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山梨県

太鼓の音(たいこのおと)とはどんな妖怪か|姿と伝承

太鼓の音  / タイコノオト

山の妖怪 各地の伝説

山梨県笛吹市で、老人が足を滑らせて亡くなった山中から、毎晩鳴り響いたという太鼓の音。

太鼓の音とはどんな妖怪か

太鼓の音はひとことで言えば、死のあとに始まった音です。山梨県笛吹市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、影山正美甲州山村における民俗的世界観―東八代郡芦川村のヤマ領域をめぐる考察を中心に―」(『甲斐路』山梨郷土研究会、1993年)を典拠に、芦川村鶯宿に山中にリョウメキ、あるいはリュウメキという場所がある。その付近で村の老人が足を滑らせて亡くなったが、それから毎晩のように太鼓の音が鳴り響いたと記します。

始まりの時がはっきりしています。

音が鳴り出したのは、老人が亡くなったあとからでした。

太鼓の音の漢字表記と読み方

読みは「たいこのおと」です。

芦川村は二〇〇六年に笛吹市へ合併しました。

「鶯宿」は、その芦川村にあった集落の名です。

「リョウメキ」「リュウメキ」は、記録がかな書きで示した場所の名です。

この図鑑には天狗囃子にあたる音の話も各地から収めています。

太鼓の音(たいこのおと)

日文研データベースが示す呼称。

リョウメキ(りょうめき)

音が鳴るとされた場所の名です。

リュウメキ(りゅうめき)

同じ場所の別の呼び方です。

太鼓の音の姿と特徴

太鼓の音の話は、記録に短く書かれています。

場所 … 芦川村鶯宿の山中、リョウメキまたはリュウメキと呼ばれるところ。
起きたこと … その付近で村の老人が足を滑らせて亡くなった。
そのあと … 毎晩のように太鼓の音が鳴り響いた。

音の主は書かれていません。

太鼓の音の伝承記録

  1. 名のある場所
  2. 足を滑らせる
  3. 毎晩の太鼓

名のある場所

芦川村鶯宿の山中にリョウメキ、あるいはリュウメキという場所があります。

呼び名が二通りあります。

足を滑らせる

その付近で村の老人が足を滑らせて亡くなりました。

事故として書かれています。

毎晩の太鼓

それから毎晩のように太鼓の音が鳴り響きました。

一度きりではありませんでした。

太鼓の音の伝承地域

公的データベースの地域欄は山梨県笛吹市を示します。

記録の芦川村鶯宿は、いまの笛吹市芦川町鶯宿にあたります。

鶯宿(おうしゅく)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

鶯宿の所在地:山梨県笛吹市芦川町鶯宿

報告は山梨郷土研究会の甲斐路によります。

旧東八代郡芦川村にあたり、二〇〇六年に笛吹市へ合併しました。

太鼓の音の正体と考えられているもの

太鼓の音は、山で亡くなった人と結びつけられた音です

姿を見た者はいません。 語られているのは、死の前と後で山が変わったという一点です。

場所にはもとから名が付いていました。

太鼓の音が登場する作品

太鼓の音を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは山梨の郷土研究会の雑誌です。

山から囃子や太鼓の音が聞こえる話は各地にあり、天狗のしわざとされることが多いものです。

太鼓の音が登場する学会誌

甲斐路

山梨郷土研究会が出した雑誌です。1993年の号に芦川村のヤマ領域をめぐる考察が載ります。

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太鼓の音についてよくある質問

太鼓の音とは何ですか。

山梨県笛吹市の山中で、毎晩のように鳴り響いたと語られる音です。

いつから鳴りましたか。

村の老人が足を滑らせて亡くなったあとからと記録されています。

リョウメキとは何ですか。

音が鳴るとされた山中の場所の名です。リュウメキとも呼ばれます。

芦川村はどこですか。

いまの山梨県笛吹市芦川町にあたります。

太鼓の音と併せて覚えたい言葉・用語

芦川村(あしがわむら)

山梨県東八代郡にあった村。いまは笛吹市の一部です。

鶯宿(おうしゅく)

笛吹市芦川町にある集落の名です。

天狗囃子(てんぐばやし)

山から囃子の音が聞こえる怪の呼び名です。

太鼓の音の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「太鼓の音」