岐阜県高山市の玩具の由来。円空が乗鞍岳の池の怪異を封じるため仏と山彦を刻んだという。

Alpsdake 「乗鞍岳の遠望(岐阜県高山市)」 2009年 / CC BY-SA 4.0 出典
円空の山彦人形とはどんな妖怪か
円空の山彦人形の漢字表記と読み方
読みは「えんくうのやまびこにんぎょう」です。
「円空」は、江戸時代に諸国をめぐって仏像を刻んだ僧です。
「元禄年間」は1688年から1704年までです。
「添え書き」は、品物に添えられた説明の文です。
この図鑑には刀掛けの松(岐阜)も収めています。
円空の山彦人形(えんくうのやまびこにんぎょう)
データベースの呼称欄は「怪異,円空,山彦」と示します。
大丹生ヶ池(おおにゅうがいけ)
記録が示す、怪異のあった池の名です。
魔王岳(まおうだけ)
記録が示す、封じようとした峰の名です。
円空の山彦人形の姿と特徴
円空の山彦人形の話は、記録に短く書かれています。
その玩具 … 飛騨高山の山彦人形。
由来のある場所 … 添え書き。
その人 … 円空上人。
そのとき … 元禄年間。
したこと … 乗鞍岳に登山した。
封じようとしたもの … 頂上に近い大丹生ヶ池の怪異。
封じ先 … 霊峰魔王岳。
刻んだもの(一) … 千体の仏像。
刻んだもの(二) … 山彦(山の神)。
置いた場所(一) … 山頂。
置いた場所(二) … 池沼の底。
その用 … 悪魔退散の祈願。
怪異の中身は書かれていません。
円空の山彦人形の伝承記録
山彦人形の添え書き
飛騨高山の山彦人形には添え書きがあります。
残っているのは玩具の添え書きです。
乗鞍岳に登る
円空上人が元禄年間に乗鞍岳に登山しました。
登ったのは元禄のころです。
池の怪異を封じる
頂上に近い大丹生ヶ池の怪異を霊峰魔王岳に封じようとしました。
移そうとしたのは怪異です。
千体の仏と山彦
千体の仏像と山彦(山の神)とを刻みました。
刻んだのは仏と山の神です。
山頂と池の底
山頂に置いたり池沼の底に沈めて悪魔退散の祈願をしたといいます。
沈めたのは池の底にです。
円空の山彦人形の伝承地域
公的データベースの地域欄は岐阜県、市郡名の欄は高山市を示します。
由来が記されているのは飛騨高山の山彦人形という玩具の添え書きです。
円空の山彦人形の正体と考えられているもの
円空の山彦人形は、怪異を封じるために刻まれた山彦です。
現れるものではありません。 語られているのは、何を封じようとしたかと、何を刻んで置いたかです。
話が残ったのが玩具の添え書きであるところが、この伝えの伝わり方です。
この図鑑には刀掛けの松(岐阜)も収めています。
円空の山彦人形が登場する作品
円空の山彦人形を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の雑誌の報告です。
円空が刻んだ仏像は各地に残り、なたで削ったような彫り口で知られます。
円空の山彦人形が登場する雑誌
旅と伝説
三元社が出した雑誌です。1935年の号に伝説をもつ玩具が載ります。
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円空の山彦人形についてよくある質問
円空の山彦人形とは何ですか。
岐阜県高山市の玩具で、円空の伝説を由来にもつ人形です。
円空は何をしたのですか。
乗鞍岳に登り、大丹生ヶ池の怪異を魔王岳に封じようとしたといいます。
何を刻んだのですか。
千体の仏像と山彦、すなわち山の神を刻んだといいます。
どこに置いたのですか。
山頂に置いたり、池沼の底に沈めたといいます。
円空の山彦人形と併せて覚えたい言葉・用語
円空(えんくう)
江戸時代に諸国をめぐって仏像を刻んだ僧です。
元禄(げんろく)
1688年から1704年までの年号です。
乗鞍岳(のりくらだけ)
岐阜県と長野県の境にある山です。
円空の山彦人形の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。