滋賀県米原市で、泉のほとりに夜な夜な出て通行人をたぶらかすと恐れられた化物。

Alpsdake 「五色の滝(滋賀県米原市甲津原)」 2014年 / CC BY-SA 3.0 出典
ショウド婆々とはどんな妖怪か
ショウド婆々はひとことで言えば、泉のほとりの化物です。滋賀県米原市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、水長双葉「姉川上流の伝説(2)」(『民俗文化』通巻178号、滋賀民俗学会、1978年、1688頁)を典拠に、甲賀橋付近の泉をシヨウド池という。昔から子の付近にはシヨウド婆々という化物が夜影に出ては通行人をたぶらかすといい、今なお暗夜には里人は恐れていると記します。
書かれた時点でも続いています。
「今なお」とあり、一九七八年の報告の時点で里人がまだ恐れていました。
ショウド婆々の漢字表記と読み方
ショウド婆々(しょうどばば)
日文研データベースが示す呼称。
シヨウド池(しょうどいけ)
出るとされる泉の名で、同じ語を冠します。
ショウド婆々の姿と特徴
ショウド婆々の姿は、記録に短く書かれています。
もの … 化物。
出る場所 … 甲賀橋付近のシヨウド池のあたり。
出る時 … 夜影。
すること … 通行人をたぶらかす。
今のこと … 暗夜には里人がなお恐れている。
背丈や顔つきは書かれていません。
ショウド婆々の伝承記録
シヨウド池
甲賀橋付近の泉をシヨウド池といいます。
池の名が先にあります。
夜影に出る
昔からこの付近にはシヨウド婆々という化物が夜影に出ては通行人をたぶらかすといいます。
出るのは夜だけです。
今なお恐れられる
今なお暗夜には里人は恐れています。
報告は一九七八年のものです。
ショウド婆々の伝承地域
公的データベースの地域欄は滋賀県米原市を示します。
典拠の論文名は姉川上流の伝説で、川ぞいの村々の話を集めたものです。
ショウド婆々の正体と考えられているもの
ショウド婆々は、泉のほとりに出るとされる化物です。
正体は書かれていません。 狸とも狐とも記されず、たぶらかすという一語だけが残ります。
報告の時点でも恐れは続いていました。
この図鑑にはしょうづがばばあ(茨城)も収めています。
ショウド婆々が登場する作品
ショウド婆々を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは滋賀の民俗学会の雑誌です。
池や泉のほとりに出る老婆の話は各地にあります。この図鑑にはしょうづがばばあ(茨城)も収めています。
ショウド婆々が登場する学会誌
民俗文化
滋賀民俗学会が出した雑誌です。1978年の号に姉川上流の伝説が載ります。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。
ショウド婆々についてよくある質問
ショウド婆々とは何ですか。
滋賀県米原市の泉のほとりに夜出て、通行人をたぶらかすと恐れられた化物です。
どこに出ますか。
甲賀橋付近のシヨウド池のあたりと記録されています。
いつ出ますか。
夜影に出ると記録されています。
今も恐れられていますか。
一九七八年の報告の時点で、暗夜には里人がなお恐れていると書かれています。
ショウド婆々と併せて覚えたい言葉・用語
たぶらかす(たぶらかす)
だまして迷わせることです。
姉川(あねがわ)
滋賀県北東部を流れて琵琶湖に注ぐ川です。
夜影(よかげ)
夜の暗がりのことです。
ショウド婆々の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。