山口県下関市の浮石で、田の中の墓に立つ古木を「森さん」と呼び、切ってはいけないとした。

C2revenge 「安徳天皇西市陵墓参考地(山口県下関市豊田町)」 2020年 / CC BY-SA 4.0 出典
森様とはどんな妖怪か
森様は、田の中の古木です。山口県下関市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、國學院大學民俗学研究会「山口県豊浦郡豊田町旧豊田上村」(『民俗採訪』1975年)を典拠に、浮石の森様は、田の中に墓があって大きな木があり、それを「森さん」と呼んでいる。山の神とは別である。これは古い木で、切ってはいけないというと記します。
分けて言われています。
記録はわざわざ「山の神とは別である」と書いています。
この図鑑には森山(鹿児島)も収めています。
森様の漢字表記と読み方
読みは「もりさま」です。
「浮石」は下関市の集落の名です。
「豊田町」は報告の題にある町で、いまの下関市の一部です。
この図鑑には森山(鹿児島)も収めています。どちらも切ってはいけない木の話です。
森様(もりさま)
日文研データベースが示す呼称。
森さん(もりさん)
記録が示す土地の言い方です。
森様の姿と特徴
森様の様子は、記録に短く書かれています。
あるところ … 浮石。
その場 … 田の中。
そこにあるもの … 墓と大きな木。
その呼び名 … 森さん。
山の神との関わり … 別である。
その木 … 古い木。
決まり … 切ってはいけない。
木の種類は書かれていません。
森様の伝承記録
田の中の墓
浮石の森様は、田の中に墓があります。
場は田の中です。
大きな木
そこに大きな木があり、それを「森さん」と呼んでいます。
呼び名が木に付いています。
山の神とは別
山の神とは別であるといいます。
わざわざ分けています。
切ってはいけない
これは古い木で、切ってはいけないといいます。
戒めは切らないことです。
森様の伝承地域
公的データベースの地域欄は山口県下関市を示します。
論文名の豊浦郡豊田町は、いまの下関市の一部です。
森様の正体と考えられているもの
森様は、まつられた古木です。
祟った例は書かれていません。 語られているのは、どこにあるかと、切ってはいけないことです。
「山の神とは別」と断ってあるところに、呼び分けの細かさが表れています。
この図鑑には森山(鹿児島)も収めています。
森様が登場する作品
森様を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大学の民俗学研究会の報告書です。
田の中の古木をまつる話は各地にあり、開墾のときに残された木として語られます。
森様が登場する報告書
民俗採訪
國學院大學民俗学研究会が出した調査の報告です。1975年の号に山口県豊田町旧豊田上村が載ります。
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森様についてよくある質問
森様とは何ですか。
山口県下関市の浮石で、田の中の墓に立つ大きな古木のことです。
何と呼ぶのですか。
「森さん」と呼んでいると記録されています。
山の神と同じですか。
山の神とは別であると記録されています。
切ってもよいのですか。
古い木で、切ってはいけないといいます。
森様と併せて覚えたい言葉・用語
浮石(うきいし)
山口県下関市の集落の名です。
山の神(やまのかみ)
山をつかさどるとされる神です。
豊田町(とよたちょう)
いまの下関市の一部にあたる旧町です。
森様の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。