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東京都

御釜浦の猫(おかまうらのねこ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

御釜浦の猫  / オカマウラノネコ

獣の妖怪 各地の伝説

東京都の伊豆新島で、噂をしただけでも船を転覆させるという猫。役行者や勇士が退治した話がある。

御釜浦の猫とはどんな妖怪か

御釜浦の猫は、噂だけで祟る猫です。東京都の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、尾佐竹猛伊豆新島の話(三)」(『郷土研究』郷土研究社、1916年)を典拠に、この島の御釜浦に住む猫は、その噂をしただけでも船を転覆してしまうほどの祟りをすると伝えられている。役行者が赤子を食べた猫を退治したという話がある。また、深谷某という勇士が山猫を退治したという話もあると記します。

触れることさえ避けられています。

その噂をしただけでも船を転覆してしまうというのです。

この図鑑には化け猫(各地)も収めています。

御釜浦の猫の漢字表記と読み方

読みは「おかまうらのねこ」です。

データベースの呼称欄は「猫,山猫,祟り」と読点で分けて示します。

「役行者」は修験道を開いたとされる人です。

「某」は、名を伏せるときの言い方です。

この図鑑には化け猫(各地)も収めています。

御釜浦の猫(おかまうらのねこ)

データベースの呼称欄は「猫,山猫,祟り」と並べて示します。

役行者(えんのぎょうじゃ)

記録が示す、猫を退治したとされる人です。

御釜浦の猫の姿と特徴

御釜浦の猫の話は、記録に短く書かれています。

その場所 … この島の御釜浦。
住むもの … 猫。
してはいけないこと … その噂をする。
そのときの祟り … 船を転覆してしまう。
別の話(一) … 役行者が赤子を食べた猫を退治した。
別の話(二) … 深谷某という勇士が山猫を退治した。

猫の毛色は書かれていません。

御釜浦の猫の伝承記録

  1. 御釜浦に住む猫
  2. 噂だけで船が転覆
  3. 役行者が退治する
  4. 勇士が山猫を

御釜浦に住む猫

この島の御釜浦に猫が住むといいます。

いるのはです。

噂だけで船が転覆

その噂をしただけでも船を転覆してしまうほどの祟りをすると伝えられています。

返るのはにもです。

役行者が退治する

役行者が赤子を食べた猫を退治したという話があります。

退治したのは役行者です。

勇士が山猫を

また、深谷某という勇士が山猫を退治したという話もあります。

もう一つ伝わるのは勇士の話です。

御釜浦の猫の伝承地域

公的データベースの地域欄は東京都までで、市郡までは示されていません。

論文名の伊豆新島は、東京都に属する伊豆諸島の島です。

御釜浦(おかまうら)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

御釜浦の所在地:東京都

報告は郷土研究社の郷土研究によります。

論文名は伊豆新島の話です。

御釜浦の猫の正体と考えられているもの

御釜浦の猫は、噂だけで祟る猫です

姿は出てきません。 語られているのは、何が起きるかと、誰が退治したかです。

口にすることさえ避けるという恐れ方が、この浦の猫の重さを示しています。

この図鑑には化け猫(各地)も収めています。

御釜浦の猫が登場する作品

御釜浦の猫を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは大正のはじめの郷土雑誌です。

名を口にすると災いが起きるという考えは各地にあり、海の仕事でとくに強く守られました。

御釜浦の猫が登場する雑誌

郷土研究

郷土研究社が出した雑誌です。1916年の号に伊豆新島の話が載ります。

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御釜浦の猫についてよくある質問

御釜浦の猫とは何ですか。

伊豆新島の御釜浦に住むと伝えられた猫です。

どんな祟りですか。

噂をしただけでも船を転覆してしまうほどといいます。

退治した人はいますか。

役行者が赤子を食べた猫を退治したという話があります。

ほかにも話はありますか。

深谷某という勇士が山猫を退治したという話もあります。

御釜浦の猫と併せて覚えたい言葉・用語

役行者(えんのぎょうじゃ)

修験道を開いたとされる人です。

新島(にいじま)

東京都に属する伊豆諸島の島です。

転覆(てんぷく)

船がひっくり返ることです。

御釜浦の猫の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「猫,山猫,祟り」