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福島県

先祖の祟り(せんぞのたたり)とはどんな妖怪か|姿と伝承

先祖の祟り  / センゾノタタリ

幽霊と霊 各地の伝説

福島県猪苗代町で、祈祷師に示された場所を訪ね、供養すると失踪した亭主が帰ったという話。

先祖の祟りの姿を描いた図

lienyuan lee 「猪苗代湖の翁島港と磐梯山(福島県耶麻郡猪苗代町)」 2007年 / CC BY 3.0 出典

先祖の祟りとはどんな妖怪か

先祖の祟りはひとことで言えば、供養で戻った話です。福島県耶麻郡猪苗代町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、熊倉光瑞私の心霊体験」(『会津の民俗』会津民俗研究会、1995年)を典拠に、亭主が蒸発した嫁と孫を不憫に思った老夫婦が、祈祷師に先祖の霊が祟っていると言われた場所を探し当てたとして訪ねて来た。お経を上げて先祖を供養すると、2日程のちに亭主が帰ってきたとの知らせがあったと記します。

書き手自身の経験です。

論文名は「私の心霊体験」で、訪ねて来られた側が書いています。

先祖の祟りの漢字表記と読み方

読みは「せんぞのたたり」です。

「蒸発」は、行方をくらますことを指す言い方です。

「祈祷師」は、祈りによって願いや祓いを行う人のことです。

報告は一九九五年で、会津の民俗を集めた雑誌に載りました。

先祖の祟り(せんぞのたたり)

日文研データベースが示す呼称。

先祖の霊(せんぞのれい)

記録の中で用いられている言い方です。

先祖の祟りの姿と特徴

先祖の祟りの話は、記録に短く書かれています。

起きたこと … 亭主が蒸発した。
残された人 … 嫁と孫。
動いた人 … 不憫に思った老夫婦。
祈祷師が言ったこと … 先祖の霊が祟っている。
老夫婦がしたこと … 言われた場所を探し当てて訪ねて来た。
行ったこと … お経を上げて先祖を供養した。
その後 … 二日ほどのちに亭主が帰ってきたとの知らせ。

霊の姿は書かれていません。

先祖の祟りの伝承記録

  1. 蒸発した亭主
  2. 祈祷師の言葉
  3. 二日のちの知らせ

蒸発した亭主

亭主が蒸発しました。

残されたのは嫁と孫です。

祈祷師の言葉

老夫婦は、祈祷師に先祖の霊が祟っていると言われた場所を探し当てたとして訪ねて来ました。

場所を探し当てています。

二日のちの知らせ

お経を上げて先祖を供養すると、2日程のちに亭主が帰ってきたとの知らせがありました。

間は二日でした。

先祖の祟りの伝承地域

公的データベースの地域欄は福島県耶麻郡猪苗代町を示します。

書き手は訪ねて来られた側で、自分の体験として記しています。

猪苗代町(いなわしろまち)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

猪苗代町の所在地:福島県耶麻郡猪苗代町

報告は会津民俗研究会の会津の民俗によります。

猪苗代湖の北岸にあたり、磐梯山のふもとです。

先祖の祟りの正体と考えられているもの

先祖の祟りは、供養によって解かれたとされる障りです

霊の姿は出てきません。 語られているのは、祈祷師の見立てと、供養のあとに届いた知らせです。

間に置かれた日数まで、二日ほどと書かれています。

先祖の祟りが登場する作品

先祖の祟りを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは会津の民俗研究会の雑誌です。

祈祷師の見立てで供養を行う話は各地にあり、近年の記録にも残ります。

先祖の祟りが登場する学会誌

会津の民俗

会津民俗研究会が出した雑誌です。1995年の号に私の心霊体験が載ります。

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先祖の祟りについてよくある質問

先祖の祟りとは何ですか。

福島県猪苗代町で、祈祷師に先祖の霊の祟りと告げられ、供養したという話です。

誰が訪ねて来たのですか。

亭主が蒸発した嫁と孫を不憫に思った老夫婦です。

そのあとどうなりましたか。

供養から二日ほどのちに、亭主が帰ってきたとの知らせがあったといいます。

誰が書いた記録ですか。

論文名は「私の心霊体験」で、訪ねて来られた側が書いています。

先祖の祟りと併せて覚えたい言葉・用語

祈祷師(きとうし)

祈りによって願いや祓いを行う人のことです。

供養(くよう)

死者のために経を上げ、まつることです。

耶麻郡(やまぐん)

福島県会津地方の郡の名です。

先祖の祟りの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「先祖の崇り」