愛媛県久万高原町で、祝言を挙げた無人家。庭に見えた火は金の石で、掘ると金の杯が出た。

Koda6029 「鶴ノ瀬橋から見た面河渓(愛媛県上浮穴郡久万高原町)」 2021年 / CC BY-SA 4.0 出典
幽霊屋敷とはどんな妖怪か
幽霊屋敷の漢字表記と読み方
読みは「ゆうれいやしき」です。
「祝言」は結婚の式のことです。
「あやかし」は怪しいもののことです。
「長者」は大金持ちのことです。
論文名の「父二峰村」はいまの久万高原町の一部です。
幽霊屋敷(ゆうれいやしき)
日文研データベースが示す呼称。
金の石(かねのいし)
日文研データベースが並べて示す呼称です。
幽霊屋敷の姿と特徴
幽霊屋敷の話は、記録に順を追って書かれています。
その人 … 凧屋の八兵衛。
そのとき … 嫁を迎えた時。
したところ … 無人家の幽霊屋敷で祝言を上げた。
見えたもの … 夜中庭に火。
八兵衛の考え … あやかしだといって屋敷を出ようと思った。
娘の言葉 … それが金の石だ。
掘った結果 … 金の杯が出てきた。
その後 … 八兵衛は長者になった。
火の色は書かれていません。
幽霊屋敷の伝承記録
無人家で祝言
凧屋の八兵衛という人は、嫁を迎えた時に、無人家の幽霊屋敷で祝言を上げました。
式を挙げたのは空き家です。
夜中の火
夜中庭に火が見えます。
光ったのは庭です。
娘が見分ける
あやかしだといって屋敷を出ようと思っていた八兵衛に娘はそれが金の石だと教えました。
言い当てたのは娘です。
金の杯が出る
掘ってみたら金の杯が出てきて、八兵衛は長者になったといいます。
出たのは杯でした。
幽霊屋敷の伝承地域
公的データベースの地域欄は愛媛県上浮穴郡、区町村名の欄は久万高原町を示します。
論文名の父二峰村は、いまの久万高原町の一部です。
幽霊屋敷の正体と考えられているもの
幽霊屋敷は、火が宝を示した家です。
害はありません。 語られているのは、何を怖がったかと、それが何だったかです。
怪しいと見た火が宝の在りかだったという運びは、火が地の下の金を知らせるという考えによります。
この図鑑には幽霊(各地)も収めています。
幽霊屋敷が登場する作品
幽霊屋敷を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは飛騨の考古土俗学会の雑誌です。
地に埋もれた金が火となって見える話は各地にあり、掘ると宝が出る形をとります。
幽霊屋敷が登場する学会誌
ひだびと
飛騨考古土俗学会が出した雑誌です。1941年の号に父二峰村の民俗記が載ります。
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幽霊屋敷についてよくある質問
幽霊屋敷とは何ですか。
愛媛県久万高原町で、八兵衛が祝言を挙げたと語られる無人家です。
何が見えたのですか。
夜中に庭に火が見えたと記録されています。
それは何でしたか。
娘が金の石だと教えたといいます。
どうなりましたか。
掘ると金の杯が出てきて、八兵衛は長者になりました。
幽霊屋敷と併せて覚えたい言葉・用語
祝言(しゅうげん)
結婚の式のことです。
あやかし(あやかし)
怪しいもののことです。
長者(ちょうじゃ)
大金持ちのことです。
幽霊屋敷の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。