山形県庄内町で、落雷で焼けた巨杉の跡から手桶二杯出たという白い骨。木の洞にいた龍のものと噂された。

Ebiebi2 「最上川に架かる庄内大橋(山形県東田川郡庄内町)」 2019年 / CC BY-SA 4.0 出典
龍の骨とはどんな妖怪か
龍の骨は、焼け跡から出た白い骨です。山形県東田川郡庄内町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、戸川安章「羽黒山夜話(完)」(『旅と伝説』三元社、1944年)を典拠に、明治年間に不動堂と瀑の間にあった巨杉に落雷して堂が焼けたとき、杉の焼け跡から白い骨がらのようなものが手桶に2杯出た。木の洞穴に棲んでいた龍の骨であろうと噂されたと記します。
量まで書かれています。
出たのは手桶に2杯でした。
この図鑑には龍の玉(静岡)も収めています。
龍の骨の漢字表記と読み方
読みは「りゅうのほね」です。
「不動堂」は不動明王をまつる堂です。
「瀑」は滝のことです。
「手桶」は手で提げる木の桶です。
この図鑑には龍の玉(静岡)も収めています。
龍の骨(りゅうのほね)
日文研データベースが示す呼称。
骨がら(ほねがら)
記録が使う、骨のようなものの言い方です。
龍の骨の姿と特徴
龍の骨の話は、記録に順を追って書かれています。
そのとき … 明治年間。
その場所 … 不動堂と瀑の間にあった巨杉。
起きたこと … 落雷して堂が焼けた。
出たもの … 白い骨がらのようなもの。
その量 … 手桶に二杯。
噂されたこと … 木の洞穴に棲んでいた龍の骨であろう。
骨の形は書かれていません。
龍の骨の伝承記録
不動堂と滝の間
明治年間に不動堂と瀑の間に巨杉がありました。
立っていたのは堂と滝の間です。
落雷で焼ける
巨杉に落雷して堂が焼けました。
焼いたのは雷です。
手桶に二杯
杉の焼け跡から白い骨がらのようなものが手桶に2杯出ました。
量は二杯でした。
洞穴の龍
木の洞穴に棲んでいた龍の骨であろうと噂されました。
住まいは木の洞と見られました。
龍の骨の伝承地域
公的データベースの地域欄は山形県東田川郡、区町村名の欄は庄内町を示します。
論文は羽黒山夜話の最終回です。
龍の骨の正体と考えられているもの
龍の骨は、焼け跡から出た白い骨です。
祟ってはいません。 語られているのは、何が出たかと、人がそれを何と見たかです。
木の洞に龍が棲むという見立てが、巨杉の大きさを物語ります。
この図鑑には龍の玉(静岡)も収めています。
龍の骨が登場する作品
龍の骨を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の伝説雑誌です。
焼け跡や崖から出た骨を龍のものとする話は各地にあり、化石を指す場合もあります。
龍の骨が登場する雑誌
旅と伝説
三元社が出した伝説の雑誌です。1944年の号に羽黒山夜話の完結編が載ります。
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龍の骨についてよくある質問
龍の骨とは何ですか。
山形県庄内町で、焼けた巨杉の跡から出たと語られる白い骨です。
いつのことですか。
明治年間と記録されています。
どれくらい出たのですか。
手桶に二杯です。
誰の骨とされたのですか。
木の洞穴に棲んでいた龍のものであろうと噂されました。
龍の骨と併せて覚えたい言葉・用語
不動堂(ふどうどう)
不動明王をまつる堂です。
瀑(たき)
滝のことです。
手桶(ておけ)
手で提げる木の桶です。
龍の骨の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。