沖縄県谷茶で、旧暦五月四日にハーリー舟の競渡の前に祈る竜宮の神。爬竜船行事は全域で見られる。
谷茶ウフヌシとはどんな妖怪か
谷茶ウフヌシは、舟を出す前に祈る神です。沖縄県の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、下野敏見「南西諸島の海神信仰」(『国立民族学博物館研究報告別冊』国立民族学博物館、1986年)を典拠に、引用文献に『中山世譜』『球陽』を挙げて、爬竜船行事は沖縄県全域で見られる。谷茶では旧暦5月4日に竜宮の神である谷茶ウフヌシに祈った後、ハーリー舟による競渡を行うと記します。
順番が決まっています。
祈った後にハーリー舟による競渡を行うのです。
この図鑑にはものをいう魚(沖縄)も収めています。
谷茶ウフヌシの漢字表記と読み方
読みは「たんちゃうふぬし」です。
「ウフヌシ」は沖縄の言葉で大主、大きな主のことです。
「爬竜船」は、竜をかたどった舟のことです。
「競渡」は、舟を漕いで速さを競うことです。
この図鑑にはものをいう魚(沖縄)も収めています。
谷茶ウフヌシ(たんちゃうふぬし)
日文研データベースが示す呼称。
竜神の神(りゅうぐうのかみ)
データベースが並べて示す呼称。読み欄はリュウグウノカミです。
谷茶ウフヌシの姿と特徴
谷茶ウフヌシの話は、記録に短く書かれています。
その行事 … 爬竜船行事。
その広がり … 沖縄県全域で見られる。
その場所 … 谷茶。
その日 … 旧暦5月4日。
祈る相手 … 竜宮の神である谷茶ウフヌシ。
そのあとすること … ハーリー舟による競渡。
谷茶ウフヌシの姿は書かれていません。
谷茶ウフヌシの伝承記録
沖縄全域の行事
爬竜船行事は沖縄県全域で見られます。
広がるのは県全域です。
旧暦五月四日
谷茶では旧暦5月4日に行います。
決まっているのは日取りです。
祈ってから漕ぐ
竜宮の神である谷茶ウフヌシに祈った後、ハーリー舟による競渡を行います。
先にするのは祈りです。
谷茶ウフヌシの伝承地域
公的データベースの地域欄は沖縄県までで、市郡までは示されていません。
データベースは引用文献に『中山世譜』『球陽』を挙げています。
谷茶ウフヌシの正体と考えられているもの
谷茶ウフヌシは、舟を出す前に祈る神です。
姿は出てきません。 語られているのは、いつ祈るかと、そのあと何をするかです。
競渡の前に必ず祈るという順が、海神への信仰として報告されています。
この図鑑にはものをいう魚(沖縄)も収めています。
谷茶ウフヌシが登場する作品
谷茶ウフヌシを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは博物館の研究報告です。
ハーリーは沖縄の各地で旧暦五月に行われる舟の行事で、豊漁と海の安全を祈ります。
谷茶ウフヌシが登場する調査報告
国立民族学博物館研究報告別冊
国立民族学博物館が1986年に出した報告です。南西諸島の海神信仰を扱います。
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谷茶ウフヌシについてよくある質問
谷茶ウフヌシとは何ですか。
沖縄県谷茶でまつられる竜宮の神です。
いつ祈るのですか。
旧暦五月四日です。
そのあと何をしますか。
ハーリー舟による競渡を行います。
爬竜船行事とは。
竜をかたどった舟の行事で、沖縄県全域で見られます。
谷茶ウフヌシと併せて覚えたい言葉・用語
ウフヌシ(うふぬし)
沖縄の言葉で大主、大きな主のことです。
ハーリー(はーりー)
沖縄の舟漕ぎ行事のことです。
競渡(きょうと)
舟を漕いで速さを競うことです。
谷茶ウフヌシの参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。