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岡山県

ワカドシさん(わかどしさん)とはどんな妖怪か|姿と伝承

ワカドシさん  / ワカドシサン

神になった妖怪 各地の伝説

岡山県新見市で、足が片方のみという年神。年棚に片方の草履を供え、それを持てば失せた牛馬が見つかる。

ワカドシさんの姿を描いた図

Kazmesh 「新見御殿町の町並み(岡山県新見市)」 2018年 / CC BY-SA 4.0 出典

ワカドシさんとはどんな妖怪か

ワカドシさんは、片足の年神です。岡山県新見市の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、渡邊昭五春を招く民俗(その二)」(『伝承文学研究』むつひ会、1962年)を典拠に、引用文献に『民間伝承16の2』を挙げて、年神であるワカドシさんは足が片方のみだからといって年棚に草履の片方を作り供えるが、牛馬を失ったときこの草履を持って探しにいけば必ずみつかると記します。

供え物に働きがあります。

牛馬を失ったとき、この草履を持って探しにいけば必ずみつかるのです。

この図鑑には一本だたら(各地)も収めています。

ワカドシさんの漢字表記と読み方

読みは「わかどしさん」です。

「年神」は、正月に家へ迎える神です。

「年棚」は、その年神をまつるために設ける棚です。

「草履」は、わらなどで編んだ履き物です。

この図鑑には一本だたら(各地)も収めています。

ワカドシさん(わかどしさん)

日文研データベースが示す呼称。

年棚(としだな)

記録が示す、年神をまつる棚です。

ワカドシさんの姿と特徴

ワカドシさんの話は、記録に短く書かれています。

その正体 … 年神。
その体 … 足が片方のみ。
供える場所 … 年棚。
供えるもの … 草履の片方。
使うとき … 牛馬を失ったとき。
する事 … この草履を持って探しにいく。
その結果 … 必ずみつかる。

ワカドシさんの顔かたちは書かれていません。

ワカドシさんの伝承記録

  1. 足が片方のみ
  2. 片方の草履を供える
  3. 牛馬を探す

足が片方のみ

年神であるワカドシさんは足が片方のみだといいます。

片方しかないのはです。

片方の草履を供える

だからといって年棚に草履の片方を作り供えます。

合わせるのはです。

牛馬を探す

牛馬を失ったときこの草履を持って探しにいけば必ずみつかります。

持っていくのはその草履です。

ワカドシさんの伝承地域

公的データベースの地域欄は岡山県、市郡名の欄は新見市を示します。

論文名は春を招く民俗で、正月の習わしを集めた報告です。

新見市(にいみし)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

新見市の所在地:岡山県新見市

報告はむつひ会の伝承文学研究によります。

記録は『民間伝承16の2』を引いています。

ワカドシさんの正体と考えられているもの

ワカドシさんは、片足の年神です

恐ろしいものではありません。 語られているのは、体がどうであるかと、供え物が何に効くかです。

体に合わせて片方だけ供えた草履が、失せ物探しの道具になるという運びです。

この図鑑には一本だたら(各地)も収めています。

ワカドシさんが登場する作品

ワカドシさんを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは伝承文学の雑誌です。

片足の神の話は各地にあり、片方の履き物や片目のものを供える習わしを生みました。

ワカドシさんが登場する学会誌

伝承文学研究

むつひ会が出した雑誌です。1962年の号に春を招く民俗が載ります。

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ワカドシさんについてよくある質問

ワカドシさんとは何ですか。

岡山県新見市で、足が片方のみとされる年神です。

何を供えるのですか。

年棚に草履の片方を作って供えます。

その草履は何に使いますか。

牛馬を失ったとき、持って探しにいけば必ずみつかるといいます。

年神とは何ですか。

正月に家へ迎える神のことです。

ワカドシさんと併せて覚えたい言葉・用語

年神(としがみ)

正月に家へ迎える神です。

年棚(としだな)

年神をまつるために設ける棚です。

新見市(にいみし)

岡山県北西部の市です。

ワカドシさんの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「ワカドシさん」