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福井県

大きな茄子(おおきななす)とはどんな妖怪か|姿と伝承

大きな茄子  / オオキナナス

そのほか 各地の伝説

福井県敦賀市で、弓を放ったその夜に大暴風雨が起きたという池の茄子。

大きな茄子の姿を描いた図

Saigen Jiro 「氣比神宮の中鳥居(福井県敦賀市)」 2014年 / CC0 出典

大きな茄子とはどんな妖怪か

大きな茄子はひとことで言えば、射てはいけなかった池の主です。福井県敦賀市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、荒谷捨松えちぜんわかさ」(『えちぜんわかさ』通巻13号、1993年、36頁)を典拠に、茄子ヶ池は昔、大きな池だった。この池の近くへ行くと、いつも大きな茄子が浮いていた。ある物好きが池の中に浮いている茄子に弓を放ったところ、大きな音を立てて消えたという。その夜大暴風雨が起こり、村に大損害をもたらし死人もあったというと記します。

池の名が、そのまま茄子です。

射たあとに起きたのは大暴風雨でした。 村に死人も出ています。

大きな茄子の漢字表記と読み方

読みは「おおきななす」です。

池の名は茄子ヶ池と記されます。 昔は大きな池だったといいます。

茄子が主の姿とされたのか、記録は説明していません。

この図鑑には大きな石(鹿児島)も収めています。そちらは祀って大漁になりました。

大きな茄子(おおきななす)

日文研データベースが示す表記。

茄子ヶ池(なすがいけ)

茄子が浮いていたとされる池の名です。

大きな茄子の姿と特徴

大きな茄子の姿は、記録に短く書かれています。

場所 … 茄子ヶ池。昔は大きな池だった。
見えたもの … いつも大きな茄子が浮いていた。
したこと … ある物好きが弓を放った。
そのとき … 大きな音を立てて消えた。
その夜 … 大暴風雨が起こった。
結果 … 村に大損害をもたらし、死人もあった。

茄子の大きさについての細かい記述はありません。

大きな茄子の伝承記録

  1. 池に浮く茄子
  2. 弓を放つ
  3. その夜の嵐

池に浮く茄子

茄子ヶ池は昔、大きな池でした。

この池の近くへ行くと、いつも大きな茄子が浮いていました。

いつも、という点が要です。

弓を放つ

ある物好きが、池の中に浮いている茄子に弓を放ちました。

大きな音を立てて消えたといいます。

手を出したのは、面白半分でした。

その夜の嵐

その夜、大暴風雨が起こりました。

村に大損害をもたらし、死人もあったといいます。

罰は、射た人だけでなく村全体に及びました。

大きな茄子の伝承地域

公的データベースの地域欄は福井県敦賀市を示します。

池は昔は大きかったと記されます。 今の様子は書かれていません。

敦賀市(つるがし)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

敦賀市の所在地:福井県敦賀市

記録では茄子ヶ池と記されます。

池の現在の様子は資料に書かれていません。

大きな茄子の正体と考えられているもの

大きな茄子は、射てはいけなかった池の主です

姿は茄子でした。 蛇や魚ではありません、という言い方はしません。記録にあるのは茄子です。

罰の形はでした。

この図鑑には大きな石(鹿児島)も収めています。

大きな茄子が登場する作品

大きな茄子を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは郷土誌です。

池の主に手を出して嵐が起きる話は各地にあり、主を敬う戒めとして語られます。この図鑑には大蟹(新潟)も収めています。

大きな茄子が登場する郷土誌

えちぜんわかさ

福井の郷土誌です。通巻13号に荒谷捨松の報告が載ります。

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大きな茄子についてよくある質問

大きな茄子とは何ですか。

福井県敦賀市の茄子ヶ池に、いつも浮いていたとされる大きな茄子です。

弓を放つとどうなりましたか。

大きな音を立てて消えたと記録されています。

その後は。

その夜に大暴風雨が起こり、村に大損害をもたらし死人もあったといいます。

池は今もありますか。

現在の様子は資料に書かれていません。

大きな茄子と併せて覚えたい言葉・用語

茄子ヶ池(なすがいけ)

福井県敦賀市の池の名です。

物好き(ものずき)

変わったことを好む人のことです。

暴風雨(ぼうふうう)

強い風と雨。罰として語られました。

大きな茄子の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「大きな茄子」