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山形県

仙人嶽(せんにんだけ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

仙人嶽  / センニンダケ

山の妖怪 各地の伝説

山形県鶴岡市で、入った者は戻らず、帰ってもすぐ死ぬとされた仙人の山。

仙人嶽の姿を描いた図

さかおり 「雪の羽黒山五重塔(山形県鶴岡市)」 2022年 / CC BY-SA 出典

仙人嶽とはどんな妖怪か

仙人嶽はひとことで言えば、入ってはいけない山です。山形県鶴岡市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、戸川安章羽黒山夜話(完)」(『旅と伝説』17巻1号、1944年、17頁)を典拠に、仙人嶽には仙人が住んでいて、人間が登って浄域を汚すことを嫌う。山に入ったものは2度と戻らず、帰ってきたものがいても、すぐに死ぬ。仙人澤には一生山を下らぬ修行者がいて、湯殿山に奉仕していると記します。

山は浄域とされ、人の立ち入りが戒められています。

そして、一生山を下らぬ修行者がいると記されます。 出羽三山の信仰と結び付いた話です。

仙人嶽の漢字表記と読み方

読みは「せんにんだけ」です。

「嶽」は高い山を指す字です。 仙人が住むとされました。

近くの仙人澤には、一生山を下らぬ修行者がいたと記されます。

この図鑑には千人塚(山形)も収めています。同じ山形の話です。

仙人嶽(せんにんだけ)

日文研データベースが示す表記。

仙人沢(せんにんざわ)

修行者がいたと記される沢の名です。

仙人嶽の姿と特徴

仙人嶽に姿はありません。記録にあるのは、山の掟です。

住むもの … 仙人。
嫌うこと … 人間が登って浄域を汚すこと。
入った者 … 2度と戻らない。
帰った者 … すぐに死ぬ。
仙人澤 … 一生山を下らぬ修行者がいる。
その務め … 湯殿山に奉仕している。

仙人の姿については書かれていません。

仙人嶽の伝承記録

  1. 浄域を汚さない
  2. 戻らない、あるいは死ぬ
  3. 山を下らぬ修行者

浄域を汚さない

仙人嶽には仙人が住んでいます。

人間が登って浄域を汚すことを嫌います。

登ること自体が、汚すこととされました。

戻らない、あるいは死ぬ

山に入ったものは2度と戻りません。

帰ってきたものがいても、すぐに死にます。

逃れ方は書かれていません。 戒めは、入るなの一点です。

山を下らぬ修行者

仙人澤には、一生山を下らぬ修行者がいました。

湯殿山に奉仕しています。

人が入れない山に、入り続ける人がいます。 その違いは、修行にあります。

仙人嶽の伝承地域

公的データベースの地域欄は山形県鶴岡市を示します。

鶴岡には出羽三山があります。 記録は羽黒山の夜話として書かれました。

仙人嶽の位置そのものは書かれていません。

仙人沢(せんにんざわ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

仙人沢の所在地:山形県鶴岡市

湯殿山への奉仕が記されます。

仙人嶽の正確な位置は資料に書かれていません。

仙人嶽の正体と考えられているもの

仙人嶽は、人の立ち入りを拒む山です

罰の形は帰らないことでした。 帰った者も、すぐに死ぬとされます。

入れるのは、修行者だけでした。

この図鑑には千人塚(山形)も収めています。

仙人嶽が登場する作品

仙人嶽を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦中の民俗雑誌です。

出羽三山は羽黒山・月山・湯殿山を指し、修行の山として知られますこの図鑑には千人塚(山形)も収めています。

仙人嶽が登場する民俗雑誌

旅と伝説

三元社の民俗雑誌です。17巻1号に戸川安章の羽黒山夜話が載ります。

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仙人嶽についてよくある質問

仙人嶽とは何ですか。

山形県鶴岡市に伝わる山で、仙人が住み、人の立ち入りを嫌うとされました。

入るとどうなりますか。

2度と戻らず、帰ってきた者もすぐに死ぬと伝えられています。

仙人澤とは何ですか。

一生山を下らぬ修行者がいて、湯殿山に奉仕していたと記されます。

場所はどこですか。

鶴岡市とされますが、正確な位置は資料に書かれていません。

仙人嶽と併せて覚えたい言葉・用語

浄域(じょういき)

清らかな場所。人の立ち入りが戒められました。

湯殿山(ゆどのさん)

出羽三山の一つ。修行の山として知られます。

羽黒山(はぐろさん)

出羽三山の一つ。記録はこの山の夜話として書かれました。

仙人嶽の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「仙人嶽」