栃木県佐野市田沼町で、巣を襲った蛇に巻きつかれた山鳥が、羽を広げて蛇を切ったという。

蛇と山鳥とはどんな妖怪か
蛇と山鳥は、羽で蛇を切った鳥です。栃木県佐野市田沼町の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、國學院大學民俗学研究会「栃木県安蘇郡田沼町旧野上村」(『民俗採訪』國學院大學民俗学研究会、1967年)を典拠に、山鳥と蛇はたびたび争う。山鳥の巣に蛇が子を呑みに行き、蛇が親山鳥に巻きついた。山鳥が殺されるかと思ってみていたら、山鳥は急に羽を広げ、蛇を切ってしまった。1950年頃に見たことと記します。
見た人がいます。
記録は末尾に1950年頃に見たことと添えています。
この図鑑には大蝮蛇(茨城)も収めています。
蛇と山鳥の漢字表記と読み方
読みは「へびとやまどり」です。
データベースの呼称欄は「蛇,山鳥」と読点で分けて示します。
「山鳥」は、キジの仲間の鳥です。
「呑む」は、丸ごと飲み込むことです。
この図鑑には大蝮蛇(茨城)も収めています。
蛇と山鳥(へびとやまどり)
データベースの呼称欄は「蛇,山鳥」と分けて示します。
田沼町(たぬままち)
データベースが示す区町村名。いまの佐野市の一部です。
蛇と山鳥の姿と特徴
蛇と山鳥の話は、記録に短く書かれています。
いつものこと … 山鳥と蛇はたびたび争う。
蛇のしたこと … 山鳥の巣に子を呑みに行った。
次にしたこと … 親山鳥に巻きついた。
見ていた人の思い … 山鳥が殺されるかと思った。
山鳥のしたこと … 急に羽を広げた。
その結果 … 蛇を切ってしまった。
そのとき … 1950年頃に見たこと。
蛇の長さは書かれていません。
蛇と山鳥の伝承記録
たびたび争う
山鳥と蛇はたびたび争います。
続くのは争いです。
巣に来る蛇
山鳥の巣に蛇が子を呑みに行きました。
狙ったのは雛です。
親に巻きつく
蛇が親山鳥に巻きつきました。
巻いたのは蛇です。
羽で切る
山鳥が殺されるかと思ってみていたら、山鳥は急に羽を広げ、蛇を切ってしまいました。1950年頃に見たことです。
切ったのは羽です。
蛇と山鳥の伝承地域
公的データベースの地域欄は栃木県、市郡名の欄は佐野市、区町村名の欄は田沼町を示します。
報告の題は旧郡町村名で栃木県安蘇郡田沼町旧野上村と書かれています。
蛇と山鳥の正体と考えられているもの
蛇と山鳥は、羽で蛇を切った鳥です。
化けたものは出てきません。 語られているのは、何が起きたかと、いつ見たかです。
末尾に1950年頃に見たことと添えるところが、聞き書きらしい確かさです。
この図鑑には大蝮蛇(茨城)も収めています。
蛇と山鳥が登場する作品
蛇と山鳥を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは学生の調査報告です。
鳥が蛇を退けるという話は各地にあり、雛を守る親鳥の力として語られます。
蛇と山鳥が登場する調査報告
民俗採訪
國學院大學民俗学研究会が出した報告です。1967年の号に田沼町旧野上村が載ります。
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蛇と山鳥についてよくある質問
蛇と山鳥とは何ですか。
栃木県佐野市田沼町で見たと語られる、蛇と山鳥の争いです。
何が起きたのですか。
蛇が山鳥の巣に子を呑みに行き、親山鳥に巻きつきました。
山鳥はどうしましたか。
急に羽を広げ、蛇を切ってしまったといいます。
いつのことですか。
記録は1950年頃に見たことと添えています。
蛇と山鳥と併せて覚えたい言葉・用語
山鳥(やまどり)
キジの仲間の鳥です。
田沼町(たぬままち)
いまの栃木県佐野市の一部にあたる旧町名です。
安蘇郡(あそぐん)
かつて栃木県にあった郡です。
蛇と山鳥の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。