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東京都

両頭蛇(りょうとうのへび)とはどんな妖怪か|姿と伝承

両頭蛇  / リョウトウノヘビ

蛇と竜 各地の伝説

東京都墨田区で、文政七年十一月に卯之助という男が捕まえたという、長さ三尺の両頭の蛇。

両頭蛇の姿を描いた図

Quatrogatos 「竪川の一之橋あたり(東京都墨田区)」 2021年 / CC BY-SA 4.0 出典

両頭蛇とはどんな妖怪か

両頭蛇は、日付まで残る捕り物です。東京都墨田区の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、滝沢馬琴兎園小説」(『日本随筆大成第二期』吉川弘文館、1973年)を典拠に、文政7年11月24日の7時頃、本所竪川通り町方掛り浚場所で、卯之助という男が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったというと記します。

時刻まで書かれています。

文政7年11月24日の7時頃」と、日と時が押さえられています。

この図鑑には両口蛇(新潟)も収めています。

両頭蛇の漢字表記と読み方

読みは「りょうとうのへび」です。

「文政七年」は西暦一八二四年にあたります。

「本所竪川」は墨田区を流れる堀です。

「浚場所」は川底をさらう作業の場のことです。

「三尺」はおよそ九十センチです。

この図鑑には両口蛇(新潟)も収めています。

両頭蛇(りょうとうのへび)

日文研データベースが示す呼称。

両口蛇(りょうぐちへび)

同じ形のものを指す言い方です。

両頭蛇の姿と特徴

両頭蛇の話は、記録に短く書かれています。

その日 … 文政七年十一月二十四日。
その時刻 … 七時頃。
その場所 … 本所竪川通り町方掛り浚場所。
捕まえた人 … 卯之助という男。
捕まえたもの … 両頭の蛇。
その長さ … 三尺。

色や模様は書かれていません。

両頭蛇の伝承記録

  1. 文政七年の十一月
  2. 本所竪川の浚場所
  3. 卯之助が捕まえる
  4. 長さは三尺

文政七年の十一月

文政7年11月24日の7時頃のことです。

日付が残っています。

本所竪川の浚場所

本所竪川通り町方掛り浚場所での出来事です。

場所は堀の浚い場です。

卯之助が捕まえる

卯之助という男が両頭の蛇を捕まえました。

名も残っています。

長さは三尺

長さは3尺あったといいます。

およそ九十センチです。

両頭蛇の伝承地域

公的データベースの区町村名の欄は墨田区を示します。

記録の本所竪川は、墨田区を流れる堀です。

本所竪川(ほんじょたてかわ)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

本所竪川の所在地:東京都墨田区

報告は吉川弘文館の日本随筆大成によります。

記録は滝沢馬琴の兎園小説です。

両頭蛇の正体と考えられているもの

両頭蛇は、日付まで残る捕り物です

祟ってはいません。 語られているのは、いつ・どこで・誰がと、その長さです。

滝沢馬琴らの集まりで珍事を持ち寄った記録なので、書き方が調書に近いのです。

この図鑑には両口蛇(新潟)も収めています。

両頭蛇が登場する作品

両頭蛇を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは随筆を集めた叢書です。

兎園小説は文政年間に珍事や奇談を持ち寄って記した会の記録です。

両頭蛇が登場する随筆

日本随筆大成第二期

吉川弘文館が1973年に出した叢書です。滝沢馬琴の兎園小説を収めます。

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両頭蛇についてよくある質問

両頭蛇とは何ですか。

東京都墨田区で、文政七年に捕まえられたと記録された両頭の蛇です。

誰が捕まえたのですか。

卯之助という男です。

どこでですか。

本所竪川通り町方掛り浚場所と記録されています。

大きさは。

長さ三尺、およそ九十センチです。

両頭蛇と併せて覚えたい言葉・用語

文政(ぶんせい)

江戸時代の年号で、七年は一八二四年です。

竪川(たてかわ)

東京都墨田区を流れる堀です。

兎園小説(とえんしょうせつ)

珍事や奇談を持ち寄って記した会の記録です。

両頭蛇の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「両頭蛇」