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佐賀県

荒き神(あらきかみ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

荒き神  / アラキカミ

神になった妖怪 各地の伝説

佐賀の地名の由来。川の上の神が往来の人の半分を殺したが、土の馬人形を供えると止んだ。

荒き神とはどんな妖怪か

荒き神は、往来の人を殺した川の神です。佐賀県の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、村上辰午郎佐賀の名称の起り」(『旅と伝説』三元社、1933年)を典拠に、ある川の上に荒き神が住んでいて、往来の人の半分は殺された。2人の女が占ったところ、下田村の土で馬や人の形を作って神に供えると良いというので、その通りにすると殺される人がなくなったと記します。

その占いが地名になりました。

占わせた人は二人を誉め、土地の名を賢女(サカシメ)とした。それが佐賀という地名の由来であると結ばれます。

この図鑑には藪神様(佐賀)も収めています。

荒き神の漢字表記と読み方

読みは「あらきかみ」です。

「往来」は、人が行き来することです。

「賢女」は、かしこい女という意味です。

記録は、これが佐賀という地名のもとだと書いています。

この図鑑には藪神様(佐賀)も収めています。

荒き神(あらきかみ)

日文研データベースが示す呼称です。

賢女(さかしめ)

記録が示す、土地に与えられた名です。

下田村(しもだむら)

記録が示す、土を取った村の名です。

荒き神の姿と特徴

荒き神の話は、記録に順を追って書かれています。

いた場所 … ある川の上。
していたこと … 往来の人の半分を殺した。
占った人 … 2人の女。
占いの答え … 下田村の土で馬や人の形を作って神に供えると良い。
したこと … その通りにした。
その結果 … 殺される人がなくなった。
占わせた人のしたこと … 二人を誉めた。
与えた名 … 賢女(サカシメ)。
その後 … それが佐賀という地名の由来。

神の姿は書かれていません。

荒き神の伝承記録

  1. 川の上の荒き神
  2. 往来の半分が死ぬ
  3. 二人の女の占い
  4. 殺される人がなくなる
  5. 賢女という名

川の上の荒き神

ある川の上に荒き神が住んでいました。

いたのは川の上です。

往来の半分が死ぬ

往来の人の半分は殺されました。

失われたのは通る人の半分です。

二人の女の占い

2人の女が占ったところ、下田村の土で馬や人の形を作って神に供えると良いといいました。

示されたのは土の形代です。

殺される人がなくなる

その通りにすると殺される人がなくなりました。

止んだのは供えてからです。

賢女という名

占わせた人は二人を誉め、土地の名を賢女(サカシメ)としました。それが佐賀という地名の由来です。

残ったのは土地の名です。

荒き神の伝承地域

公的データベースの地域欄は佐賀県を示します。市郡名の欄は空欄です。

土を取ったという下田村が今のどこにあたるかは書かれていません。

佐賀県(さがけん)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

佐賀県の所在地:佐賀県

報告は佐賀の名称の起こりを扱ったものです。

市郡名の欄は空欄で、川の名も示されていません。

荒き神の正体と考えられているもの

荒き神は、往来の人を殺した川の神です

退治される話ではありません。 語られているのは、何を供えれば止むかと、占った人がどう報われたかです。

供えたのは土で作った馬や人の形で、生きものの代わりに置かれています。

この図鑑には藪神様(佐賀)も収めています。

荒き神が登場する作品

荒き神を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の雑誌の報告です。

荒ぶる神に形代を供えて鎮める話は肥前国風土記にも見え、地名の由来として語られてきました。

荒き神が登場する雑誌

旅と伝説

三元社が出した雑誌です。1933年の号に佐賀の名称の起こりが載ります。

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荒き神についてよくある質問

荒き神とは何ですか。

佐賀県に伝わる、ある川の上に住んで往来の人の半分を殺したという神です。

どうやって鎮めたのですか。

下田村の土で馬や人の形を作って供えると、殺される人がなくなったといいます。

誰が占ったのですか。

二人の女が占ったと記録されています。

佐賀という地名との関わりは何ですか。

占った二人を誉めて土地の名を賢女としたのが由来だといいます。

荒き神と併せて覚えたい言葉・用語

往来(おうらい)

人が行き来することです。

形代(かたしろ)

人や物の代わりに供える形のことです。

賢女(さかしめ)

かしこい女という意味の古い言葉です。

荒き神の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「荒き神」