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栃木県

岩嶽丸の首(いわたけまるのくび)とはどんな妖怪か|姿と伝承

岩嶽丸の首  / イワタケマルノクビ

人型の妖怪 各地の伝説

栃木県大田原市の話。刎ねられた岩嶽丸の首が飛び、大木にぶつかって池に落ちて死んだ。

岩嶽丸の首の姿を描いた図

蚯蚓 「那須神社の参道(栃木県大田原市)」 2026年 / CC BY 4.0 出典

岩嶽丸の首とはどんな妖怪か

岩嶽丸の首は、刎ねられてから飛んだ首です。栃木県大田原市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、田代寛岩嶽丸の怨霊」(『下野民俗』下野民俗研究会、1971年)を典拠に、刎ねられた岩嶽丸の首が飛翔して大木にぶつかり、下の池に落ちて死んだというと記します。

言い伝えは二通りあります。

また、朴の木にぶつかり、朴の木が倒れたともいうと添えられています。

この図鑑には鱗魚(栃木)も収めています。

岩嶽丸の首の漢字表記と読み方

読みは「いわたけまるのくび」です。

データベースの呼称欄は「岩嶽丸,首,雷」と三つを並べています。

「刎ねる」は、首を切り落とすことです。

「飛翔」は、飛ぶことをいいます。

この図鑑には鱗魚(栃木)も収めています。

岩嶽丸の首(いわたけまるのくび)

データベースの呼称欄は「岩嶽丸,首,雷」と示します。

岩嶽丸(いわたけまる)

那須野の伝説に現れる鬼の名です。

朴の木(ほおのき)

記録が示す、首がぶつかったとされる木です。

岩嶽丸の首の姿と特徴

岩嶽丸の首の話は、記録に短く書かれています。

その首 … 刎ねられた岩嶽丸の首。
したこと … 飛翔した。
ぶつかったもの … 大木。
落ちた場所 … 下の池。
その末 … 死んだ。
別の言い伝え … 朴の木にぶつかった。
そのときのこと … 朴の木が倒れた。

誰が刎ねたかは書かれていません。

岩嶽丸の首の伝承記録

  1. 刎ねられた首
  2. 飛んで大木へ
  3. 池に落ちる
  4. 朴の木が倒れる

刎ねられた首

岩嶽丸の首が刎ねられました。

落とされたのはです。

飛んで大木へ

首は飛翔して大木にぶつかりました。

当たったのは大きな木です。

池に落ちる

下の池に落ちて死んだといいます。

落ちたのはです。

朴の木が倒れる

また、朴の木にぶつかり、朴の木が倒れたともいいます。

倒れたのは木のほうです。

岩嶽丸の首の伝承地域

公的データベースの地域欄は栃木県、市郡名の欄は大田原市を示します。

報告の題は岩嶽丸の怨霊で、首の行方を追った話です。

大田原市(おおたわらし)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

大田原市の所在地:栃木県大田原市

報告の題は岩嶽丸の怨霊です。

那須野が原にあたる土地です。

岩嶽丸の首の正体と考えられているもの

岩嶽丸の首は、刎ねられてから飛んだ首です

討たれたあとの話です。 語られているのは、どこにぶつかったかと、どこに落ちたかです。

大木に当たって池に落ちる筋と、朴の木を倒す筋の二通りが並べて記されています。

この図鑑には鱗魚(栃木)も収めています。

岩嶽丸の首が登場する作品

岩嶽丸は、那須野の伝説に現れる鬼として語り継がれてきました。読めるのは土地の民俗雑誌です。

討たれた者の首が飛ぶ話は各地にあり、落ちた場所が塚や池の名として残ります。

岩嶽丸の首が登場する雑誌

下野民俗

下野民俗研究会が出した雑誌です。1971年の号に岩嶽丸の怨霊が載ります。

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岩嶽丸の首についてよくある質問

岩嶽丸とは何ですか。

那須野の伝説に現れる鬼の名です。

首はどうなりましたか。

刎ねられたあと飛翔し、大木にぶつかって下の池に落ちて死んだといいます。

ほかの言い伝えはありますか。

朴の木にぶつかり、その木が倒れたともいいます。

どこの話ですか。

栃木県大田原市に伝わります。

岩嶽丸の首と併せて覚えたい言葉・用語

刎ねる(はねる)

首を切り落とすことです。

朴の木(ほおのき)

大きな葉をつける落葉樹です。

那須野が原(なすのがはら)

栃木県北部に広がる原野です。

岩嶽丸の首の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「岩嶽丸,首,雷」