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和歌山県

山道(やまみち)とはどんな妖怪か|姿と伝承・登場する作品・伝承地域

山道  / ヤマミチ

そのほか 各地の伝説

和歌山県西牟婁郡で、雨の夕方いくら歩いても着かず、明け方に骨だけの傘を持って見つかった話。

山道の姿を描いた図

Opqr 「日置川(和歌山県西牟婁郡白浜町)」 2014年 / CC BY-SA 3.0 出典

山道とはどんな妖怪か

山道は、歩いても着かなかった道です。和歌山県西牟婁郡の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、中村亮雄紀州西牟婁郡採訪雑記」(『ひでばち』ひでばち民俗談話会、1957年)を典拠に、雨が降っている夕方山道を通っていると、いくら歩いても目的地に着かなかった。明け方に骨だけになった傘を持っている所を村の人に見つけられたと記します。

傘が残っています。

手にしていたのは骨だけになった傘でした。

この図鑑には送り犬(各地)も収めています。

山道の漢字表記と読み方

読みは「やまみち」です。

「紀州」は紀伊、いまの和歌山県と三重県南部です。

「採訪」は、土地を訪ねて聞き書きをすることです。

「西牟婁郡」は和歌山県南西部の郡です。

この図鑑には送り犬(各地)も収めています。

山道(やまみち)

日文研データベースが示す呼称。

骨だけの傘(ほねだけのかさ)

記録が示す、見つかったときの持ち物です。

山道の姿と特徴

山道の話は、記録に短く書かれています。

天気 … 雨が降っている。
時刻 … 夕方。
通ったところ … 山道。
起きたこと … いくら歩いても目的地に着かなかった。
見つかった時刻 … 明け方。
持っていたもの … 骨だけになった傘。
見つけた者 … 村の人。

何にあったのかは書かれていません。

山道の伝承記録

  1. 雨の夕方の山道
  2. 歩いても着かない
  3. 骨だけの傘

雨の夕方の山道

雨が降っている夕方山道を通っていました。

天気はです。

歩いても着かない

いくら歩いても目的地に着きませんでした。

進んでも着かないのです。

骨だけの傘

明け方に骨だけになった傘を持っている所を村の人に見つけられました。

残ったのは傘の骨です。

山道の伝承地域

公的データベースの地域欄は和歌山県西牟婁郡、区町村名の欄は白浜町を示します。

論文名の紀州西牟婁郡採訪雑記は、この郡を訪ねた聞き書きです。

白浜町(しらはまちょう)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

白浜町の所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町

報告はひでばち民俗談話会のひでばちによります。

紀伊半島の南西にあたります。

山道の正体と考えられているもの

山道は、歩いても着かなかった道です

何にあったのかは名指しされていません。 語られているのは、いつどこを歩いたかと、どんな姿で見つかったかです。

骨だけになった傘という一点が、夜通し歩いた長さを物語ります。

この図鑑には送り犬(各地)も収めています。

山道が登場する作品

山道を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは民俗談話会の雑誌です。

夜道を歩いても着かない話は各地にあり、狸や狐のしわざとされることもあります。

山道が登場する学会誌

ひでばち

ひでばち民俗談話会が出した雑誌です。1957年の号に紀州西牟婁郡採訪雑記が載ります。

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山道についてよくある質問

山道の話とは何ですか。

和歌山県西牟婁郡で、いくら歩いても目的地に着かなかったという話です。

いつのことですか。

雨が降っている夕方と記録されています。

どう見つかったのですか。

明け方に村の人に見つけられました。

何を持っていましたか。

骨だけになった傘です。

山道と併せて覚えたい言葉・用語

紀州(きしゅう)

紀伊、いまの和歌山県と三重県南部です。

採訪(さいほう)

土地を訪ねて聞き書きをすることです。

西牟婁郡(にしむろぐん)

和歌山県南西部の郡です。

山道の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「山道」