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大阪府

幼児の首(ようじのくび)とはどんな妖怪か|姿と伝承

幼児の首  / ヨウジノクビ

幽霊と霊 各地の伝説

大阪府堺市で、和薬屋の屋根看板に鈴なりになっていると噂され、人が目をつむって通った首。

幼児の首の姿を描いた図

Laitche 「大仙公園の日本庭園(大阪府堺市)」 2018年 / CC BY-SA 4.0 出典

幼児の首とはどんな妖怪か

幼児の首は、噂として語られたものです。大阪府堺市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、川崎巨泉堺の怪談」(『郷土研究上方』上方郷土研究会、1933年)を典拠に、堕胎薬を売っている和薬屋の屋根看板の周囲には、堕された胎児の首がいくつも鈴なりになっていると噂され、ここを通る時人々は恐ろしくて目をつむって歩いた。このことは、通りがかりの僧が指摘したことに端を発するというと記します。

言い出した人がいます。

この噂は、通りがかりの僧が指摘したことに端を発するというのです。

この図鑑には産女(各地)も収めています。

幼児の首の漢字表記と読み方

読みは「ようじのくび」です。

「和薬」は日本で作られた薬のことです。

「屋根看板」は屋根の上に立てた看板です。

「鈴なり」は、たくさん連なっているようすです。

この図鑑には産女(各地)も収めています。

幼児の首(ようじのくび)

日文研データベースが示す呼称。

和薬屋(わやくや)

記録が示す、その店の呼び方です。

幼児の首の姿と特徴

幼児の首の噂は、記録に短く書かれています。

その店 … 堕胎薬を売っている和薬屋。
その場所 … 屋根看板の周囲。
あるとされたもの … 堕された胎児の首がいくつも鈴なり。
人のふるまい … 恐ろしくて目をつむって歩いた。
噂の始まり … 通りがかりの僧が指摘したこと。

首の姿は書かれていません。

幼児の首の伝承記録

  1. 屋根看板の周囲
  2. 目をつむって歩く
  3. 僧が指摘する

屋根看板の周囲

堕胎薬を売っている和薬屋の屋根看板の周囲に、いくつも鈴なりになっていると噂されました。

あるとされたのは看板のまわりです。

目をつむって歩く

ここを通る時人々は恐ろしくて目をつむって歩きました。

避けたのは見ることです。

僧が指摘する

このことは、通りがかりの僧が指摘したことに端を発するといいます。

言い出したのはです。

幼児の首の伝承地域

公的データベースの地域欄は大阪府堺市を示します。

論文名は堺の怪談です。

堺(さかい)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

堺の所在地:大阪府堺市

報告は上方郷土研究会の郷土研究上方によります。

論文名は堺の怪談です。

幼児の首の正体と考えられているもの

幼児の首は、噂として語られたものです

見たという人は出てきません。 語られているのは、どこにあるとされたかと、誰が言い出したかです。

噂の出どころが通りがかりの僧と書き留められているところが、この記録の細かさです。

この図鑑には産女(各地)も収めています。

幼児の首が登場する作品

幼児の首を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の郷土雑誌です。

特定の店にまつわる怖い噂は町に多く、通りかかった僧の言葉から広がる形をとります。

幼児の首が登場する雑誌

郷土研究上方

上方郷土研究会が出した雑誌です。1933年の号に堺の怪談が載ります。

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幼児の首についてよくある質問

幼児の首とは何ですか。

大阪府堺市で、和薬屋の屋根看板の周囲にあると噂されたものです。

人はどうしましたか。

ここを通る時、恐ろしくて目をつむって歩いたといいます。

噂の始まりは。

通りがかりの僧が指摘したことに端を発すると記録されています。

見た人はいますか。

記録には書かれていません。

幼児の首と併せて覚えたい言葉・用語

和薬(わやく)

日本で作られた薬のことです。

屋根看板(やねかんばん)

屋根の上に立てた看板です。

鈴なり(すずなり)

たくさん連なっているようすです。

幼児の首の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「幼児の首」