愛媛県松山市東野の聞書。建てた人も次の人も幽霊を見て手放し、家は売りに出ているという。

家の幽霊とはどんな妖怪か
家の幽霊の漢字表記と読み方
読みは「いえのゆうれい」です。
呼称の欄は「家の幽霊」、読みの欄は「イエノユウレイ」と書かれています。
「聞書」は、人から聞いた話を書きとめたものです。
「土地付き」は、家と土地をあわせて売ることをいいます。
この図鑑には赤大婆(愛媛)も収めています。
家の幽霊(いえのゆうれい)
日文研データベースが示す呼称です。
東野(ひがしの)
報告の題が示す、聞き取りをした土地の名です。
家の幽霊の姿と特徴
家の幽霊の話は、記録に順を追って書かれています。
はじめの人 … ある人が土地を買い家を建てた。
起きたこと … 幽霊が出るとのこと。
その人のしたこと … 早々に売った。
次の人 … 知らずに買った。
その結果 … やはり幽霊が出た。
3番目の人 … やがて出た。
今のこと … 土地付きの新しい家が500万で売りに出ている。
語り手たちのこと … 見に行こうということになったが、やめることになった。
幽霊の姿は書かれていません。
家の幽霊の伝承記録
建てた人が売る
ある人が土地を買い家を建てましたが、幽霊が出るとのことで、早々に売りました。
手放したのは建てた当人です。
知らずに買う
次の人は知らずに買いましたが、やはり幽霊が出ました。
繰り返したのは同じことです。
三番目の人
3番目の人もやがて出ました。
続いたのは三人目までです。
五百万で売りに出る
今土地付きの新しい家が500万で売りに出ています。見に行こうということになりましたが、やめることになりました。
やめたのは見に行くことです。
家の幽霊の伝承地域
公的データベースの地域欄は愛媛県、市郡名の欄は松山市を示します。
報告の題は松山市東野聞書で、土地の人から聞いた話をまとめたものです。
家の幽霊の正体と考えられているもの
家の幽霊は、住む人が続かない家の話です。
姿の描写はありません。 語られているのは、三人が続けて手放したことと、今も売りに出ていることです。
値段と見に行くのをやめたというくだりが、聞いた人の側の気持ちを伝えています。
この図鑑には赤大婆(愛媛)も収めています。
家の幽霊が登場する作品
家の幽霊を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは聞き取りの報告です。
住み手が居つかない家の話は各地にあり、値段や売り主の噂を添えて語られます。
家の幽霊が登場する雑誌
伊予の民俗
伊予民俗の会が出した雑誌です。1985年の号に松山市東野の聞書が載ります。
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家の幽霊についてよくある質問
家の幽霊とは何ですか。
愛媛県松山市で語られた、住む人が続かない家の話です。
何人が手放したのですか。
建てた人、次に買った人、三番目の人と続いたといいます。
今はどうなっていますか。
土地付きの新しい家が五百万で売りに出ていると記録されています。
語り手は見に行きましたか。
見に行こうということになりましたが、やめることになったといいます。
家の幽霊と併せて覚えたい言葉・用語
聞書(ききがき)
人から聞いた話を書きとめたものです。
土地付き(とちつき)
家と土地をあわせて売ることをいいます。
東野(ひがしの)
愛媛県松山市の東部にある地区です。
家の幽霊の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。