大阪府和泉市で、物の下から覗けば化けた狐を見破れるとされた古い言い伝え。

狐の窓とはどんな妖怪か
狐の窓はひとことで言えば、見破るための覗き方です。大阪府和泉市の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、喜多村筠庭「嬉遊笑覧」(『日本随筆大成別巻』吉川弘文館、1979年)を典拠に、篠田で夫の歌に返歌をした妻を、ある僧侶が怪しんで袖の下から覗いたところ狐であった。物の下から覗いたら化けている狐を見破れると昔から言われていると記します。
道具は要りません。
使ったのは自分の袖でした。 その下から覗くだけで、化けた姿が解けています。
狐の窓の漢字表記と読み方
狐の窓(きつねのまど)
指を組んで作る隙間から覗く作法の呼び名です。
袖の下から覗く(そでのしたからのぞく)
記録に書かれている見破り方です。
狐の窓の姿と特徴
狐の窓の話は、記録に短く書かれています。
場所 … 篠田。
あやしまれた人 … 夫の歌に返歌をした妻。
あやしんだ人 … ある僧侶。
したこと … 袖の下から覗いた。
見えたもの … 狐であった。
言い伝え … 物の下から覗いたら化けている狐を見破れる。
狐の毛色や大きさは書かれていません。
狐の窓の伝承記録
返歌をした妻
篠田で夫の歌に返歌をした妻がいました。
歌があやしまれる元になっています。
袖の下から覗く
ある僧侶が怪しんで袖の下から覗きました。
使ったのは着ているものだけです。
狐であった
覗いたところ狐でした。
覗いたその場で分かっています。
昔からの言い伝え
物の下から覗いたら化けている狐を見破れると昔から言われています。
書き手も昔からと記しています。
狐の窓の伝承地域
公的データベースの地域欄は大阪府和泉市を示します。
記録の篠田は和泉市の信太のことで、葛の葉の狐の舞台として知られます。
狐の窓の正体と考えられているもの
狐の窓は、化けを見破る作法です。
追い払う話ではありません。 語られているのは、どうすれば見破れるかという手だけです。
必要なのは物の下から覗くことだけでした。
狐の窓が登場する作品
狐の窓を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは日本随筆大成に収められた嬉遊笑覧です。
篠田(信太)の狐は葛の葉の伝説で知られ、浄瑠璃や歌舞伎にも取り上げられました。
狐の窓が登場する随筆
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狐の窓についてよくある質問
狐の窓とは何ですか。
物の下から覗けば化けた狐を見破れるとされた言い伝えです。
どう覗くのですか。
記録では僧侶が袖の下から覗いたとされます。指を組んで隙間を作る作法もあります。
篠田はどこですか。
大阪府和泉市の信太のことです。
妻はどうなりましたか。
記録は覗いたところ狐であったと記すのみです。
狐の窓と併せて覚えたい言葉・用語
返歌(へんか)
贈られた歌に対して返す歌のことです。
葛の葉(くずのは)
信太の森の狐が女に化けたとされる伝説の名です。
嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)
喜多村筠庭が江戸の風俗をまとめた随筆です。
狐の窓の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。