫県豊岡市)」 2010年 / CC BY 3.0 出典

川ソソとはどんな妖怪か

川ソソは、川コをおさえる神です。兵庫県豊岡市竹野町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、國學院大學民俗学研究会兵庫県城崎郡竹野町」(『民俗採訪』國學院大學民俗学研究会、1965年)を典拠に、川ソソは川の神で、普段は川コをおさえているが、6月晦日には放していると記します。

放す日が決まっています。

この日に川に入ると、川コが肛門から手を入れて、臓物を引き出してしまう。川コはクロガネ(鉄)を嫌うと結ばれます。

この図鑑には加牟波理入道(兵庫)も収めています。

川ソソの漢字表記と読み方

読みは「かわそそ」です。

データベースの呼称欄は「川ソソ,川コ」と二つを並べています。

「晦日」は、月の末日のことです。

「クロガネ」は鉄のことで、河童が嫌うものとして各地に伝わります。

この図鑑には加牟波理入道(兵庫)も収めています。

川ソソ(かわそそ)

データベースの呼称欄は「川ソソ,川コ」と示します。

川コ(かわこ)

記録が示すもう一つの名です。おさえられている側にあたります。

クロガネ(くろがね)

記録が示す語です。鉄のことをいいます。

川ソソの姿と特徴

川ソソの話は、記録に短くまとめられています。

川ソソとは何か … 川の神。
普段していること … 川コをおさえている。
放す日 … 6月晦日。
その日に川に入ると … 川コが肛門から手を入れて臓物を引き出してしまう。
川コの嫌うもの … クロガネ(鉄)。

姿かたちは書かれていません。

川ソソの伝承記録

  1. 川の神
  2. おさえている
  3. 六月晦日
  4. 臓物を引き出す
  5. 鉄を嫌う

川の神

川ソソは川の神です。

いるのはです。

おさえている

普段は川コをおさえています。

押さえるのはもう一方です。

六月晦日

6月晦日には放しています。

放すのは年に一日です。

臓物を引き出す

この日に川に入ると、川コが肛門から手を入れて、臓物を引き出してしまいます。

狙うのは中身です。

鉄を嫌う

川コはクロガネ(鉄)を嫌います。

避けるのは金物です。

川ソソの伝承地域

公的データベースの地域欄は兵庫県、市郡名の欄は豊岡市、区町村名の欄は竹野町を示します。

報告の題は旧郡名で兵庫県城崎郡竹野町と書かれています。

竹野町(たけのちょう)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

竹野町の所在地:兵庫県豊岡市竹野町

データベースの区町村名の欄が示します。

日本海に面した土地です。

川ソソの正体と考えられているもの

川ソソは、川コをおさえる神です

人を害するのは川コのほうです。 語られているのは、押さえる神と押さえられるものが対になっていることと、放される日が決まっていることです。

川に入ってはいけない日を定める言い伝えは、各地の水神にあります。

この図鑑には加牟波理入道(兵庫)も収めています。

川ソソが登場する作品

川ソソを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大学の民俗学研究会が出した調査報告です。

川に入ってはいけない日の言い伝えは全国にあり、多くは六月晦日や十二月一日にあたります。

川ソソが登場する雑誌

民俗採訪

國學院大學民俗学研究会が出した調査報告です。1965年の号に竹野町が載ります。

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川ソソについてよくある質問

川ソソとは何ですか。

兵庫県豊岡市竹野町に伝わる川の神で、川コをおさえているとされます。

川コとは何ですか。

川ソソにおさえられている側で、放されると人の臓物を引き出すとされます。

いつ危ないのですか。

6月晦日、川ソソが川コを放す日だと記されています。

川コの弱点はありますか。

クロガネ、つまり鉄を嫌うと記されています。

川ソソと併せて覚えたい言葉・用語

晦日(みそか)

月の末日のことです。

クロガネ(くろがね)

鉄のことです。

竹野町(たけのちょう)

兵庫県豊岡市の、日本海に面した地区です。

川ソソの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「川ソソ,川コ」