奈良県で、光仁天皇が即位する前にはやった歌。諱の白壁の字が織り込まれ、登極の徴とされた。
童謡とはどんな妖怪か
童謡は、先を告げる歌です。奈良県の話です。
国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、契沖「河社」(『日本随筆大成第二期』吉川弘文館、1974年)を典拠に、引用文献に『続日本紀』を挙げて、光仁天皇がまだ天皇位になかった頃、ある童謡がはやった。この童謡には天皇の諱である白壁の字が織り込まれ、それは天皇に登極する徴とされたと記します。
織り込まれていたのは名です。
歌には天皇の諱である白壁の字が織り込まれていました。
この図鑑には能因法師の歌(静岡)も収めています。
童謡の漢字表記と読み方
読みは「わざうた」です。
いまの「どうよう」ではなく、時世を告げる歌をこう読みます。
「諱」は、生前の本名のことです。
「登極」は、天皇の位につくことです。
この図鑑には能因法師の歌(静岡)も収めています。
童謡(わざうた)
日文研データベースが示す呼称。いまの「どうよう」とは読みが違います。
河社(かわやしろ)
論文名です。
童謡の姿と特徴
童謡の話は、記録に短く書かれています。
そのころ … 光仁天皇がまだ天皇位になかった頃。
起きたこと … ある童謡がはやった。
織り込まれていたもの … 天皇の諱である白壁の字。
その受け止め … 天皇に登極する徴。
歌の全文は書かれていません。
童謡の伝承記録
位につく前
光仁天皇がまだ天皇位になかった頃のことです。
まだだったのは即位です。
はやった歌
ある童謡がはやりました。
広まったのは歌です。
白壁の字
この童謡には天皇の諱である白壁の字が織り込まれ、それは天皇に登極する徴とされました。
隠されていたのは名です。
童謡の伝承地域
公的データベースの地域欄は奈良県までで、市郡までは示されていません。
光仁天皇の代は都が奈良にあったころにあたります。
童謡の正体と考えられているもの
童謡は、先を告げる歌です。
姿を持つものではありません。 語られているのは、何が織り込まれていたかと、それをどう読んだかです。
後から振り返って徴と読むところが、童謡の語られ方です。
この図鑑には能因法師の歌(静岡)も収めています。
童謡が登場する作品
童謡を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは随筆を集めた叢書です。
童謡は古い史書にたびたび現れ、世の移り変わりを告げる歌として書き留められました。
童謡が登場する随筆
日本随筆大成第二期
吉川弘文館が1974年に出した叢書です。契沖の河社を収めます。
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童謡についてよくある質問
童謡とは何ですか。
ここでは「わざうた」と読み、時世を告げる歌のことです。
いつのことですか。
光仁天皇がまだ天皇位になかった頃です。
何が織り込まれていたのですか。
天皇の諱である白壁の字です。
どう受け取られたのですか。
天皇に登極する徴とされました。
童謡と併せて覚えたい言葉・用語
童謡(わざうた)
時世を告げる歌のことです。
諱(いみな)
生前の本名のことです。
登極(とうきょく)
天皇の位につくことです。
童謡の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。