栃木県宇都宮市の中学校で、屋上から見ると地面に女の人の死体の形が見えるという噂。

死体の形とはどんな妖怪か
死体の形はひとことで言えば、上からだけ見える跡です。栃木県宇都宮市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、久野俊彦「高校生が知っている不思議な話」(『下野民俗』通巻39号、1999年、45頁)を典拠に、中学校で、地面から見ると何も見えないのに、屋上から見ると地面に女の人の死体の形が見えるという。落ちて自殺した人がいたのだというと記します。
見る場所が決まっています。 屋上からだけ見えます。
地面に立てば、何もありません。
報告の題は「高校生が知っている不思議な話」です。 1999年に、生徒たちが語っていた噂を集めた記事です。
学校の怪談として記録された例です。
死体の形の漢字表記と読み方
読みは「したいのかたち」です。
固有の名を持たない怪異です。見えるものをそのまま呼んでいます。
学校の怪談には、トイレの花子さんのように名を持つものと、この話のように名を持たないものがあります。この図鑑には、花子さんも収めています。
死体の形(したいのかたち)
日文研データベースが示す表記。
シタイノカタチ(したいのかたち)
同データベースの呼称読み。
死体の形の姿と特徴
記録にあるのは、地面に見える形です。
場所 … 中学校の地面。
見え方 … 地面から見ると何も見えない。屋上から見ると見える。
形 … 女の人の死体の形。
説明 … 落ちて自殺した人がいたのだという。
動く、声がするという記述はありません。
色や大きさも書かれていません。
死体の形の伝承記録
屋上からだけ見える
この噂の要は、見る位置です。
地面から見ると何も見えません。
屋上から見ると、地面に女の人の死体の形が見える。
上から見下ろすという行為が、落ちた人の目線と重なります。
確かめるには、屋上へ上がるしかありません。
高校生が語っていた話
報告の題は「高校生が知っている不思議な話」です。
1999年、生徒たちが語っていた噂を集めた記事です。
学校の怪談は、代が替わっても語り継がれます。在学中の数年で入れ替わりながら、話だけが残ります。
この話も、中学校の噂として高校生が覚えていたものです。
実際にそういう出来事があったかは、記録されていません。
死体の形の伝承地域
公的データベースの地域欄は栃木県宇都宮市を示します。
学校名は書かれていません。現在も使われている学校に関わる噂であるため、訪ねる先としては扱えません。
死体の形の正体と考えられているもの
この噂の正体は分かっていません。
落ちて自殺した人がいたという説明が付いていますが、事実として確かめられる記述はありません。
上からだけ見えるという形は、見え方の不思議として語られています。地面の染みや補修の跡が、上から見ると形に見えることはあります。
資料はそこに触れていません。
学校の怪談として、1999年に語られていたという記録です。
死体の形が記録された資料
この噂を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは『下野民俗』の記事です。
学校の怪談は、民俗学でも研究の対象になっています。現代の噂話を集めた本と併せて読むと、型の共通点が見えます。
死体の形が記録された民俗資料
高校生が知っている不思議な話
久野俊彦が『下野民俗』通巻39号(1999年)に載せた中心資料です。
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死体の形についてよくある質問
死体の形とは何ですか。
栃木県宇都宮市の中学校で語られた噂です。屋上から見ると地面に女の人の死体の形が見えるとされました。
地面からは見えないのですか。
見えないと記録されています。屋上から見たときだけ見えるとされました。
なぜそう言われるのですか。
落ちて自殺した人がいたのだと語られたと記録されています。
いつの話ですか。
1999年の報告です。高校生が知っている話として集められました。
死体の形と併せて覚えたい言葉・用語
学校の怪談(がっこうのかいだん)
学校で語り継がれる噂話。代が替わっても残ります。
下野民俗(しもつけみんぞく)
栃木の民俗誌。この記録が載りました。
トイレの花子さん(といれのはなこさん)
名を持つ学校の怪談。この図鑑にも収めています。
死体の形の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。