本文へ移動

長崎県

竜宮さん(りゅうぐうさん)とはどんな妖怪か|姿と伝承

竜宮さん  / リュウグウサン

神になった妖怪 各地の伝説

長崎県五島市三井楽町で、同じ船の網に何度もかかった四足の魚。祀ると猟師の病が治ったという。

竜宮さんの姿を描いた図

kiyoojapan 「嵯峨島の西海岸(長崎県五島市三井楽町)」 2012年 / CC BY-SA 3.0 出典

竜宮さんとはどんな妖怪か

竜宮さんは、祀って治った四足の魚です。長崎県五島市三井楽町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、関山守彌昔話と民俗―五島嵯峨島の場合―」(『日本民俗学』日本民俗学会、1976年)を典拠に、海で四足の魚が何度も同じ船の網にかかった。その猟師が病気になったので四足の魚を祀ると治った。ゆえに竜宮さんとして崇めると記します。

同じ船にかかりました。

四足の魚が何度も同じ船の網にかかったのです。

この図鑑にはものをいう魚(沖縄)も収めています。

竜宮さんの漢字表記と読み方

読みは「りゅうぐうさん」です。

「四足の魚」は、足のように見えるひれを持つ魚のことです。

「崇める」は、うやまってまつることです。

論文名の「嵯峨島」は三井楽町の沖にある島です。

この図鑑にはものをいう魚(沖縄)も収めています。

竜宮さん(りゅうぐうさん)

日文研データベースが示す呼称。

嵯峨島(さがのしま)

論文名が示す、三井楽町の沖の島です。

竜宮さんの姿と特徴

竜宮さんの話は、記録に短く書かれています。

かかったもの … 四足の魚。
その場所 … 海。
その頻度 … 何度も同じ船の網に。
起きたこと … その猟師が病気になった。
したこと … 四足の魚を祀った。
その結果 … 治った。
その後 … 竜宮さんとして崇める。

四足の魚の大きさは書かれていません。

竜宮さんの伝承記録

  1. 同じ船の網に
  2. 猟師が病む
  3. 祀ると治る

同じ船の網に

海で四足の魚が何度も同じ船の網にかかりました。

かかったのは同じ船です。

猟師が病む

その猟師が病気になりました。

倒れたのはです。

祀ると治る

四足の魚を祀ると治りました。ゆえに竜宮さんとして崇めます。

効いたのはまつりです。

竜宮さんの伝承地域

公的データベースの地域欄は長崎県、市郡名の欄は五島市、区町村名の欄は三井楽町を示します。

論文名の嵯峨島は、三井楽町の沖にある島です。

三井楽町(みいらくちょう)

日文研データベースが示す伝承地域

地図で開く

三井楽町の所在地:長崎県五島市三井楽町

報告は日本民俗学会の日本民俗学によります。

論文名は五島嵯峨島の場合です。

竜宮さんの正体と考えられているもの

竜宮さんは、祀って治った四足の魚です

害をなす姿では語られていません。 語られているのは、何度かかったかと、祀るとどうなったかです。

同じ船にばかりかかることを知らせと読んだところが、この話の受け止め方です。

この図鑑にはものをいう魚(沖縄)も収めています。

竜宮さんが登場する作品

竜宮さんを単独で扱った本は見当たりません。読めるのは民俗学会の雑誌です。

珍しい魚を海の神として祀るという習わしは各地の漁村にあります。

竜宮さんが登場する学会誌

日本民俗学

日本民俗学会が出した雑誌です。1976年の号に五島嵯峨島の報告が載ります。

九州の妖怪の本を探す

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

竜宮さんについてよくある質問

竜宮さんとは何ですか。

長崎県五島市三井楽町で、四足の魚をまつったものです。

何が起きたのですか。

四足の魚が何度も同じ船の網にかかりました。

猟師はどうなりましたか。

病気になり、四足の魚を祀ると治ったといいます。

いまはどう扱われていますか。

竜宮さんとして崇められています。

竜宮さんと併せて覚えたい言葉・用語

三井楽町(みいらくちょう)

長崎県五島市の地区の名です。

嵯峨島(さがのしま)

三井楽町の沖にある島です。

竜宮(りゅうぐう)

海の底にあると語られる宮です。

竜宮さんの参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「竜宮さん」