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長崎県

天草四郎の妖術(あまくさしろうのようじゅつ)とはどんな妖怪か|姿と伝承

天草四郎の妖術  / アマクサシロウノヨウジュツ

人型の妖怪 各地の伝説

長崎県雲仙市小浜町の伝説。撃たれて沖に浮かぶ海鳥を、天草四郎が手招きで岸へ寄せたという。

天草四郎の妖術の姿を描いた図

663highland 「雲仙地獄(長崎県雲仙市小浜町)」 2014年 / CC BY 2.5 出典

天草四郎の妖術とはどんな妖怪か

天草四郎の妖術は、手招きで鳥を寄せた話です。長崎県雲仙市小浜町の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、大庭耀千々石灘沿岸伝説」(『旅と伝説』三元社、1928年)を典拠に、寛永末期、木指の海岸近くの林の3人の浪人がいた。そのうちのひとり、下釘金作が鉄砲で沖に浮かんでいた海鳥を撃ったと記します。

動いたのは死んだ鳥です。

それを同じくそのうちのひとりであった天草四郎が手を挙げて差し招くと、死んでいるはずの海鳥が吸い寄せられるように海岸まで動いてきたというと続きます。

この図鑑には六角井戸(長崎)も収めています。

天草四郎の妖術の漢字表記と読み方

読みは「あまくさしろうのようじゅつ」です。

データベースの呼称欄は「天草四郎,妖術」と二つを並べています。

「寛永」は1624年から1644年までの年号です。

「差し招く」は、手を差し出して招くことです。

この図鑑には六角井戸(長崎)も収めています。

天草四郎の妖術(あまくさしろうのようじゅつ)

データベースの呼称欄は「天草四郎,妖術」と示します。

木指(きさし)

記録が示す、浪人たちがいた海岸の名です。

下釘金作(しもくぎきんさく)

記録が示す、鉄砲を撃った浪人の名です。

天草四郎の妖術の姿と特徴

天草四郎の妖術の話は、記録に順を追って書かれています。

そのころ … 寛永末期。
その場所 … 木指の海岸近くの林。
いた人 … 3人の浪人。
そのひとり … 下釘金作。
したこと … 鉄砲で沖に浮かんでいた海鳥を撃った。
もうひとり … 天草四郎。
したこと … 手を挙げて差し招いた。
起きたこと … 死んでいるはずの海鳥が吸い寄せられるように海岸まで動いてきた。

術の名も唱えごとも書かれていません。

天草四郎の妖術の伝承記録

  1. 木指の三人の浪人
  2. 海鳥を撃つ
  3. 手を挙げて招く
  4. 寄ってくる海鳥

木指の三人の浪人

寛永末期、木指の海岸近くの林に3人の浪人がいました。

いたのは海の近くの林です。

海鳥を撃つ

そのうちのひとり、下釘金作が鉄砲で沖に浮かんでいた海鳥を撃ちました。

撃たれたのは沖の鳥です。

手を挙げて招く

同じくそのうちのひとりであった天草四郎が手を挙げて差し招きました。

したのは手招きだけです。

寄ってくる海鳥

死んでいるはずの海鳥が吸い寄せられるように海岸まで動いてきたといいます。

動いたのは死んだ鳥です。

天草四郎の妖術の伝承地域

公的データベースの地域欄は長崎県、市郡名の欄は雲仙市、区町村名の欄は小浜町を示します。

報告の題は千々石灘沿岸伝説で、湾に沿った土地の話を集めたものです。

木指(きさし)

記録が示す場所

地図で開く

木指の所在地:長崎県雲仙市小浜町

記録は木指の海岸近くの林と書いています。

千々石灘に面した海岸です。

天草四郎の妖術の正体と考えられているもの

天草四郎の妖術は、手招きで鳥を寄せた話です

戦の場面ではありません。 語られているのは、撃たれた鳥が沖に浮かんでいたことと、手招きだけで岸まで来たことです。

島原の乱の前に浪人として土地にいたという形で語られています。

この図鑑には六角井戸(長崎)も収めています。

天草四郎の妖術が登場する作品

天草四郎の妖術を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の雑誌の報告です。

天草四郎が術を使うという伝えは島原半島や天草に多く、乱の前の日々を語るものが目立ちます。

天草四郎の妖術が登場する雑誌

旅と伝説

三元社が出した雑誌です。1928年の号に千々石灘沿岸の伝説が載ります。

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天草四郎の妖術についてよくある質問

天草四郎の妖術とは何ですか。

長崎県雲仙市小浜町の伝説で、撃たれた海鳥を手招きで岸へ寄せたという話です。

いつの話ですか。

寛永末期のこととされています。

誰が海鳥を撃ったのですか。

浪人のひとり、下釘金作が鉄砲で撃ったといいます。

海鳥はどうなりましたか。

吸い寄せられるように海岸まで動いてきたといいます。

天草四郎の妖術と併せて覚えたい言葉・用語

寛永(かんえい)

1624年から1644年までの年号です。

浪人(ろうにん)

仕える主を持たない武士のことです。

千々石灘(ちぢわなだ)

島原半島の西側にある海です。

天草四郎の妖術の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「天草四郎,妖術」