兵庫県豊岡市の話。川コをおさえる川の神。六月晦日だけ放すので川に入ってはならない。

川ソソとはどんな妖怪か
川ソソは、川コをおさえる神です。兵庫県豊岡市竹野町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、國學院大學民俗学研究会「兵庫県城崎郡竹野町」(『民俗採訪』國學院大學民俗学研究会、1965年)を典拠に、川ソソは川の神で、普段は川コをおさえているが、6月晦日には放していると記します。
放す日が決まっています。
この日に川に入ると、川コが肛門から手を入れて、臓物を引き出してしまう。川コはクロガネ(鉄)を嫌うと結ばれます。
この図鑑には加牟波理入道(兵庫)も収めています。
川ソソの漢字表記と読み方
読みは「かわそそ」です。
データベースの呼称欄は「川ソソ,川コ」と二つを並べています。
「晦日」は、月の末日のことです。
「クロガネ」は鉄のことで、河童が嫌うものとして各地に伝わります。
この図鑑には加牟波理入道(兵庫)も収めています。
川ソソ(かわそそ)
データベースの呼称欄は「川ソソ,川コ」と示します。
川コ(かわこ)
記録が示すもう一つの名です。おさえられている側にあたります。
クロガネ(くろがね)
記録が示す語です。鉄のことをいいます。
川ソソの姿と特徴
川ソソの話は、記録に短くまとめられています。
川ソソとは何か … 川の神。
普段していること … 川コをおさえている。
放す日 … 6月晦日。
その日に川に入ると … 川コが肛門から手を入れて臓物を引き出してしまう。
川コの嫌うもの … クロガネ(鉄)。
姿かたちは書かれていません。
川ソソの伝承記録
川の神
川ソソは川の神です。
いるのは川です。
おさえている
普段は川コをおさえています。
押さえるのはもう一方です。
六月晦日
6月晦日には放しています。
放すのは年に一日です。
臓物を引き出す
この日に川に入ると、川コが肛門から手を入れて、臓物を引き出してしまいます。
狙うのは中身です。
鉄を嫌う
川コはクロガネ(鉄)を嫌います。
避けるのは金物です。
川ソソの伝承地域
公的データベースの地域欄は兵庫県、市郡名の欄は豊岡市、区町村名の欄は竹野町を示します。
報告の題は旧郡名で兵庫県城崎郡竹野町と書かれています。
川ソソの正体と考えられているもの
川ソソは、川コをおさえる神です。
人を害するのは川コのほうです。 語られているのは、押さえる神と押さえられるものが対になっていることと、放される日が決まっていることです。
川に入ってはいけない日を定める言い伝えは、各地の水神にあります。
この図鑑には加牟波理入道(兵庫)も収めています。
川ソソが登場する作品
川ソソを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大学の民俗学研究会が出した調査報告です。
川に入ってはいけない日の言い伝えは全国にあり、多くは六月晦日や十二月一日にあたります。
川ソソが登場する雑誌
民俗採訪
國學院大學民俗学研究会が出した調査報告です。1965年の号に竹野町が載ります。
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川ソソについてよくある質問
川ソソとは何ですか。
兵庫県豊岡市竹野町に伝わる川の神で、川コをおさえているとされます。
川コとは何ですか。
川ソソにおさえられている側で、放されると人の臓物を引き出すとされます。
いつ危ないのですか。
6月晦日、川ソソが川コを放す日だと記されています。
川コの弱点はありますか。
クロガネ、つまり鉄を嫌うと記されています。
川ソソと併せて覚えたい言葉・用語
晦日(みそか)
月の末日のことです。
クロガネ(くろがね)
鉄のことです。
竹野町(たけのちょう)
兵庫県豊岡市の、日本海に面した地区です。
川ソソの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。