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長野県

阿弥陀如来(あみだにょらい)とはどんな妖怪か|姿と伝承

阿弥陀如来  / アミダニョライ

そのほか 各地の伝説

長野県の話。善光寺に祈った男の供養に僧が現れ、湯に入れると金色の阿弥陀如来であった。

阿弥陀如来の姿を描いた図

Suicasmo 「善光寺の本堂(長野県長野市)」 2020年 / CC BY-SA 4.0 出典

阿弥陀如来とはどんな妖怪か

阿弥陀如来は、導師になろうと言った僧です。長野県の話です。

国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースは、柳田国男絵姿女房説話―昔話新釈の五―」(『旅と伝説』三元社、1930年)を典拠に、白介翁は信濃に流された都人の子であった。父母の菩提の為に供養をしていたが、導師も布施物もなかった。そこで善光寺に7日7夜の祈願をこめたところ、満願の朝にひとりの僧が導師になろうと言ったと記します。

正体は湯殿で知れました。

千日の湯に入れると浴室の隙間から異香がもれてくる。怪しんで見てみると、そこには金色の阿弥陀如来がいたというと結ばれます。

この図鑑には箭篦竹(長野)も収めています。

阿弥陀如来の漢字表記と読み方

読みは「あみだにょらい」です。

「菩提」は、亡くなった人の冥福のことです。

「布施物」は、僧に供える品のことです。

「異香」は、この世のものとは思えない良い香りです。

この図鑑には箭篦竹(長野)も収めています。

阿弥陀如来(あみだにょらい)

日文研データベースが示す呼称です。

白介翁(はくかいおう)

記録が示す、供養をしていた人の名です。

導師(どうし)

記録が示す、法要を導く僧のことです。

阿弥陀如来の姿と特徴

阿弥陀如来の話は、記録に順を追って書かれています。

その人 … 白介翁。
その素性 … 信濃に流された都人の子。
していたこと … 父母の菩提の為の供養。
足りなかったもの … 導師も布施物も。
したこと … 善光寺に7日7夜の祈願をこめた。
満願の朝のこと … ひとりの僧が導師になろうと言った。
したこと … 千日の湯に入れた。
気づいたこと … 浴室の隙間から異香がもれてくる。
見えたもの … 金色の阿弥陀如来。

僧が去った先は書かれていません。

阿弥陀如来の伝承記録

  1. 導師も布施物もない
  2. 善光寺に祈る
  3. 満願の朝の僧
  4. 湯殿の異香
  5. 金色の阿弥陀如来

導師も布施物もない

白介翁は父母の菩提の為に供養をしていましたが、導師も布施物もありませんでした。

足りなかったのは人と品です。

善光寺に祈る

そこで善光寺に7日7夜の祈願をこめました。

続けたのは七日七夜です。

満願の朝の僧

満願の朝にひとりの僧が導師になろうと言いました。

現れたのは見知らぬ僧です。

湯殿の異香

千日の湯に入れると浴室の隙間から異香がもれてきました。

もれたのは香りです。

金色の阿弥陀如来

怪しんで見てみると、そこには金色の阿弥陀如来がいたといいます。

そこにいたのはです。

阿弥陀如来の伝承地域

公的データベースの地域欄は長野県を示します。市郡名の欄は空欄です。

祈った先は善光寺で、白介翁の住まいがどこかは書かれていません。

善光寺(ぜんこうじ)

記録が示す場所

地図で開く

善光寺の所在地:長野県長野市元善町

記録は善光寺に祈願をこめたと記します。

宗派を問わず参られてきた寺です。

阿弥陀如来の正体と考えられているもの

阿弥陀如来は、導師になろうと言った僧です

はじめは仏と分かりません。 語られているのは、祈りのあとに現れたことと、湯殿で正体が知れたことです。

気づかせたのは隙間からもれた香りで、姿より先に匂いが伝わっています。

この図鑑には箭篦竹(長野)も収めています。

阿弥陀如来が登場する作品

阿弥陀如来を単独で扱った本は見当たりません。読めるのは戦前の雑誌に載った論考です。

祈りに応じて僧が現れ、あとで仏と知れる話は各地にあり、湯殿や食事の席で正体が明かされます。

阿弥陀如来が登場する雑誌

旅と伝説

三元社が出した雑誌です。1930年の号に柳田国男の昔話新釈が載ります。

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阿弥陀如来についてよくある質問

この阿弥陀如来の話とは何ですか。

長野県の話で、供養の導師として現れた僧が金色の阿弥陀如来だったというものです。

白介翁とは誰ですか。

信濃に流された都人の子だと記録されています。

どうやって正体が知れたのですか。

千日の湯に入れたところ、浴室の隙間から異香がもれてきたためです。

誰が書き残しましたか。

柳田国男が雑誌「旅と伝説」に書いた論考に載ります。

阿弥陀如来と併せて覚えたい言葉・用語

菩提(ぼだい)

亡くなった人の冥福のことです。

導師(どうし)

法要を導く僧のことです。

異香(いきょう)

この世のものとは思えない良い香りです。

阿弥陀如来の参考資料

この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。

  1. 国際日本文化研究センター「阿弥陀如来」