福井県敦賀市で、弓を放ったその夜に大暴風雨が起きたという池の茄子。

大きな茄子とはどんな妖怪か
大きな茄子はひとことで言えば、射てはいけなかった池の主です。福井県敦賀市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、荒谷捨松「えちぜんわかさ」(『えちぜんわかさ』通巻13号、1993年、36頁)を典拠に、茄子ヶ池は昔、大きな池だった。この池の近くへ行くと、いつも大きな茄子が浮いていた。ある物好きが池の中に浮いている茄子に弓を放ったところ、大きな音を立てて消えたという。その夜大暴風雨が起こり、村に大損害をもたらし死人もあったというと記します。
池の名が、そのまま茄子です。
射たあとに起きたのは大暴風雨でした。 村に死人も出ています。
大きな茄子の漢字表記と読み方
読みは「おおきななす」です。
池の名は茄子ヶ池と記されます。 昔は大きな池だったといいます。
茄子が主の姿とされたのか、記録は説明していません。
この図鑑には大きな石(鹿児島)も収めています。そちらは祀って大漁になりました。
大きな茄子(おおきななす)
日文研データベースが示す表記。
茄子ヶ池(なすがいけ)
茄子が浮いていたとされる池の名です。
大きな茄子の姿と特徴
大きな茄子の姿は、記録に短く書かれています。
場所 … 茄子ヶ池。昔は大きな池だった。
見えたもの … いつも大きな茄子が浮いていた。
したこと … ある物好きが弓を放った。
そのとき … 大きな音を立てて消えた。
その夜 … 大暴風雨が起こった。
結果 … 村に大損害をもたらし、死人もあった。
茄子の大きさについての細かい記述はありません。
大きな茄子の伝承記録
池に浮く茄子
茄子ヶ池は昔、大きな池でした。
この池の近くへ行くと、いつも大きな茄子が浮いていました。
いつも、という点が要です。
弓を放つ
ある物好きが、池の中に浮いている茄子に弓を放ちました。
大きな音を立てて消えたといいます。
手を出したのは、面白半分でした。
その夜の嵐
その夜、大暴風雨が起こりました。
村に大損害をもたらし、死人もあったといいます。
罰は、射た人だけでなく村全体に及びました。
大きな茄子の伝承地域
公的データベースの地域欄は福井県敦賀市を示します。
池は昔は大きかったと記されます。 今の様子は書かれていません。
大きな茄子の正体と考えられているもの
大きな茄子は、射てはいけなかった池の主です。
姿は茄子でした。 蛇や魚ではありません、という言い方はしません。記録にあるのは茄子です。
罰の形は嵐でした。
この図鑑には大きな石(鹿児島)も収めています。
大きな茄子が登場する作品
大きな茄子を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは郷土誌です。
池の主に手を出して嵐が起きる話は各地にあり、主を敬う戒めとして語られます。この図鑑には大蟹(新潟)も収めています。
大きな茄子が登場する郷土誌
えちぜんわかさ
福井の郷土誌です。通巻13号に荒谷捨松の報告が載ります。
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大きな茄子についてよくある質問
大きな茄子とは何ですか。
福井県敦賀市の茄子ヶ池に、いつも浮いていたとされる大きな茄子です。
弓を放つとどうなりましたか。
大きな音を立てて消えたと記録されています。
その後は。
その夜に大暴風雨が起こり、村に大損害をもたらし死人もあったといいます。
池は今もありますか。
現在の様子は資料に書かれていません。
大きな茄子と併せて覚えたい言葉・用語
茄子ヶ池(なすがいけ)
福井県敦賀市の池の名です。
物好き(ものずき)
変わったことを好む人のことです。
暴風雨(ぼうふうう)
強い風と雨。罰として語られました。
大きな茄子の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。