鳥取県岩美町で、家が焼けたときに法印から祟りと言われ、門の脇の祠にまつり始めたという神。

㭍月例祭 「二上山と田(鳥取県岩美郡岩美町)」 2018年 / パブリックドメイン 出典
若宮さんとはどんな妖怪か
若宮さんは、火事のあとにまつり始めた神です。鳥取県岩美郡岩美町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、國學院大學民俗学研究会「鳥取県岩美郡岩美町旧小田村」(『民俗採訪』國學院大學民俗学研究会、1970年)を典拠に、北村家の門の脇の祠の若宮さまは、1950年ごろ、家が焼けたときに、念じる人(法印)に若宮様の崇りだといわれ、祀り始めたと記します。
まつり始めた年まで書かれています。
まつり始めたのは1950年ごろ、家が焼けたときでした。
この図鑑には先祖の祟り(福島)も収めています。
若宮さんの漢字表記と読み方
読みは「わかみやさん」です。
記録の本文は「若宮さま」と書いています。
「法印」は、祈りをつとめる修験の人をこう呼んだものです。
「祠」は、小さな社のことです。
この図鑑には先祖の祟り(福島)も収めています。
若宮さん(わかみやさん)
日文研データベースが示す呼称。
若宮さま(わかみやさま)
記録の本文はこの形で書いています。
法印(ほういん)
記録が括弧で添える、念じる人の呼び名です。
若宮さんの姿と特徴
若宮さんの話は、記録に短く書かれています。
その家 … 北村家。
その場所 … 門の脇の祠。
そのとき … 1950年ごろ。
起きたこと … 家が焼けた。
見てもらった相手 … 念じる人(法印)。
その見立て … 若宮様の崇り。
したこと … 祀り始めた。
若宮さんの姿は書かれていません。
若宮さんの伝承記録
門の脇の祠
北村家の門の脇に祠があります。
あるのは門の脇です。
家が焼ける
1950年ごろ、家が焼けました。
失われたのは家です。
法印の見立て
念じる人(法印)に若宮様の崇りだといわれ、祀り始めました。
始まったのはまつりです。
若宮さんの伝承地域
公的データベースの地域欄は鳥取県、市郡名の欄は岩美郡、区町村名の欄は岩美町を示します。
報告の題は旧村名で鳥取県岩美郡岩美町旧小田村と書かれています。
若宮さんの正体と考えられているもの
若宮さんは、火事のあとにまつり始めた神です。
姿は出てきません。 語られているのは、何が起きたかと、誰がそう言ったかです。
祟りと聞いてから祀り始めるという順が、新しく生まれた祠のなりたちを示しています。
この図鑑には先祖の祟り(福島)も収めています。
若宮さんが登場する作品
若宮さんを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは学生の調査報告です。
災いのあとに祠を建てるという習わしは各地にあり、屋敷神のなりたちとして語られます。
若宮さんが登場する調査報告
民俗採訪
國學院大學民俗学研究会が出した報告です。1970年の号に岩美町旧小田村が載ります。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。
若宮さんについてよくある質問
若宮さんとは何ですか。
鳥取県岩美町の北村家で、門の脇の祠にまつられる神です。
いつからですか。
1950年ごろ、家が焼けたときからです。
誰がそう言ったのですか。
念じる人、記録が法印と添える人です。
法印とは何ですか。
祈りをつとめる修験の人をこう呼んだものです。
若宮さんと併せて覚えたい言葉・用語
法印(ほういん)
祈りをつとめる修験の人をこう呼んだものです。
祠(ほこら)
小さな社のことです。
岩美町(いわみちょう)
鳥取県岩美郡の町です。
若宮さんの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。